ようやく新作が出来ましたので発表します。
新作のタイトルは
「ジャスティス」です。
(内容説明)
――僕が動かない。ただの屍のようだ。
イジメを苦に自らの命を絶った皆野少年は、この世に未練を残したまま霊魂として漂っていた。そんな折り、同じく現世を彷徨う怨霊の真理子さんと出会う事になる。真理子さん曰く、皆野少年はやり残した事があるから怨霊になっているとの事だった。自らの成仏を誓った皆野少年は、自分を死へと追い込んだクラスメイトへ「生まれた事を後悔させるレベルの」報復を誓う。
少年がこれから繰り広げる残虐なる復讐譚はいかに。そして、物語の最後に残された訓戒とは?
スプラッターホラー+道徳というまさかの新ジャンル。
目をそむけるな! 正義の反対は悪ではない。もう一つの正義なのだ!
その答えは、累々たる屍を超えた先にある。今回はホラーアンソロジーの流れを汲んだ作品になるんですかね。構想自体は結構前からあったんですが。たしか「笑える呪怨を書きたいな」という思いが発端だった気がします。まあ、本家の呪怨も結構笑えますけど(笑)。
本作を簡単に説明すると
コメディタッチのスプラッター物ですね。バンバン人が死にます。
ただ、単なるスプラッター復讐譚とはなっていなくてですね、現代の社会的風潮を皮肉った作品でもあるわけですね。
「ジャスティス」というタイトルはハッキリ言って嫌味で付けました(笑)。
書き上げてから
「これ、読み様によっては道徳の教科書にもなるな」(←なるかい)と思った部分もあったので、後からスプラッター+道徳という歪なジャンルを掲げる事にしました。
でも、そういう部分はほとんどの読者が拾えないんでしょうねえ。次々と人が死んでいく描写をあげつらって私の人格を否定する人も出てくるでしょう。かなりの確率でそいつは最後のオチを読んでいないでしょうが。まあいいです。ちょっと誤解を受けるぐらいの作風の方が色んなものがヒリついていて面白い。
ちなみに、本作には
「ブラックな短編集」に収録の
「こわすぎるじゆうけんきゅう」、及び
春禍秋冬の
「ヤンデレ」に名前だけ出てくる人物が再利用されていたりもします。
まあアクの強い作品ですよ。まず売れないでしょう(笑)。
というわけで、値段もいつもよりは弱気な
150円にしました。
そして、
本作は珍しく無料キャンペーンをやります。
期間は明日の
9月6日の午後5時頃から二日間ですね。その期間に欲しい人には全部行き渡って終わりのような気がしないでもありません(笑)。
スポンサーサイト