「左遷先は女性都市! ~美女達と送るいちゃラブハーレム都市生活~」書評
- 2023/07/31
- 22:07
今回はアマゾンでたまたま見つけた「左遷先は女性都市! ~美女達と送るいちゃラブハーレム都市生活~」の書評を書こうかと思います。
KUで読めるという事と、ノクターンノベルスの実力者らしいという事で、これはきっと面白いだろうとポチりました。
結論から言えばものすごく面白かったので一気に3巻分読んでしまったのですが、せっかくなので本作の紹介をしてみたいと思います。先に言っておくとR18なので、未成年は(建前上は)読めません。どうしても読みたい人は読んでいる間だけ成人になって下さい。
ざっくりとストーリーを紹介すると、主人公は冴えないバイトのアラサー青年(28歳)だったのですが、火事で亡くなってしまい、異世界へとやってきます。
そこでイケメンの貴族として転生するのですが、男性が魔法を使えて当たり前という世界で、生まれ変わったアリストというアイデンティティーは魔法が使えません。
まさかの転生先でもおちこぼれという流れで、アリストはウィメという地方都市へと左遷されます。
一見最悪な展開ですが、左遷先は女性が9割で、しかもやたらと露出の高い服装をしている都市という、夢のような設定でした。
男性が極端に少ない土地であるとともに、アイドル並みの人気を誇るアリストは、次々と無意識に現れる女性キャラ達のハートを撃ち抜いていきます。
それでも根が真面目なアリストはウィメをより良い土地にしようと奮闘していき……というお話です。本当にざっくりですが。
まあ、監禁王とかが眠っているようなノクタですから、ある程度は予想していましたものの、ストーリーの構成がとにかく巧いですね。
伏線の回収も見事だし、単なるエロラノベの枠をとっくに超えているのですよ。電車では挿絵テロに怯えながら隠れて読みましたけど(笑)。
3巻すべてで扱っている都市が違うのと、メインヒロインが2人ほどいまして、毎回違う人なんですよね。それでも彼女達の背景がしっかりと書かれていて、どのヒロインのファンになるかは人によって本当にそれぞれかと思われます。
おそらくね、この作者は実際にお仕事が出来る方なんですよ。読んでいてその片鱗が節々から感じられました。
毎回出て来る女性キャラの治める土地で宗教的な問題であったり土地特有の問題であったり、なかなか直面したら大変であろう問題が出てきます。
ですが、アリスト君はそれをチート能力ではなく、コンサル的な立場から彼女達を助けていくのですね。その過程がものすごくリアルなので、「こりゃ惚れるわ」と納得してしまうところがあるのです。そういう要素は「この主人公、なんでモテるんですかね~?」みたいな作品とは一線を画しているところがありますね。
純粋に読み物としてよく出来ており挿絵テロさえなければ満員電車でも余裕で読んでいた事でしょう(笑)。とにかく面白かったです。
次回作が早く読みたいですね。KUでこういう作品と出会えるのはいいですね。
KUで読めるという事と、ノクターンノベルスの実力者らしいという事で、これはきっと面白いだろうとポチりました。
結論から言えばものすごく面白かったので一気に3巻分読んでしまったのですが、せっかくなので本作の紹介をしてみたいと思います。先に言っておくとR18なので、未成年は(建前上は)読めません。どうしても読みたい人は読んでいる間だけ成人になって下さい。
ざっくりとストーリーを紹介すると、主人公は冴えないバイトのアラサー青年(28歳)だったのですが、火事で亡くなってしまい、異世界へとやってきます。
そこでイケメンの貴族として転生するのですが、男性が魔法を使えて当たり前という世界で、生まれ変わったアリストというアイデンティティーは魔法が使えません。
まさかの転生先でもおちこぼれという流れで、アリストはウィメという地方都市へと左遷されます。
一見最悪な展開ですが、左遷先は女性が9割で、しかもやたらと露出の高い服装をしている都市という、夢のような設定でした。
男性が極端に少ない土地であるとともに、アイドル並みの人気を誇るアリストは、次々と無意識に現れる女性キャラ達のハートを撃ち抜いていきます。
それでも根が真面目なアリストはウィメをより良い土地にしようと奮闘していき……というお話です。本当にざっくりですが。
まあ、監禁王とかが眠っているようなノクタですから、ある程度は予想していましたものの、ストーリーの構成がとにかく巧いですね。
伏線の回収も見事だし、単なるエロラノベの枠をとっくに超えているのですよ。電車では挿絵テロに怯えながら隠れて読みましたけど(笑)。
3巻すべてで扱っている都市が違うのと、メインヒロインが2人ほどいまして、毎回違う人なんですよね。それでも彼女達の背景がしっかりと書かれていて、どのヒロインのファンになるかは人によって本当にそれぞれかと思われます。
おそらくね、この作者は実際にお仕事が出来る方なんですよ。読んでいてその片鱗が節々から感じられました。
毎回出て来る女性キャラの治める土地で宗教的な問題であったり土地特有の問題であったり、なかなか直面したら大変であろう問題が出てきます。
ですが、アリスト君はそれをチート能力ではなく、コンサル的な立場から彼女達を助けていくのですね。その過程がものすごくリアルなので、「こりゃ惚れるわ」と納得してしまうところがあるのです。そういう要素は「この主人公、なんでモテるんですかね~?」みたいな作品とは一線を画しているところがありますね。
純粋に読み物としてよく出来ており挿絵テロさえなければ満員電車でも余裕で読んでいた事でしょう(笑)。とにかく面白かったです。
次回作が早く読みたいですね。KUでこういう作品と出会えるのはいいですね。
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