新作の断片
- 2021/10/06
- 01:17
――大須賀製薬某県工場。
深夜の工場の会議室。大須賀敏郎は秘書と一緒に来季の粉飾決算をいかに行うかを打ち合わせていた。
そのさなか、工場の警報が鳴りはじめた。
オールバックの秘書が端末を操作して状況を読み取る。スマートフォンを取り出し、関係者と軽く会話してから須賀へ報告をはじめる。
「ドローンが不審人物を発見しました」
秘書が言うと、葉巻を加えた大須賀敏郎は目を細めた。
「どんな奴だ」
「JKがノーヘルでハーレーに乗り、こちらへ向かっているようです」
「……」
葉巻を灰皿に押しつぶす。
どんな画だよと内心毒づいているのかもしれない。
「映像は出るか」
「はい」
秘書がリモコンを動かすと、据え付けのモニターが深夜の占い番組から中継映像に切り替わる。ドローンが空撮したもののようだった。
深夜の高速を猛スピードで移動する影。映像を絞ると、やたらと目つきの鋭い美少女JKが黒髪をたなびかせながらハーレーに跨っている。
深夜の工場の会議室。大須賀敏郎は秘書と一緒に来季の粉飾決算をいかに行うかを打ち合わせていた。
そのさなか、工場の警報が鳴りはじめた。
オールバックの秘書が端末を操作して状況を読み取る。スマートフォンを取り出し、関係者と軽く会話してから須賀へ報告をはじめる。
「ドローンが不審人物を発見しました」
秘書が言うと、葉巻を加えた大須賀敏郎は目を細めた。
「どんな奴だ」
「JKがノーヘルでハーレーに乗り、こちらへ向かっているようです」
「……」
葉巻を灰皿に押しつぶす。
どんな画だよと内心毒づいているのかもしれない。
「映像は出るか」
「はい」
秘書がリモコンを動かすと、据え付けのモニターが深夜の占い番組から中継映像に切り替わる。ドローンが空撮したもののようだった。
深夜の高速を猛スピードで移動する影。映像を絞ると、やたらと目つきの鋭い美少女JKが黒髪をたなびかせながらハーレーに跨っている。
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