テクノロジーの進化という川を泳がなければいけない作家の宿命
- 2015/06/18
- 22:43
忌川タツヤさんのブログにて、拙著の紹介をしていただきました。
毎度思うのですが、彼はなぜよりにもよって一番危険な作品を紹介したがるのでしょうか?(笑)
彼はドSとドMを背理的に持っている気がします。
個人的には業界で無視され気味の「鬼娘の千倍返し: ガンズ・オブ・パクリオット」の方が好きそうなイメージがあるんですけどね。
さて、今日は久しぶりの完全オフという事で、映画の「イニシエーション・ラブ」を観てきましたよ。
鑑賞前は「アレって映像化不可なのでは?」なんて思っていたのですが、観終わった後には「イヤ、本当によくやったな」という感じでした。「本とは違う結末」はちょいと誇大広告気味だったところもある気がしますが、私が必死こいてネットで調べた種明かしを映像中に入れておいたのは親切だなーと思いました。
個人的には石丸美弥子役をやっていた木村文乃がスゲーかわいいと思いました。あれは浮気になってもしょうがない(?)
この映画は1986~1987年を舞台にしているのですが、物書きとしては最近ちょいと困っている事があります。
というのも、最近は携帯電話はおろか、色んなテクノロジーが進化しすぎて、いちいち裏を取るのが大変なんですよね。推理モノを書いている人は特にそう感じているのではないでしょうか?
拙著「紅い雨、晴れてのち虹」では地下格闘技の団体が通報されてしまうと、そのまま小説が終わってしまうので(笑)、あえてその大会に参加する者は携帯電話を取り上げられ~みたいなくだりを入れました。
推理モノなんかも大変でしょうね。おそらく電波の通らない無人島とかいう設定にしておかないと、例えばアリバイの証明とかで「スマホのGPS機能を使えばいいじゃん」とかツッコミが入るわけです。そこを「これはフィクションですから」で済ましてくれないのが読者の厳しいところです。
そういうわけで、あえて舞台の時期をひと昔前にしてしまうのもアリなのかもしれません。テクノロジーの変化がこんなところでミステリ作家に割を食わすとは誰も想像しなかったかもしれませんね(笑)。
小説の世界は開き直って懐古主義のような趣も見せるかもしれません。それはそれで面白い気もしますが、物書きはますます世間に疎いとやってられない時代になったのかもしれません。
毎度思うのですが、彼はなぜよりにもよって一番危険な作品を紹介したがるのでしょうか?(笑)
彼はドSとドMを背理的に持っている気がします。
個人的には業界で無視され気味の「鬼娘の千倍返し: ガンズ・オブ・パクリオット」の方が好きそうなイメージがあるんですけどね。
さて、今日は久しぶりの完全オフという事で、映画の「イニシエーション・ラブ」を観てきましたよ。
鑑賞前は「アレって映像化不可なのでは?」なんて思っていたのですが、観終わった後には「イヤ、本当によくやったな」という感じでした。「本とは違う結末」はちょいと誇大広告気味だったところもある気がしますが、私が必死こいてネットで調べた種明かしを映像中に入れておいたのは親切だなーと思いました。
個人的には石丸美弥子役をやっていた木村文乃がスゲーかわいいと思いました。あれは浮気になってもしょうがない(?)
この映画は1986~1987年を舞台にしているのですが、物書きとしては最近ちょいと困っている事があります。
というのも、最近は携帯電話はおろか、色んなテクノロジーが進化しすぎて、いちいち裏を取るのが大変なんですよね。推理モノを書いている人は特にそう感じているのではないでしょうか?
拙著「紅い雨、晴れてのち虹」では地下格闘技の団体が通報されてしまうと、そのまま小説が終わってしまうので(笑)、あえてその大会に参加する者は携帯電話を取り上げられ~みたいなくだりを入れました。
推理モノなんかも大変でしょうね。おそらく電波の通らない無人島とかいう設定にしておかないと、例えばアリバイの証明とかで「スマホのGPS機能を使えばいいじゃん」とかツッコミが入るわけです。そこを「これはフィクションですから」で済ましてくれないのが読者の厳しいところです。
そういうわけで、あえて舞台の時期をひと昔前にしてしまうのもアリなのかもしれません。テクノロジーの変化がこんなところでミステリ作家に割を食わすとは誰も想像しなかったかもしれませんね(笑)。
小説の世界は開き直って懐古主義のような趣も見せるかもしれません。それはそれで面白い気もしますが、物書きはますます世間に疎いとやってられない時代になったのかもしれません。
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