女性用バイアグラを皮切りにして米国医療を斬るぜメーン
- 2015/08/19
- 22:28
「米国で女性用バイアグラが認可されたようだ」
「ヌヌヌイ、それじゃあとよくアダルト漫画に出てくるような女の子のカラダがハッスルしちゃうような薬が実現したという事か。星新一賞にエロ部門があったら入賞間違いないな」
「まあ待てよ。あんまり賞の名前をそんな使い方で出すと怒られるぜブラザー。AFP=時事の記事によると『薬剤認可により、性欲減退に悩んでいる女性たちに認可を受けた治療法の選択肢を提供できる』と、FDA医薬品評価研究センターという機関が意見を表明したそうだ」
「ヘーイメーン、これは朗報だぜ。さっそくアメリカまで飛んでブツを手に入れて、日本で合コンをセッティングしようじゃないかブラザー」
「そう言うと思ったぜ。だが残念だったな。お前が考えてる女の子の酒に薬を盛って色情魔にする作戦は実行出来ないぜ」
「なんだお見通しかよ。でも、なんだってそんな事が言い切れるんだよ?」
「記事に書いてある。認可されたバイアグラ――Addyiはアルコールとの併用が厳禁だ。もしアルコールと混ぜようもんなら失神や極度の低血圧など深刻な相互作用を起こす恐れがあるそうだ」
「オイオイ、商品名をジレンマに改名しろよ。だけどよブラザー、その副作用とやらは手落ちってもんだぜ」
「なんでだ?」
「アルコールとの併用がマズいのは分かったさ。でもな、酒に薬を盛る奴なんて相手の健康に配慮なんぞしねえだろ。自分さえヤレりゃあ相手の女の子が健康障害を抱えようが死のうが気にしやしねえよ」
「たしかにそうかもな。だから前もってアルコールとの併用を出来なくしてるんだろう」
「だからよお、それがおかしいんだって。賭けてもいいが、今後このバイアグラを酒に混ぜて人を殺す奴が出てくるぜ。一夜の欲望のためにな。そういう奴に狙われたらそれまでにどんだけ品行方正に生きたって関係がねえ。クスリの粒子はビールの泡となって消えちまうんだ」
「リリカルに問題提起だな。メリットもあればデメリットもあるという事か」
「大体アメリカの薬がどうやって認可されるか知ってるか? 少なくともここ数年までは臨床試験――つまりは人間を使った新薬のテストだが――が二回成功すれば薬は認可されてしまうんだ。それこそ、二回上手くいけば1,000回失敗してもいいんだぜ」
「マジか」
「ああ、マジだ。それで認可されたSSRIと呼ばれるタイプの向精神薬は社会問題になった。具体名を出すとパ○シ○とかだな。あいつはひでえぜ。エビデンス(医学根拠)が無いのに認可されちまった薬で、向精神薬のくせに希死観念――つまりは自殺願望を誘発するという信じられない副作用がある」
「ちょっと待てメーン。向精神薬って、心の病を持った人を救うための薬じゃねえのか?」
「その通り。だが、現実では色んな角度からその危険性が指摘されていて、厚労省も向精神薬の危険性についてはある程度認めている」
「マジかよメーン。なんかお前急に社会派になったな」
「まあアレだ。こうやって光り輝く新薬が出てくる背後には、必ず闇も存在するって事さ。気をつけなきゃいけねえのは、こういう経路で認可された薬が日本にも入ってくるっていう事だ」
「お前質問に答えてねえな。まあいいけど。とにかく、こういう新薬が出た時には気を付けろって事だな」
「その通りだぜブラザー。医学の進歩はすごいけど、その裏側には俺らの知らない先人達が死屍累々とした道程を切り開いてきたって事だ」
「勉強になったぜ。ところで今日お前は何をしたかったんだ?」
「ヌヌヌイ、それじゃあとよくアダルト漫画に出てくるような女の子のカラダがハッスルしちゃうような薬が実現したという事か。星新一賞にエロ部門があったら入賞間違いないな」
「まあ待てよ。あんまり賞の名前をそんな使い方で出すと怒られるぜブラザー。AFP=時事の記事によると『薬剤認可により、性欲減退に悩んでいる女性たちに認可を受けた治療法の選択肢を提供できる』と、FDA医薬品評価研究センターという機関が意見を表明したそうだ」
「ヘーイメーン、これは朗報だぜ。さっそくアメリカまで飛んでブツを手に入れて、日本で合コンをセッティングしようじゃないかブラザー」
「そう言うと思ったぜ。だが残念だったな。お前が考えてる女の子の酒に薬を盛って色情魔にする作戦は実行出来ないぜ」
「なんだお見通しかよ。でも、なんだってそんな事が言い切れるんだよ?」
「記事に書いてある。認可されたバイアグラ――Addyiはアルコールとの併用が厳禁だ。もしアルコールと混ぜようもんなら失神や極度の低血圧など深刻な相互作用を起こす恐れがあるそうだ」
「オイオイ、商品名をジレンマに改名しろよ。だけどよブラザー、その副作用とやらは手落ちってもんだぜ」
「なんでだ?」
「アルコールとの併用がマズいのは分かったさ。でもな、酒に薬を盛る奴なんて相手の健康に配慮なんぞしねえだろ。自分さえヤレりゃあ相手の女の子が健康障害を抱えようが死のうが気にしやしねえよ」
「たしかにそうかもな。だから前もってアルコールとの併用を出来なくしてるんだろう」
「だからよお、それがおかしいんだって。賭けてもいいが、今後このバイアグラを酒に混ぜて人を殺す奴が出てくるぜ。一夜の欲望のためにな。そういう奴に狙われたらそれまでにどんだけ品行方正に生きたって関係がねえ。クスリの粒子はビールの泡となって消えちまうんだ」
「リリカルに問題提起だな。メリットもあればデメリットもあるという事か」
「大体アメリカの薬がどうやって認可されるか知ってるか? 少なくともここ数年までは臨床試験――つまりは人間を使った新薬のテストだが――が二回成功すれば薬は認可されてしまうんだ。それこそ、二回上手くいけば1,000回失敗してもいいんだぜ」
「マジか」
「ああ、マジだ。それで認可されたSSRIと呼ばれるタイプの向精神薬は社会問題になった。具体名を出すとパ○シ○とかだな。あいつはひでえぜ。エビデンス(医学根拠)が無いのに認可されちまった薬で、向精神薬のくせに希死観念――つまりは自殺願望を誘発するという信じられない副作用がある」
「ちょっと待てメーン。向精神薬って、心の病を持った人を救うための薬じゃねえのか?」
「その通り。だが、現実では色んな角度からその危険性が指摘されていて、厚労省も向精神薬の危険性についてはある程度認めている」
「マジかよメーン。なんかお前急に社会派になったな」
「まあアレだ。こうやって光り輝く新薬が出てくる背後には、必ず闇も存在するって事さ。気をつけなきゃいけねえのは、こういう経路で認可された薬が日本にも入ってくるっていう事だ」
「お前質問に答えてねえな。まあいいけど。とにかく、こういう新薬が出た時には気を付けろって事だな」
「その通りだぜブラザー。医学の進歩はすごいけど、その裏側には俺らの知らない先人達が死屍累々とした道程を切り開いてきたって事だ」
「勉強になったぜ。ところで今日お前は何をしたかったんだ?」
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