怪獣映画とAVの見所ってツボが同じ気がする……。

今さらながらWOWOWでシンゴジラを観ました。

ついさっきレビューについての話をしておいてなんですが、何が面白いのかサッパリ分かりませんでした。いや、すいません。マジで。本当に理解できなかったのです。つまんないものについては基本言及しないのですが、評価の分母が大きいからまあ正直に言っても大してダメージは無いでしょう。

いやね、色々考えたんですよ。自分がバカすぎて理解出来ていないだけなんじゃないかとか（それも無きにしもあらずでしたが）。

思うに、私が怪獣映画に求めていたものが本作と全く噛み合わなかったのが原因なんじゃないかと。自分が何を求めていたかって言われたら、おそらくヘビー級ボクサー同士の試合よろしく迫力満点の闘いであり、それでしか無かったせいなんじゃないかと。

喩えがヒドいのは承知で言いますが、なんかストーリー重視のAVを観たような違和感ですね（笑）。

こっちとしてはさっさと仕事を済ませてしまいたいわけで（笑）、そういう目的だと文脈はかえって邪魔になっているような気がするのです。

こういう思考の人は結構隠れていると睨んでいて、いっとき「世間で話題の作品はどんなもんだろう」とよくバナー広告に出てくるエロ同人を読んでみた事があるのですが、ストーリーの複雑さはまあ皆無ですね（笑）。欲望が生まれて三秒で爆発みたいな（笑）。でも分かりやすく読者の需要にこたえていると思うのですよ。だから売れたんでしょう。

さっき挙げたヘビー級ボクシングの件もそうっていうか、ちょっと前のヘビー級ボクシングは結構辛辣な評価を受けていたんですね。理由はヘビー級の選手も洗練されてきて、丁寧に闘うようになってきたから。誰も巨人が堅実にジャブを突き合うような試合なんざ観たくねえよと（笑）。

と、みんなが思ってたところにデオンテイ・ワイルダーっていうマンガのキャラみたいなボクサーが出てきましてね、それで面白くなったんです。



個人的にもね、巨人はジャブを突き合っているよりも大暴れしてほしいところですね。

さあ、これを我が身に置き換えてみると……（笑）。

結構誰も求めていないんじゃないかっていう信憑性のある疑惑が湧いてくるのですが、おそらく世間が私に求めている要素は格闘シーンやらワナビ系のトピックなんだろうなと。

たま～に「プロミス・リング」みたいに感動する話がいいって言われる事もあるんですけど、数が少なすぎますね。明らかにワナビ系のトピックの方が反響が多いですよ。

なんでワナビにこだわるって？

そりゃワナビが一番反応があるからに決まってんじゃん（笑）。

反応が無かったものなんてスススってやめてますからね。

まあいいや。こっちはこっちで読者の反応がある作品を自分の趣味との公約点を取りながら提供していくだけですよ。