妹+ツインテール=最強
- 2015/08/13
- 13:34
近日発売予定のホラーアンソロジーに寄稿した自著について触れてみます。もう脱稿してから結構な時間が経っているので忘れている部分もあるんですが。
既報の通り、私は四季の中では春を担当しています。
今回私が書いた作品は「ヤンデレ」という小説で、大体3万字ぐらいの分量です。ジャンルはサイコホラーにカテゴライズされるんでしょうか。あえてラノベっぽく書いたところもありますけど。
話をざっくり説明すると、よくある兄妹恋愛モノのパラメータで狂気だけをMAXにした感じでしょうか。
冒頭ではある高校生の手記が出てきます。そこには異母兄妹である妹への愛情に対する苦悩が綴られています。一方、その妹の方も兄に肉親以上の感情を抱いている事が分かります。そのままどちらかが告白してしまえばハッピーエンドなのですが(?)、やはり世間的な問題や倫理上の観点から二人の感情は擦れ違ってしまいます。物語が進むにつれて、彼らの出生、そして過去にはとんでもない秘密が明らかになり……と、そんな感じのお話です。
今作の執筆にあたって、いくつか意識した事があります。それは、ホラーアンソロジーではこの「ヤンデレ」がトップバッターを務める事になるので、まずはシンプルでリーダビリティーの高いものにする必要を感じていました。そうなると必然的にジャンルは限られてくるのですが、真っ先に思いついたのはラノベっぽさという要素ですかね。
Kindleのランキングを見ていても、やっぱり萌え絵が使われているラノベは強い(「ようこそ実力至上主義の教室へ」は面白かった。スカート短すぎだけど 笑)。そこで、頭の中でビジュアルを浮かべやすい話を書けば読者の方々も先を読んでくれるかな、というのがありました。
そういうわけで、いくらかホラーに転換出来るラノベっぽい要素を考えたのですが、やっぱり妹+ツインテールという組み合わせは強いよね、という結論に至りました。なんだかんだで「おにいちゃん(ハート)」って上目遣いをする妹モノは、少なくともここ十年では間違いなく通用していますし、もはやジャンルとしてはクラシックの域にすら到達しているんじゃないかと思います。
まあ後は大体想像出来るでしょう。それを私なりにアレンジしたらどうなるか(笑)。
今作も一見シンプルな作りながら、その背後には色んな人物関係が絡まり合っています。読みやすく奥の深い作品にしたいというのはいつも考えている事でしたが、文字数制限の三万字付近に抑えるのはなかなか難しかったです。もうちょいあちこち書き込む方式で良ければ倍の文字数は行っていたような気がしないでもないですね。
今回も色々と遊びを入れて、「入間失格」を読んだ人ならより楽しめる仕掛けも入れてあります。あの切り株を眺めるとロリコンになるのか? みたいなね(笑)。
自著についての前情報は以上です。
ライトノベル+サイコスリラー(+ミステリも?)の「ヤンデレ」が含まれたホラーアンソロジー「春禍秋冬」、近日中のリリースをお楽しみに!
(ちなみに発売日は15日頃なので進捗具合によっては前後する可能性がございます。詳しくはkdp名鑑のHPをご覧下さい)

既報の通り、私は四季の中では春を担当しています。
今回私が書いた作品は「ヤンデレ」という小説で、大体3万字ぐらいの分量です。ジャンルはサイコホラーにカテゴライズされるんでしょうか。あえてラノベっぽく書いたところもありますけど。
話をざっくり説明すると、よくある兄妹恋愛モノのパラメータで狂気だけをMAXにした感じでしょうか。
冒頭ではある高校生の手記が出てきます。そこには異母兄妹である妹への愛情に対する苦悩が綴られています。一方、その妹の方も兄に肉親以上の感情を抱いている事が分かります。そのままどちらかが告白してしまえばハッピーエンドなのですが(?)、やはり世間的な問題や倫理上の観点から二人の感情は擦れ違ってしまいます。物語が進むにつれて、彼らの出生、そして過去にはとんでもない秘密が明らかになり……と、そんな感じのお話です。
今作の執筆にあたって、いくつか意識した事があります。それは、ホラーアンソロジーではこの「ヤンデレ」がトップバッターを務める事になるので、まずはシンプルでリーダビリティーの高いものにする必要を感じていました。そうなると必然的にジャンルは限られてくるのですが、真っ先に思いついたのはラノベっぽさという要素ですかね。
Kindleのランキングを見ていても、やっぱり萌え絵が使われているラノベは強い(「ようこそ実力至上主義の教室へ」は面白かった。スカート短すぎだけど 笑)。そこで、頭の中でビジュアルを浮かべやすい話を書けば読者の方々も先を読んでくれるかな、というのがありました。
そういうわけで、いくらかホラーに転換出来るラノベっぽい要素を考えたのですが、やっぱり妹+ツインテールという組み合わせは強いよね、という結論に至りました。なんだかんだで「おにいちゃん(ハート)」って上目遣いをする妹モノは、少なくともここ十年では間違いなく通用していますし、もはやジャンルとしてはクラシックの域にすら到達しているんじゃないかと思います。
まあ後は大体想像出来るでしょう。それを私なりにアレンジしたらどうなるか(笑)。
今作も一見シンプルな作りながら、その背後には色んな人物関係が絡まり合っています。読みやすく奥の深い作品にしたいというのはいつも考えている事でしたが、文字数制限の三万字付近に抑えるのはなかなか難しかったです。もうちょいあちこち書き込む方式で良ければ倍の文字数は行っていたような気がしないでもないですね。
今回も色々と遊びを入れて、「入間失格」を読んだ人ならより楽しめる仕掛けも入れてあります。あの切り株を眺めるとロリコンになるのか? みたいなね(笑)。
自著についての前情報は以上です。
ライトノベル+サイコスリラー(+ミステリも?)の「ヤンデレ」が含まれたホラーアンソロジー「春禍秋冬」、近日中のリリースをお楽しみに!
(ちなみに発売日は15日頃なので進捗具合によっては前後する可能性がございます。詳しくはkdp名鑑のHPをご覧下さい)

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