匿名掲示板で悪口を書かれた上に、知らぬ間に犯人認定されていました

　これもあちこちで暴れまくった弊害なのでしょうが、たま～にというか、わりとよく自分の悪口をネットで発見する事がございます。

　この世界に長くいたのもあり、ある程度は名前を憶えられるようになったところもあるのですけれど、世に言う有名税というのが所得に関係なく襲いかかってくる現象はどうにかならないものでしょうか？

　いっそ千円払ったら私を10分間好きなだけ罵倒していい権利でも売り始めてやろうかと思います。

　そんなある日、またやめときゃいいのにエゴサーチをしておりました。そしたらヌヌヌイまたあの有名な掲示板に私の名前が出ているではありませんか。

　まあ、ただ悪口が書かれているだけならいいのですが、その時は私の事を擁護してくれた方がいまして、私に向けられた悪意に反論してくれておりました。

　ですが、その直後に……

　こんにちは。月狂四郎さん。

　そう書かれておりました。

　……はっきり言いましょうか。

　これ書いた奴、八つ裂きにしてやろうかと思ったほどでございます。

　二度とそんな口をきけないよう舌を抜き、唇を縫い、目をくりぬいて鼻を削ぐ。それぐらいの地獄を見せてやってもいいという気持ちになるのです。

　ご安心下さい。軽いジョークです（笑）。

　え？　目が笑っていない？
　それは気のせいでございます。

　匿名掲示板の何が嫌って、特定の人の悪口を好きなだけ書くくせに、それを擁護する人間が出てくるとすぐに本人扱いして二重の侮辱をするところなのです。

　これも先述のＳＮＳ文化に似た弊害なのですけども、今の文藝というか、芸能含めたエタメ系のコンテンツは舞台の敷居が低すぎてどっちかと言うと会いに来て欲しくない人が平然と舞台に上がってくるというか、低い雛壇で頑張っている人を引きずり下ろそうという努力があまりにもすごすぎるんですよね。

　お陰でメンタルをやられる人はたくさんいますし、自分は名無しのくせにそうやって退場した人をバカにする気風すらある。

　と、また話はかなり脱線しましたけど、結局掲示板の名無しを開いてしちゃいけない理由ってこれなんですよね。なんか、闇に話しかけているような、誰に言い返したらいいか分からない議論に加わる理由なんて無いのだと思うのですよ。

　エゴサはやるなも正論だとは思いますけど、そうやって人の評判を落とそうという小悪党にはなりたくないですね。

　ダサい野郎は悪事のベクトルまで小規模でダサいものです。