弔辞――ありがとう、さようなら、またね――
- 2017/07/08
- 00:59
出先で電書ちゃんの訃報……もとい、お別れの話を知り、取り急ぎこの記事をしたためた次第です。
明日朝早いのに何してくれんだよというところですが、最後でございますのでそういう怨み節を言うのはやめにしておきましょう。こちらはこちらとして推敲もせずに弔辞を書き殴るだけでございます。
(遺影を前にして)
さて、あなたと会ったのはいつだったでしょうか?
あなたのブログでジャーマネのろすさんとのやり取りがあった頃、私の記事が何回か取り上げられて、それに乗っかったらどうも抜き差しならぬ関係になったのだったと記憶しております。まるで、セックスの練習をしてたらうっかり性器を挿入してしまったAVのように。そう、始まりは事故のようなものでした。
あなたも私も火属性。やめておけばいいのに、無闇やたらに周囲に喧嘩を売りまくるものでしたから、大概はどちらかが火中の栗になり、もう片方がそれを拾う展開が続いたのだと思います。まるで、ダチョウ倶楽部のように。
憶えていますか?
あなたが私ばっかり取り上げるものだから、某作家さんが嫉妬してヘタクソヘタクソって悪口書きまくって、私が容赦なくやり返したのを散々煽ったあなたが仲裁したりしましたよね。
あと、デイジーが現れた時にわざとあなたと比較しまくったら、期待を裏切らずにあなたはマジギレしましたよね。ああいう炎のキャッチボールをするには、単に勇気があるだけでなく、瞬間的に機転を利かせる知性ってものが必要になるものです。あなたはそれをちゃんと持っていた。
もうああいう火遊びは出来ないんでしょうか?
メンタル弱いメンタル弱いとあなたをイジリ通しましたが、多くの個人作家が同じ目に遭ったら5分と持つまいと思っています。
ああ、無駄話が長くなりましたね。
あなたの気持ちは分からないでもありません。いつまで経っても足を引っ張り合う作家達(ブーメラン)、馴れ合いで日に日に狭くなる電子書籍界隈(ブーメラン)……。
でもね、それでもあなたの足跡っていうのはしっかり残っていると思うんですね。
昔ねえ、とあるバンドの女性メンバーが結婚→寿脱退したことがあって、その時に「あなたの音はもう聞けないかもしれないけれど、それでもあなたが残した音は、想いは、この胸にずっと残っていますよ」なんてキザなメッセージを送ったもんですよ。
それと同じってわけじゃあないですけれど、あなたが残した足跡っていうのはねえ、案外電子書籍界隈にしっかりと残っているんですよ。違いますか? 皆さん。
だからあなたがマスコット化しようが、bot化しようが、その言葉はいつまでもみんなの心に残り続けるし、時々あなたを思い出す事でしょう。
ここ数年色々ありましたねえ。デイジーは火星に帰って、私はプロボクシングを引退し、アーリーアダプターと呼ばれている人達も知らぬ間に界隈から去って行く。家には友人の子供の写真が付いた年賀状が送られてきて、親からは「早く結婚しなさい」となじられる。まあ暗黒ですね。暗黒ですよ、この界隈は。
デビューから換算すると、電書ちゃんも20歳超えているんですかね?
なんだか切なくなりますね。橋本環奈あたりが20歳超えた未来を見てしまったような「俺結構ヤバイかも」感がありますね。もう電書「さん」でいいんじゃないでしょうか。
ツインテールやめて、髪をおろして大人っぽくなって帰って来る。何年後になるかは知らないですが、そんな日が来るのかもしれませんね。子供も付いていたら元ファンにより強烈なダメージを与えられますよ。
ああ、あとこの件を毒牙姐さんと話したんですよ。そしたら、「わたし。」の無料キャンペーンをやろうって言っていました。
ですので、グッバイではなく「シーユーアゲイン電書ちゃんキャンペーン」という事で7月8日の午後5時あたりから5日間に渡って「わたし。」を無料キャンペーンです。ああ、(↓)あれから丁度2年ぐらい経っているんですか……。
まあ、年も取るわけですね。
ああ玉手箱玉手箱。
今は休んで下さい。たまに復活して喋ってもいいんじゃないですか。
その時はまた元気に油でも撒いて下さい。
それではさようなら。
そして、またね。
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