最近読んだ本
- 2019/06/26
- 17:00
あっという間に読了。途轍もなく面白かった。
暴力描写がリアルでえげつないだけでなく、本書に出てくるバーガーが本当に旨そうで、読んでいる間に何度も生唾が出てきた。味覚の描写まで優れている小説というのは斬新。
これも荒唐無稽さがウリになっている作品ではあるのだけれど、いい意味でのいい加減さと膨大な知識量が相まってまったく不自然さを感じさせない。
そのには単なる暴力だけでなく、人間ドラマや行間に秘められた適度なミステリー、そして何度も読み返したくなるような深みがある。
この作品に出会えた事が目下の僥倖であり、こういうのを読むと「明日死んでもいいや」という気になれる。
奇遇な事に7月から映画もやるそうなのでぜひ観たい。
個人的にはボンベロの役は竹内力のような大柄の兄貴にやって欲しいと思ったが、藤原竜也ならなんかうまくやってくれそうな感じはする。
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