ねえ、それってわたしにどんなメリットがあるの?
- 2015/12/28
- 23:49
拙著「悪人の系譜」が現在99円セール中!
この機会をお見逃しなく!
「ねえ、それってわたしにどんなメリットがあるの?」
ねえよそんなもん……!(怒)
すいません。取り乱しました。意識高い系の記事を書きます。
アンソロジー等、有志の人を募って企画をする時「それってわたしにどんなメリットがあるの?」と訊いてくる人はさっさと排除した方がいいです。
(ちなみに、「春禍秋冬」のメンバーには幸いそういう人はいませんでしたので、悪しからず)
というのも、何かをするには必ずそれ相応のリスクやら対価やらが必要になるからです。
まあ、なんとなく「こんなメリットがあるんじゃないですかねえ」ぐらいの事は言えますが、アンソロジーとかの企画をやるメリットってせいぜい「楽しい」ぐらいなんじゃないかと思います。っていうか、友達に「遊ぼう」って誘われた時に「俺に何のメリットがあるの?」とは訊かないですよねえ。そんな事言いやがったら一発で絶縁してやりますよ(笑)。
夏に出したアンソロジーの企画を練っている時「作品は無償提供でいきましょう」と問答無用で言いだしたのは私なのですが、それには至ってシンプルな理由がありました。
たとえばKDP本を250円で売り出したとして、印税は単純計算だと175円になりますよね?
で、これが100部売れたとしましょう。個人作家が書いた電子書籍としてはなかなか健闘した方だと思いますよ。
それで印税は175円×100部=17,500円になります。そして、これを小説を書いた4人と表紙を描いた一人、そして統率役の一人の計6人で分配するとしますよね……(笑)。
どうですか? だんだん笑えてくるでしょう?
17,500円÷6≒2,916円
これが一人の取り分となるわけですよ。
さすがにこの金額でモメたりするのはスケールが小さ過ぎるよなあ(笑)と思ったので、「無償提供でいきましょう」と押し切ったわけです。金銭はやり方を間違えると小額でも軋轢を生む事があるので……というか、こんな小銭で争う危険性なんぞ1%もいらないだろうという事ですよ。
直接訊いたわけではないのですが、アンソロジーに参加いただいた方々は電子書籍界を変えてやるみたいな崇高な目的もなく、かといって「これやったら売名になるぜえ」みたいな卑しい計算もなく、単に「やったら面白そう」が先立って参加していたのではないかと思います。というか、私がそうでした。他の理由はぶっちゃけ後付けですね。
なので、そういう人以外はコラボはやらない方がいいんではないか、なんて思ったりします。
個人作家って真摯に取り組まないとダメなわりに、突き詰めたら結局趣味ですからね。そんなに儲けたければ投資家でもやればいいじゃんという話ですよ。
だからメリットがどうこうというよりも、楽しいを追求出来る人が創作活動には向いているのでしょうね。そういう人達と一緒に創作活動出来たのは誇りですね。あれから各作家さんの作品を見るたびに心からそう思いますね。
良い年だった。まだ終わってないけど(笑)。
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「ねえ、それってわたしにどんなメリットがあるの?」
ねえよそんなもん……!(怒)
すいません。取り乱しました。意識高い系の記事を書きます。
アンソロジー等、有志の人を募って企画をする時「それってわたしにどんなメリットがあるの?」と訊いてくる人はさっさと排除した方がいいです。
(ちなみに、「春禍秋冬」のメンバーには幸いそういう人はいませんでしたので、悪しからず)
というのも、何かをするには必ずそれ相応のリスクやら対価やらが必要になるからです。
まあ、なんとなく「こんなメリットがあるんじゃないですかねえ」ぐらいの事は言えますが、アンソロジーとかの企画をやるメリットってせいぜい「楽しい」ぐらいなんじゃないかと思います。っていうか、友達に「遊ぼう」って誘われた時に「俺に何のメリットがあるの?」とは訊かないですよねえ。そんな事言いやがったら一発で絶縁してやりますよ(笑)。
夏に出したアンソロジーの企画を練っている時「作品は無償提供でいきましょう」と問答無用で言いだしたのは私なのですが、それには至ってシンプルな理由がありました。
たとえばKDP本を250円で売り出したとして、印税は単純計算だと175円になりますよね?
で、これが100部売れたとしましょう。個人作家が書いた電子書籍としてはなかなか健闘した方だと思いますよ。
それで印税は175円×100部=17,500円になります。そして、これを小説を書いた4人と表紙を描いた一人、そして統率役の一人の計6人で分配するとしますよね……(笑)。
どうですか? だんだん笑えてくるでしょう?
17,500円÷6≒2,916円
これが一人の取り分となるわけですよ。
さすがにこの金額でモメたりするのはスケールが小さ過ぎるよなあ(笑)と思ったので、「無償提供でいきましょう」と押し切ったわけです。金銭はやり方を間違えると小額でも軋轢を生む事があるので……というか、こんな小銭で争う危険性なんぞ1%もいらないだろうという事ですよ。
直接訊いたわけではないのですが、アンソロジーに参加いただいた方々は電子書籍界を変えてやるみたいな崇高な目的もなく、かといって「これやったら売名になるぜえ」みたいな卑しい計算もなく、単に「やったら面白そう」が先立って参加していたのではないかと思います。というか、私がそうでした。他の理由はぶっちゃけ後付けですね。
なので、そういう人以外はコラボはやらない方がいいんではないか、なんて思ったりします。
個人作家って真摯に取り組まないとダメなわりに、突き詰めたら結局趣味ですからね。そんなに儲けたければ投資家でもやればいいじゃんという話ですよ。
だからメリットがどうこうというよりも、楽しいを追求出来る人が創作活動には向いているのでしょうね。そういう人達と一緒に創作活動出来たのは誇りですね。あれから各作家さんの作品を見るたびに心からそう思いますね。
良い年だった。まだ終わってないけど(笑)。
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