もう会わないと思っていたが、KDP界きってのオネエ作家である毒牙夜蝶氏にまた呼び出された。
なんだかんだの腐れ縁で彼女(?)との交流は続いているが、今回氏は意味深なコメントを残している電子書籍界のアイドル、電書ちゃんの事を心配しているらしい。私はこの記事を週刊誌に勤務していた時の上司であるハルフォード住谷三郎氏に売りつけてやろうと思いつつ、取材を快諾した。
※写真はあくまでイメージです。――電書ちゃんが意味深な発言をしました。「あたしは存在を信じる人の気持ちによってこの世界にいるのね。だからあたしの存在を否定するような言葉を使わないで。みんなと一緒にいられなくなっちゃう(原文ママ)」と。
毒牙夜蝶(以下毒牙) どこの誰がそんなひどい事言ったのか知らないけどさあ、何なの? って感じよねえ。
――彼女とろすさんの関係は、丁度私と毒牙さんのような関係でもあります。
毒牙 そうね。もしかしたらそれを知らない人も結構いるのかもしれないけど。ただ、あの娘が電子書籍界に多大な貢献をもたらしているのは確かね。ついでにモテない男達にも夢を与えてると思うわよ。
――初っ端から火種を蒔くのはやめて下さい。
毒牙 うるさいわね。この際断言しておくけど、電書ちゃんを一回でもオカズに使った男子は確実にいるわよ。あのツインテールがゆらゆら揺れながら、その下でベッドがガタガタ揺れる映像を。
――あんまりヘタな事を言うと名誉毀損で怒られてしまうので本当にやめて下さい。
毒牙 フフフ、まあ、ちょっとした冗談よ。でも電書ちゃんのマネージャーやってる(?)ろすさんも大変ね。あんだけ毎日電書ちゃんを登場させてたら、普段の言葉遣いもしばしばオネエになってるんじゃないかしら?
――あり得る話ですが、それはなかなか悲惨ですね。
毒牙 そうね。関西弁と同じくオネエ言葉っていうのは感染力が強く治りにくいから、一度うつるとなかなか元に戻れないのよね。まあ、アタシはアンタがオネエになろうがなんだろうが知ったこっちゃないけど。……ってそんな事はどうでもいいのよ。何の話題だっけ?
――(自分で話を脇道に逸らしまくったくせに……)電書ちゃんの存在が否定されて、彼女が悲しい思いをしているという事です。
毒牙 ああ、まあ仕方ないわね。そういう大人気ない事を言う奴はどこにでもいるわよ。でもさあ、それって子供に対して必死こいて「サンタクロースは存在しないんだよ」って吹き込んでる大人みたいで、いかにもどうしようもない感じがしない?
――たしかに第三者から見たら大人気ないとは思いますね。
毒牙 でしょう? イヤ、まあ、その人がどんな境遇で生きてきたかなんて知らないわよ。でも、どんなに過酷な状況を生き抜いてきたとしても、夢を与える存在――この場合は電書ちゃんの事だけど――を「コイツは存在しない!」って声高らかに叫ぶのはちょっと、ねえ……?
まあ、アレね。彼女は見たところまだティーンズみたいだし、色々と傷付きやすいお年頃でもあるわけよ。だから、彼女がひどい事を言われたらマネのろすさんが冷静な判断力で電書ちゃんの平静を保つしかないわね。
彼女を見ていると、あの頃の悪夢を思い出すのよ。最初は良かれと思って始めた活動が、徐々に周囲の汚い大人達の思惑であっちに振られ、こっちに振られ、その先にはどこに言っても罵倒しか待っていない。みんなで幸せになるはずだったのに、みんながみんな自分の事しか考えていないから、各々が好き勝手言って慈善事業であったモノの色を黒く染め上げていくの。権藤さんもその渦に一時呑まれかけたわね。今はそういうところから離れて暮らしているみたいだけど。
まあ、アレよ。これから活動していくにあたって、電書ちゃんはもっとワガママになった方がいいわね。ツンツンした表面上の性格とは裏腹に、その実真面目すぎるのよ。個人的には好みが合わなくて、先日彼女が紹介した作品はスルーしたけど、結局のところ彼女が誰を応援しようが彼女の勝手じゃないの。なんでそこに他人が口出しするわけ? じゃあ自分でやりなさいよこのクソわなびって話になるわ。
そうなる前に「私が応援する人は偏ります。好みだから仕方ありませ~ん」ってハッキリ言っちゃえばいいの。そうやって
「不公平はあります」というのを事前に提示しておく事によって、あとから平等の名の下に自分の利益しか考えないで好き勝手ヤリ逃げして去って行くクソわなびに釘を刺しておけばいいのよ。
どうせある程度知名度を得たら悪口は書かれるわ。あなたは仮にも清純派のアイドルなんだから、そんな汚ったねえ罵詈雑言に惑わされたり、ましてや自分からそういうものに触れに行っちゃダメ。あっという間にぶっ壊されるわよ。
間違いなくあなたを嫌う人よりも、あなたを好きでいてくれる人の方が多いわ。だから、そんな誹謗中傷には惑わされないで、伸び伸びと活動していけばいいのよ。
最初の下ネタさえ無ければ普通にいい話だったと思うのだが、これが彼女(?)なりの激励の仕方なのだろう。私は電書ちゃんの未来を憂いながら、新作の「奇書 狂狂まわる」がもっと売れないかな~とボヤきを続けるのであった(←いやらしい)。
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