まるく堂さんが
興味深い記事を書いていたので、便乗して悪評をもらった時について話します。
まあ、めんどくさいので結論から入りますが、
基本的にユーザーにはどんな感想でも述べる権利(=表現の自由)が確かにあります。ですが、
それに対して創作家がキレる権利もまた保証されていないとおかしいってもんでしょう。
創作とは分野が違いますが、たとえばあなたがキャバクラに行ったとしますよね。あてがわれた女の子が見事なまでのフォトショマジックで(笑)お馴染みの
「写真と違うじゃねえか!」が発生したとしますよね。
で、ここで女の子に「写真と違くね?」と訊くのはアリでしょう。
ですが、しつこく「てめえブスだな、てめえブスだな」と言い続けたら、あなたはものの見事にNG客に指定されるか、ボコボコにされて店から叩き出されるでしょう。この場合、あなたはちょいとやりすぎたんですね。
まあ表現の自由はありますよ。あなたは一ヶ月後に死ぬ運命の歌手に向かって「歌がヘタだねえ」と言う権利がありますし、ノーベル賞候補の作家を前にして「お前の小説はクソだ」と言う権利があります。
ですが、
大抵はそんな事をすれば周囲からはボコボコにされるか、手ひどい非難を浴びるわけですよ。それがなんでかは分かりますよね?
大人になればTPOってもんがあるわけで、毒舌芸人であればこの要素を踏まえずに毒を吐いたらキャリアが丸ごと終わってしまう事だってありえるわけですよ。
確かに表現者は悪評に対してただ「ぐぬぬ」と耐えていないといけないのかもしれません。ですが、それはしょうがないからそうしているだけであって、傷つけてやろうという意図のもとにこさえられた悪評を無理くり飲み込まされる筋合いは無いのだと思います。
ただ、ここは線引きが非常に難しいところもあり、受け入れた方がいいお叱りや辛辣な評価があるのも事実です。ですが、やっぱり悪意に満ちたものっていうのは大体それだって分かるんですよ。腐臭に満ちていますから。
成長させてくれる辛辣さにはある意味星野仙一的な優しさがあるわけで、彼が野球選手に陰湿なアドバイスばっかり送っていたら誰もついて来ないでしょう。そういう事です。
まあ、ですから、悩んでいる人には
「たまにはやり返せ」というアドバイスを送っておきます(笑)。勿論やり返し方は考えないといけませんが、「お前なんか客じゃねえよ」という奴を入店禁止にするのは、他のお客さんのためを考えたら必要な措置である時もあるんです。
そういうわけで、私はつまんないと思った作品はスルーします。
悪評については、最悪、
あんまりヒドかったら処理いたします(笑)。
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