次回作 序章
- 2016/10/16
- 08:20
――奴はいきなり現れる。
ある日、自著のページをチェックしていると匿名レビュアーの書評があった。お察しの通り、レビューの内容は悪意に満ちたものになっている。
明白に感じられる怨みつらみ嫉み嫉みそして嫉み。作品に直接は関係ない作者のパーソナリティーにまで、レビューという体裁をつくろって好き勝手慇懃なる罵詈雑言を書き連ねている。なんなんだ貴様は。
作者への怨み節が全開でも、読者はそんな事知ったこっちゃない。低レビューの付いた作品には見向きもせず、駄作と決め付けて去って行く。厳しいけれど、これが忙しい読者の現実である。何ヶ月もかけて書いた作品は、たった一人の悪意で陽の目を見なくなる。
一体私が何をしたというのか。
たしかにブログで乱暴者のキャラを演じた事はある。それも結構な頻度でだが。
それにしてもだ。表舞台で見せる高慢さはテレビ的なキャラクターなのに。大人なら理解出来るだろうと思っても、見知らぬ相手はそれを文字通りに解釈して潰しにかかる。
最近、あらゆるストアで某掲示板の名無し文化に根付いたハンドルネームが増えてきた気がする。「反論したって無駄ですよ」という言外の意味が込められたハンドルネーム。山田太郎やジョン・ドゥを思わせるレビュアーは、音の響きからは個性を消しながら、その実強烈なまでに自己主張をしている。率直な感想を申し上げると、どいつも陰湿なくせに自意識ばかりが悪目立ちしていかにも気持ち悪い。
いつからこうなってしまったのか?
かつては個人出版の作品にも毀誉褒貶色々なレビューが付いていた。だが、最近のレビューはどちらかと言うと調子に乗っている個人作家への懲罰的なニュアンスで使われているケースが多いように感じる。たまに褒めるレビュアーが出てきても、誰かの自意識に喰われては割と早く界隈を去って行く。結果として名指しで批判出来ない匿名レビュアーばかりが幅を利かせている。
さて、この匿名レビュアーの暗躍は個人出版界に暗い影を落としてはいまいか。私は何も警察ではないが、この状況には何らかの形で手を打たないといけないと思っている。というのも、出版社の後ろ盾が無い個人作家にとって、常にご機嫌を取らないといけない名無しが幅を利かせているというのは明らかに有害だからだ。しかもその匿名レビュアーは九割方同業者と来ている。
経験則ではあるが、名無しの正体を突き止めると、どういうわけか作家になれなかったオッサンが多いのである。もう一度言う。いい年こいたオッサンが他の個人作家に酷評レビューを投下しまくっているのだ。
なぜオッサンは酸鼻極まる嫌がらせに手を染めてしまったのか?
そして、そこに至るまで彼に何があったのか?
それを本著では追求していきたい。もっとも、追求するだけで具体的な対策は講じようが無い。オッサンが心を入れ替えない限り、奴の嫌がらせは止まらないからだ。
そういったわけで、本著では「AMAZONカスタマー」を始めとした名無しのオッサンを好きなだけイジり倒す事にする。誤爆もあるかもしれないが、そんな事知るか。それが嫌だったら名前を名乗りやがれという話である。
おそらく本著が原因で私自身が名無しレビュアーのターゲットにされる事もあるだろう。というか、そうなるだろう。
実際のレビューで「ブログでやれ!」というコメントも書かれるだろう。仮にブログで連載したところで今度は「金を取っていいレベルじゃない」とか書いてくるに違いない。彼らの目的はそもそもレビューじゃないからだ。それなら「俺の事を書かないで下さい」と素直にお願いした方がよっぽど潔いのに。というわけで、彼らお得意の正論もどきは受け付けない。
無駄口はともかくとして、匿名をいい事に調子こいて他作家の作品に低レビューを連投している輩には不快感を禁じえない。どこの誰かは知らないけれど、名無しの分際で存在感を発揮しようとしているクソ野郎の顔面に一撃をブチ込みたくて仕方がないのだ。
奴らに反撃をすればまた低レビューのターゲットになるというのは分かるが、だからと言って卑怯者に媚びへつらう理由は少しも無い。やったらやり返されるんだったらこっちもさらにやり返してやればいいだけの話だ。そちらが際限なくケンカを売ってくるんだったらこちらとしてはお前を永遠にネタにしてやる。きっとわなびシリーズもゴルゴ並の長編シリーズになるだろうよ。こちらとしては流れ弾の一発でも打たれ弱い貴様に当たったら幸甚でございます。
そういったわけで、私は本著にて好きなだけ名無しをボロカス言う事にした。状況は大して変わらないだろうけど、ただやられているよりは遥かにマシだろうし、世間も私にそんな役割を期待しているはずだ。
今回の私はあえて見えない敵と闘う。
この作品は、匿名をいい事に嫌がらせを繰り返すクソわなびへの反旗の{狼煙|のろし}となるのだ。
さあ、これから暗闇に向けてマシンガンを連射するぞ!
ある日、自著のページをチェックしていると匿名レビュアーの書評があった。お察しの通り、レビューの内容は悪意に満ちたものになっている。
明白に感じられる怨みつらみ嫉み嫉みそして嫉み。作品に直接は関係ない作者のパーソナリティーにまで、レビューという体裁をつくろって好き勝手慇懃なる罵詈雑言を書き連ねている。なんなんだ貴様は。
作者への怨み節が全開でも、読者はそんな事知ったこっちゃない。低レビューの付いた作品には見向きもせず、駄作と決め付けて去って行く。厳しいけれど、これが忙しい読者の現実である。何ヶ月もかけて書いた作品は、たった一人の悪意で陽の目を見なくなる。
一体私が何をしたというのか。
たしかにブログで乱暴者のキャラを演じた事はある。それも結構な頻度でだが。
それにしてもだ。表舞台で見せる高慢さはテレビ的なキャラクターなのに。大人なら理解出来るだろうと思っても、見知らぬ相手はそれを文字通りに解釈して潰しにかかる。
最近、あらゆるストアで某掲示板の名無し文化に根付いたハンドルネームが増えてきた気がする。「反論したって無駄ですよ」という言外の意味が込められたハンドルネーム。山田太郎やジョン・ドゥを思わせるレビュアーは、音の響きからは個性を消しながら、その実強烈なまでに自己主張をしている。率直な感想を申し上げると、どいつも陰湿なくせに自意識ばかりが悪目立ちしていかにも気持ち悪い。
いつからこうなってしまったのか?
かつては個人出版の作品にも毀誉褒貶色々なレビューが付いていた。だが、最近のレビューはどちらかと言うと調子に乗っている個人作家への懲罰的なニュアンスで使われているケースが多いように感じる。たまに褒めるレビュアーが出てきても、誰かの自意識に喰われては割と早く界隈を去って行く。結果として名指しで批判出来ない匿名レビュアーばかりが幅を利かせている。
さて、この匿名レビュアーの暗躍は個人出版界に暗い影を落としてはいまいか。私は何も警察ではないが、この状況には何らかの形で手を打たないといけないと思っている。というのも、出版社の後ろ盾が無い個人作家にとって、常にご機嫌を取らないといけない名無しが幅を利かせているというのは明らかに有害だからだ。しかもその匿名レビュアーは九割方同業者と来ている。
経験則ではあるが、名無しの正体を突き止めると、どういうわけか作家になれなかったオッサンが多いのである。もう一度言う。いい年こいたオッサンが他の個人作家に酷評レビューを投下しまくっているのだ。
なぜオッサンは酸鼻極まる嫌がらせに手を染めてしまったのか?
そして、そこに至るまで彼に何があったのか?
それを本著では追求していきたい。もっとも、追求するだけで具体的な対策は講じようが無い。オッサンが心を入れ替えない限り、奴の嫌がらせは止まらないからだ。
そういったわけで、本著では「AMAZONカスタマー」を始めとした名無しのオッサンを好きなだけイジり倒す事にする。誤爆もあるかもしれないが、そんな事知るか。それが嫌だったら名前を名乗りやがれという話である。
おそらく本著が原因で私自身が名無しレビュアーのターゲットにされる事もあるだろう。というか、そうなるだろう。
実際のレビューで「ブログでやれ!」というコメントも書かれるだろう。仮にブログで連載したところで今度は「金を取っていいレベルじゃない」とか書いてくるに違いない。彼らの目的はそもそもレビューじゃないからだ。それなら「俺の事を書かないで下さい」と素直にお願いした方がよっぽど潔いのに。というわけで、彼らお得意の正論もどきは受け付けない。
無駄口はともかくとして、匿名をいい事に調子こいて他作家の作品に低レビューを連投している輩には不快感を禁じえない。どこの誰かは知らないけれど、名無しの分際で存在感を発揮しようとしているクソ野郎の顔面に一撃をブチ込みたくて仕方がないのだ。
奴らに反撃をすればまた低レビューのターゲットになるというのは分かるが、だからと言って卑怯者に媚びへつらう理由は少しも無い。やったらやり返されるんだったらこっちもさらにやり返してやればいいだけの話だ。そちらが際限なくケンカを売ってくるんだったらこちらとしてはお前を永遠にネタにしてやる。きっとわなびシリーズもゴルゴ並の長編シリーズになるだろうよ。こちらとしては流れ弾の一発でも打たれ弱い貴様に当たったら幸甚でございます。
そういったわけで、私は本著にて好きなだけ名無しをボロカス言う事にした。状況は大して変わらないだろうけど、ただやられているよりは遥かにマシだろうし、世間も私にそんな役割を期待しているはずだ。
今回の私はあえて見えない敵と闘う。
この作品は、匿名をいい事に嫌がらせを繰り返すクソわなびへの反旗の{狼煙|のろし}となるのだ。
さあ、これから暗闇に向けてマシンガンを連射するぞ!
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