いっぺん地獄を見てみるといい

なにやら物騒な記事タイトルですが真面目な話です。

よくハートの弱い人とかいますよね。そういう人が精神的な弱さを克服するのって（一見荒療治ではありますが）フィジカル的な地獄を見てみたらいいと思うんですよね。

死ぬほどキツい運動って言われてどんなトレーニングを思い浮かべますか？　人によってはたかだか３キロ走るだけでも地獄かもしれません。

で、自衛隊の体験とかガチのスポーツサークルとか、とにかくアプローチは何でもいいのですが、死ぬほど厳しいところで鍛えてもらうと自分の想定する地獄の水準が少なからず変わるはずなんですね。

人によっては訓練後に「なんだ、俺はあの程度の事を地獄と呼んでいたのか」とちょっとした悟りを開くかもしれません。

私にとって逆カルチャーショックだったのが、マスボクシング（軽めのスパーリング）中に鼻血が出たという理由でマスボクシングを止めようとする人がいるんですよね。

いやいや、殴り合いなんだから鼻血ぐらい出ますがな（笑）。

ここで自分が練習をやめてしまった場合、鼻血が出てもバリバリ練習している相手はどんどん強くなりますよね？　実戦までにそうやって差をつけられたら、逆にそっちの方が怖くないか？　と思うわけですよ。

人によっては「鼻折れちゃいました、てへぺろ」ぐらい言うかもしれません（いや、さすがにそれはないか？）。

要は自分を甘やかすと、もっと頑張ってる人には到底勝てないですよという事です。これは何にでも置き換えられますよね。

そういうわけで、一番手っ取り早いのは身をもってちょっとした地獄を経験する事です。

地獄を知っていればもっとすごい地獄を類推出来るし、普通の人が音を上げてしまうような事でも平然と出来るようになるわけです。

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