オッサンの中間報告
- 2020/08/31
- 00:00
新作は86,000字ほど。悪くない。悪くないけど、良くもない。物語はいよいよ終わりに近付いておりまして、そろそろ第一稿が書き終わるかなというところですね。願望も込めて。今回採用した「どんな事があっても400字は絶対毎日書くルール」はかなり奏功したというか、一時期の半活動休止時にこのルールを適用したらもうちょっと執筆ペースも崩れなかったんじゃないかと思っていますが、まあ色々な無駄を経験した上で見つけた方法な...
期待通りだった話
- 2020/08/28
- 17:00
――最近出した作品では最高傑作かもしれない。ヤマダマコト氏の新作、「うちの親、出馬するらしい。」を読了しました。本作を簡単に説明すると選挙を舞台にした人間ドラマが見られる作品なのですが、実は本作についてはリリース前に氏が何度か呟いており、「次回作は絶対に面白いだろう」と密かに期待していました。知らない方のために説明すると、著者のヤマダマコト氏は元新聞記者でありまして、そもそもこういった政治モノとの親...
新作の断片
- 2020/08/28
- 01:05
ガードを固めて、隙間から様子を窺う。今はダメージのせいで脚も利かなくなっている。下手にフットワークを使えばバランスを崩して自爆する形になりかねない。ならばガードを固めて、打ち終わりに大振りのパンチを振るっていくしかない。 薄れかけた意識の中、最善の策を選択していく。 華原がキャンバスを滑るように移動し、スイスイと間合いに入り込んでくる。亀のようになった黒崎へ、容赦の無い連打を浴びせかける。金属の...
長い小説の感想
- 2020/08/23
- 23:20
先日に新作のタイトルは「cage of punishment」にしようかと書いていましたが、のちに「虫かごの暴君」の方がいいなとか「虫かごのネメシス」の方が語呂がいいなとか考えまして、結局「虫かごのネメシス」にしようかなと思っています。で、昨日の記事で触れた初瀬明生氏の新作を読み終わりました。 ざっくり感想です。本作は10,000ページ超え(文字数だと確か300,000字超え)というすげえボリュームの作品でしたが、長さはあま...
オッサンの進捗報告
- 2020/08/23
- 00:06
新作は78,500字ほど。遅いですが、確実に完成まで近づいています。今はラスボスに当たるキャラとのバトル中ですね。暗黒街の伝説という中二病全開な相手ですけど(笑)。前作の「PCM」ではどちらかというとボクシングの競技性に重点を置いていて、今作はアングラな格闘技のヒリヒリした感じというか、容赦の無い暴力性に拍車をかけた感じですかね。アングラなやつって独特のワクワク感があるじゃないですか。それを大事にしていき...
新作の断片
- 2020/08/21
- 00:52
しばらくの「お見合い」の後、黒崎が再びジャブを放つ。打ち下ろすような左。体格差もあり、当たればかなりのダメージになる。 だが、華原は再び流れるようなボディーワークでこれをかわすと、バックステップを踏み、刹那、一気に踏み込む。恐ろしいスピードで右ボディーストレートを打ち込む。 黒崎はこれをガードする。だが、腹を守り抜いた瞬間、腕に激痛が走る。 血――左腕のヒジから滴っていた。 カミソリパンチ――文字通...
独り言
- 2020/08/15
- 22:31
作家は体験した事しか書けない?ああ、ある意味真実だ。小説というのはその作家が体験した事の類型でしかない。だが、それが現世の事に限った話だと思ったら大間違いだぞ(笑)。...
華の慶次
- 2020/08/12
- 16:47
新作は70,000字ぐらいまで書けました。今ラスボスにあたるキャラの生い立ちを書いているところです。ちなみにラスボスの名前は華原慶次という奴でして、通称「華の慶次」という……(笑)。舞台が「虫かご」と呼ばれる金網で闘うボクシングなので、檻っぽい名前の敵がいいなと。で、ジェイル(jail)とか慶次(cage)とか考えている内に、「そういえば華の慶次ってあるじゃん」と(笑)。ただの思い付きにしては惜しいので、それをそ...
新作の断片
- 2020/08/12
- 01:52
「小さいな……」 黒崎は思わずひとりごちた。 華の慶次と呼ばれる都市伝説は、背中まで届く長髪をなびかせて歩いて来る。大男ばかりがひしめく虫かごの試合には珍しく、身長は一七〇センチそこそこぐらいしか無さそうだった。体重もせいぜい六十五キロあるかないかぐらいに見える。 だが、問題は画面越しに伝わる殺気だった。闇が沈んだような虹彩。忍者のようにソロソロとした足つき。過度に筋肉質ではないが、人を殺すために洗...
テトリスで死にそうな人
- 2020/08/10
- 11:46
祝日でも普通に仕事はあるのですが、合間を縫って書いています。現在新作は62,000字ほど。順調とも不調とも言えないペースではありますが、進んではいます。また地下格闘技の話になるので、例によってアングラな動画とかをちょいちょい見てますが、ラスボス的な立ち位置にいる奴よりも手前の選手の方が強そうに見えるんじゃねーかと思っており、さてどうしようかと思っております。動画ではこんなのを見つけましたね。これ、体重差...
寝られないオッサン
- 2020/08/07
- 23:23
新作は58,000字ほど。今日はそこそこ書けたかも。理想には程遠いですが、時間の割には捗ったなと。セルパブも新作がチラホラ見えてきまして、読了するまではタイトルとか名前は出さない方がいいんだろうな~とは思うものの、読んでみたいと思っている作家が二人ほど新作を出したか出す直前というところですね。読みさえすれば今年もやるらしい(!)このセルパブがすごいに推せる作品になるのかなと。しかし何が大変ってまあ睡眠を...
もう作品は木の中に埋まっているだけだから、後は掘りだせばいいだけなのです
- 2020/08/06
- 23:27
なんか感動的なメロディーで笑ってしまいました(笑)。現在新作は55,000字ほど。悪くはないですけど早くも無いみたいな。ただ、激務の中「一日400字は絶対に書く」ルールは奏功しておりまして、このままいけば少なくとも年内には新作が出せるだろうと。ただ、もうちょっと早く出したいですね。「PCM」も「ギャルと狂い蜂」もすでに勢いが無くなってしまっているので。あらためてというか、格闘技小説はニッチではあるけど需要はあ...
書きながらプロット戦法
- 2020/08/06
- 01:33
最近は書きながらプロットを書く方法をとっています。というか、昔っからそうではありましたが。やり方としてはまずすごい大まかな大プロットを作ります。例山田太郎が川田太郎と闘うこれだけ書いときます。で、実際にこの二人が闘う展開になったら、書きながら展開をプロットに追記していきます。例ジャブの差し合い奇襲。山田ダウンすぐ起きてまたジャブの差し合い試合を流れを掴みかけるが、直後にまた倒されるこの展開で本文を...
新作の断片
- 2020/08/05
- 01:17
――レベデフ。 深く窪んだ双眸。雪のように白い肌に付いた夥しい数の傷。息を吸うように人を殺しそうな顔だった。 会場が明るくなる。ライトに照らされるレベデフは、落ち窪んだ目がさらに強調されていた。 ざわめく会場。あちこちから聞こえる歓声、罵声、野次。虫かごで行われる殺し合いに、観客は対岸の火事めいた興味を注いでいた。 ラッパーもどきのクソガキがいつも通り虫かごに入って来る。両選手を中央に集めて、形式...
進捗報告と短評
- 2020/08/01
- 23:47
新作は52,000字ほどまで書けました。まだまだ先は長いですけど、一日400字ペースが噛んだのか、結構うまくいっている感はありますね。合間にセルパブ作品を二つ読んだので短評を。 セルパブ界ではご存じの山田佳江氏の新作。著者曰く「ゲーマーとギャルの少し不思議なSF小説」との事個人的にはファンタジーとSFの中間みたいな不思議な味わいでしたね。本作では主人公が存在する世界とヒロイン(?)のギャルが存在している世界...