無意識ブーメラン
- 2016/11/30
- 11:47
レビューで「ギャグがスベっている」という評価をしばしば見るが、あれほど違和感を持つ表現は無い。
というのも、他の人がそれを読んだら大爆笑かもしれないのに、自信満々で他者の作品に死刑宣告を与えられる感覚が分からないのだ。
まあ、たしかに寒いギャグは存在する。それを指摘するのも悪くない。
だけど、そういう指摘をする人は大抵「よりによってお前がそれを言うか」という人ばかりなのはなぜだろう?
いや、すっとほけても仕方がないか。
これはその人の審美眼とは別枠で、自分の事を客観視出来るかのスキルにかかっているのだと思う。
少なくとも私は自分より巧い人を下手クソ呼ばわりしないし、安部公房やら夢野久作を「わけわからん駄文」とこき下ろす事も無い。
それは作品を理解出来ない場合、かなりの割合で自分の理解力に非があると自覚しているからだ。
だが、冒頭の死刑宣告型レビュアーは自分の言葉が僭越もはなはだしいというか、そのセリフを口に出すだけの格も実績も脳ミソも無い事に気が付いていないのだ。これはイタい。
褒めてばかりでは作家は育たないのだろうけど、批判が作家を本当の意味で育てた例は寡聞にして聞かない。
多くの場合、それは作家が屈辱的なレビューへの反骨心を持って奮起しただけであり、批判そのものが彼を育てたわけではない。
だいたい批判的な事ばかり書いている人間は「もっと先に指摘してあげないといけない事」を大抵見落としている。いや、ほぼ間違いなく見落としている。
それにも関わらず「自称」専門家が集まって審美眼の良さを褒め合っているのはまさに馴れ合いではないのか。それこそ自分で批判した身内の馴れ合いに他ならない。
話がわけのわからない方向に脱線する前にまとめると、批判は投げた人間の意志に関わらず、ブーメランの形になっている事がままあるという事である。
というのも、他の人がそれを読んだら大爆笑かもしれないのに、自信満々で他者の作品に死刑宣告を与えられる感覚が分からないのだ。
まあ、たしかに寒いギャグは存在する。それを指摘するのも悪くない。
だけど、そういう指摘をする人は大抵「よりによってお前がそれを言うか」という人ばかりなのはなぜだろう?
いや、すっとほけても仕方がないか。
これはその人の審美眼とは別枠で、自分の事を客観視出来るかのスキルにかかっているのだと思う。
少なくとも私は自分より巧い人を下手クソ呼ばわりしないし、安部公房やら夢野久作を「わけわからん駄文」とこき下ろす事も無い。
それは作品を理解出来ない場合、かなりの割合で自分の理解力に非があると自覚しているからだ。
だが、冒頭の死刑宣告型レビュアーは自分の言葉が僭越もはなはだしいというか、そのセリフを口に出すだけの格も実績も脳ミソも無い事に気が付いていないのだ。これはイタい。
褒めてばかりでは作家は育たないのだろうけど、批判が作家を本当の意味で育てた例は寡聞にして聞かない。
多くの場合、それは作家が屈辱的なレビューへの反骨心を持って奮起しただけであり、批判そのものが彼を育てたわけではない。
だいたい批判的な事ばかり書いている人間は「もっと先に指摘してあげないといけない事」を大抵見落としている。いや、ほぼ間違いなく見落としている。
それにも関わらず「自称」専門家が集まって審美眼の良さを褒め合っているのはまさに馴れ合いではないのか。それこそ自分で批判した身内の馴れ合いに他ならない。
話がわけのわからない方向に脱線する前にまとめると、批判は投げた人間の意志に関わらず、ブーメランの形になっている事がままあるという事である。
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