手を出してはいけない女チェックリスト6

悲劇のヒロインごっこが止まらない

　彼女達は悲劇のヒロインごっこが大好きです。

　前の章で不幸な身の上が多いという話をしたかと思いますが、基本的に彼女達はより不幸になる道を選択する傾向にあります。

　それはなぜか。

　答えは割と簡単です。

　橋本環奈のように完全無欠なヒロインになるより、影のある（と本人だけが思っている）悲劇のヒロインになる方が明らかに楽だからです。

　幸せを掴むより不幸になる方が簡単です。ただ、堕ちていけばいいだけなので。

　彼女達の中で幸福と不幸は反転しているのです。

　男はかわいそうな女性を助けたいと思います。というか、いたいけな人は助けてあげたいと思われる傾向にあります。助けたい、という衝動が人間の本質の一つだからです。

　彼女達はこの美しい本能を見事に悪用します。

　前章で書いたように、マンガさながらの下目遣いで双眸を潤ませ、自らの不幸を盛って話します。どうせなら作家になればいいのに。

　それはさておき、こういう状態の人は厄介です。助けると怨まれるからです。

　彼女達は不幸である事をアイデンティティーにしています。それは肌の色であり文化であり遺伝子なのです。

　そのような人を助けるとどうなるか？

　答えは簡単。「営業妨害」をされた彼女達は盛大に仕返しをしてきます。散々言ったでしょう。彼女達の中では幸福と不幸が反転しているのです。

　彼女達はもう橋本環奈になれない事は知っているのです。ですが主役にはなりたいのです。そうなると悲劇のヒロインになるしかないのです。分かりますか？

　これは苦肉の策なのです。

　こういう人を助けようとしてはいけません。

　彼女達は真逆の反応を示し、たちまちあなたは挫折を感じてしまうでしょう。

　そして気付けば「もう誰も助けるものか」と唾を吐いているのです。そのような毒に侵されてはいけません。

　ゆめゆめ悲劇のヒロインごっこをしている人には気を付ける事です。

　適度に距離を取り、関心を示さないのが最大の対策になります。