フリースタイルセンテンススプリング

昔コラボった高橋熱氏が新作を出していました。
まだ無料のようです。いつまでかは知らない。オススメは全部というか、どれ読んでも面白いと思うのでセルパブのファン以外にも読んで欲しいですね。



この前に語り忘れた事がありました。

ノベルジャムの企画を見ていて、従来から似たような事を考えてはいたのですが、もっと即興性の高い遊びがあってもいいかもねという想いがありました。実現可能かどうかはさておいて。

私の考えてたのは本当にジャムセッション的というか、フリースタイルラップバトルみたいな感じで一つの作品を作っていくスタイルですね。よっぽど才能のある人同士が組まないと盛大に失敗しそうですが（笑）。

たとえば、一方の作家がビーンボールに近い球を投げます。

作家Ａの文章
「ほうら、こんなに濡れているじゃないか」
　やたらと毛の長い指はじっとりとした秘部を下着越しに撫でた。
　快楽に抗えず、灼熱子（しゃく　ねつこ）は口を半開きにした。

というように、エロそうな展開を無茶振りします。例文は陳腐さがすさまじいですが（笑）。
そこで対決する作家が即興で文章を続けます。

作家Ｂの文章
「あ、が、が……」
　声にならぬ声は熱子のものではなく、擦過になれなかったオッサンの呻きだった。
　オッサンの指先には糸が引いていた……のではない。溶け出した指が血を引いているだけだった。
「くノ一忍法『灼熱の貞操帯』！」

エロはエロだけど、ちょっと山田風太郎方面に……（笑）。



……というような世にも醜い無茶振り合戦が出来るわけですよ。
はたして作品として成立するのか疑問ですが（笑）。

これをねえ、アクセス権利付きの掲示板でやるんですよ。

それで（荒らし防止のためにアクセス権限を持った）名無しのコメントも一緒に書き込めるようにしちゃう。そうするとモノホンのラップバトルさながらな即興ノベル（ポエム？）合戦が出来るわけです。

なかなかエキサイティングでしょう？

ヘタな作品を書いたら黒歴史確実になるのである意味それは抑止力になると思うし、即興性が高い分作家の持っている個々の才能が引き立ちそうな気がするんですよね。

とまあこんな思いつきを勝手に呟いているわけですよ。
もう眠いから寝ますが。

あ、あと「暴っちゃん」が水曜午後５時あたりから５日間に渡って無料キャンペーン予定です。なにげに評価の高い本作。そして本家を原形を留めないくらいリミックスした本作。

ぜひご堪能下さい。