ブスに「自分が宇宙一カワイイ」と本気で思わせる技術は実のところ芸術である
- 2015/09/15
- 22:36
最近レビュー絡みのトピックで思い出した事がありました。
私が中学生の頃、どこの学校でもそうであるようにインテリジェンスに満ちた同級生がいたわけですよ。
で、課題図書だったか何だったかで読書感想文を書く宿題があったんですね。
書いた感想文は全員発表されるんだったか……そこまではちょっと憶えていないのですが、そのインテリ友人の感想文が載ったわけです。
これまた何の本だったかも忘れてしまったのですが(笑)、私は友人がその才能を活かして、どんな素敵なレビューを書いてくれるのかを楽しみにしていました。
が、その友人の書いた感想文は全体的にダメ出しというか、Amazonで言えば星2つぐらいに当たるレビューでした。
まあ、内容はこれまた憶えていないんですが(←さすがに酷いですね)すげえガッカリしたのは憶えています。
というのも、私はその友人が豊かな知性を発揮して作品の良いところを引き出してくれると期待していたからです。
で、おそらくこの感覚は正しい。
考えてみれば、Amazonで本を買う時も「どこが面白いのか」を薄っすらとでもいいから知りたくてレビューを参考にするわけで(最近は読書前に影響されるのが嫌で、レビューは読後一気に読むようにしています)、「なんでこの作品はダメなのか」についてはあんまり関心がないですね。だってこれから読書を楽しみたいじゃないですか。
喩えるなら、これから付き合う女性の身辺調査をするようなもんなんでしょうか。
大概の人はスネに傷の一つぐらい持っているわけで、それを見つけて何のメリットがあるのかという話ですよ。
まあ勿論全部のレビューが星5とかだったらそれはそれで気持ち悪いのですが、星3でも本気を感じる熱いレビューはあるし、内容が正鵠を得ていたら読んでて面白いんですよね。そういう意味ではレビューもエンタメの一種ですね。
なんかねえ、やたら詳しい低レビューって、どこかに書いた奴の自己顕示欲があるように感じてしまうんですよね。「つまんねえ」で星1って、喰らう側からしたらキツいですけど、それ以上の理由が無いだけにすごい正直な意見であるとも思うんです。勿論他意の無い場合に限りますよ(嫌がらせ目的は別という事です)。
そう考えると、レビューっていうのは作品に生々しい命を注ぎ込むアートなのかもしれませんね。
たとえ低レビューでも引き込まれてしまう文章なら十分エンタメだと思うのですが、それにはかなりの技巧と才能、そしてユーモアが必要な気がします。ギリギリのバランス感覚が必要とされますから。
そういう意味でレビューはたしかに(誰かさんが言っていたように)書いた人を映す鏡になるのかもしれません。出来ることなら「お前のレビューを見て本を買ったよ」と言われるような書評を書きたいですね。
そんな流れで、「奇書 狂狂まわる お試し版」を明日の9月16日午後5時頃から五日間に渡って無料配布です。
私の汚さがよく分かったでしょう(笑)。
低レビュー付いたら付いたでオイシイので、怖いもの知らずの方はどうぞ。
そのかわり、ハートの弱い方は読まない方がよろしいかと。
私が中学生の頃、どこの学校でもそうであるようにインテリジェンスに満ちた同級生がいたわけですよ。
で、課題図書だったか何だったかで読書感想文を書く宿題があったんですね。
書いた感想文は全員発表されるんだったか……そこまではちょっと憶えていないのですが、そのインテリ友人の感想文が載ったわけです。
これまた何の本だったかも忘れてしまったのですが(笑)、私は友人がその才能を活かして、どんな素敵なレビューを書いてくれるのかを楽しみにしていました。
が、その友人の書いた感想文は全体的にダメ出しというか、Amazonで言えば星2つぐらいに当たるレビューでした。
まあ、内容はこれまた憶えていないんですが(←さすがに酷いですね)すげえガッカリしたのは憶えています。
というのも、私はその友人が豊かな知性を発揮して作品の良いところを引き出してくれると期待していたからです。
で、おそらくこの感覚は正しい。
考えてみれば、Amazonで本を買う時も「どこが面白いのか」を薄っすらとでもいいから知りたくてレビューを参考にするわけで(最近は読書前に影響されるのが嫌で、レビューは読後一気に読むようにしています)、「なんでこの作品はダメなのか」についてはあんまり関心がないですね。だってこれから読書を楽しみたいじゃないですか。
喩えるなら、これから付き合う女性の身辺調査をするようなもんなんでしょうか。
大概の人はスネに傷の一つぐらい持っているわけで、それを見つけて何のメリットがあるのかという話ですよ。
まあ勿論全部のレビューが星5とかだったらそれはそれで気持ち悪いのですが、星3でも本気を感じる熱いレビューはあるし、内容が正鵠を得ていたら読んでて面白いんですよね。そういう意味ではレビューもエンタメの一種ですね。
なんかねえ、やたら詳しい低レビューって、どこかに書いた奴の自己顕示欲があるように感じてしまうんですよね。「つまんねえ」で星1って、喰らう側からしたらキツいですけど、それ以上の理由が無いだけにすごい正直な意見であるとも思うんです。勿論他意の無い場合に限りますよ(嫌がらせ目的は別という事です)。
そう考えると、レビューっていうのは作品に生々しい命を注ぎ込むアートなのかもしれませんね。
たとえ低レビューでも引き込まれてしまう文章なら十分エンタメだと思うのですが、それにはかなりの技巧と才能、そしてユーモアが必要な気がします。ギリギリのバランス感覚が必要とされますから。
そういう意味でレビューはたしかに(誰かさんが言っていたように)書いた人を映す鏡になるのかもしれません。出来ることなら「お前のレビューを見て本を買ったよ」と言われるような書評を書きたいですね。
そんな流れで、「奇書 狂狂まわる お試し版」を明日の9月16日午後5時頃から五日間に渡って無料配布です。
私の汚さがよく分かったでしょう(笑)。
低レビュー付いたら付いたでオイシイので、怖いもの知らずの方はどうぞ。
そのかわり、ハートの弱い方は読まない方がよろしいかと。
スポンサーサイト