数字の信憑性について考える
- 2015/01/01
- 01:52
あっちこっちで新年の挨拶も聞き飽きてるでしょうから、私のブログでは「明けまして~」は省きます。新年からいきなり感じの悪いキャラでスタートです(笑)。
このブログを書いてる時間は元旦午前一時過ぎぐらいなので、個人作家で一番早く新年のブログ(無駄口?)を書くのは多分私なんだろうと思います。
年末のボクシングは全部面白かったですね。天笠対リゴンドウなんて録画で見たのに、テレビの前で「行け! 行け!」って叫んでまいましたよ(笑)。
で、今回思ったのが、ボクサーの強さに限らず、数字の信憑性ってどこまであるんだろう? って事でした。
例えばボクサーAが金メダリストで世界王座を二階級制覇していて、その対戦者であるボクサーBが28勝6敗ぐらいだとします。
普通だったらボクサーAが勝つと思いますよね? 私もデータだけ見たらそう思います。
ですが、このアンダードッグにあたるボクサーBがAを追い詰めるという事は多々ありますし、番狂わせで勝ってしまう事もあるんです。
ただ番狂わせとは言っても、関係者や識者から見ているとそんなに奇跡ではない事もあるのです。
たとえばボクサーAが破格のパンチ力で一方的に相手を倒すタイプだとします。ですが、彼はアゴが弱い。それに対して、ボクサーBは一度もダウンした事がなく、カウンターセンスにも長けている。
上記の組み合わせだと、ボクサーBがボクサーAをノックアウトする可能性は結構高いです。選手の相性だけでなく、ボクサーBが前哨戦で強敵を難なく倒して自信をつけているとか、ボクサーAが攻撃力に頼りすぎて前回の試合で雑な試合運びをしているとか、ガードの甘さが修正されていない等のファクターがあったりすると、注意深く両選手を見ている人は番狂わせの香りを嗅ぎつけるんですね。
で、何が言いたいのかというと、数字はあくまで一つの側面から能力を仮定的に可視化したものに過ぎないという事です。もっと簡単に言うと、数字である程度の結果が予想されていても、数字に含まれていない要素が何かの予想を大きく覆す事だってあるっていう事です。
これはある意味電子書籍業界にも似たような傾向があって、今売れている人=小説の完成度もトップクラスかと言うと、必ずしもそうではない(生意気に感じたらスイマセン)。逆に宣伝不足等の理由で、実力があってもたまたま読者に発掘されていない人とかもいる。
そんな中、実力があってもなかなか日の目を見ない人が、ある日を境に一気に躍進したりする事もありますよね。それはたまたま有名ブロガーがその人の著作に感動したからかもしれませんし、出版社から運よく声がかかったのかもしれません。
でもね、本当に成否の結果って紙一重だったりするんですよ。ある日を境に創作環境を用意してもらえて、そのままギューンといける人。残念ながら前者に惜敗をしたばかりにスポンサーも付かず、長い暗黒時代を歩む人。その二人の過去を辿っていくと、同じところで線が交差してたりするわけです。
新年早々嫌な話をしますが(笑)「2015年に電子書籍ブームが来るか」と訊かれたら「いやー……どうなんでしょうね?」という感じです。今年にも「もう無理」と、筆を折る人も出てくるでしょう。
ですが、「もういいや」とKDPを去った直後に電子書籍ブームが来たら泣くに泣けないですよね? ですから、今の内から不遇でもどんどん作品を出していく事が重要なんではないかと思います。
まだまだ電子書籍マーケットはゴミみたいにちっさいです。私もそこそこ(主にトラブルメーカーとして)名前は売れてきましたが、小説だけで確定申告に持っていくには遠い道程です。
そういうわけで、まだまだ、まだまだ作品を出していかなければいけないんだと思います。
幸いずっと書き続けたお陰で、リリース直後の「今作の有料売上が0だったらどうしよう?」という悩みとはサヨナラ出来そうです。
今年も好き勝手に自由な作品を出していければな、なんて思います。
後半の悪フザケはともかくとして(笑)わなび隊長を役立てて下さい。
このブログを書いてる時間は元旦午前一時過ぎぐらいなので、個人作家で一番早く新年のブログ(無駄口?)を書くのは多分私なんだろうと思います。
年末のボクシングは全部面白かったですね。天笠対リゴンドウなんて録画で見たのに、テレビの前で「行け! 行け!」って叫んでまいましたよ(笑)。
で、今回思ったのが、ボクサーの強さに限らず、数字の信憑性ってどこまであるんだろう? って事でした。
例えばボクサーAが金メダリストで世界王座を二階級制覇していて、その対戦者であるボクサーBが28勝6敗ぐらいだとします。
普通だったらボクサーAが勝つと思いますよね? 私もデータだけ見たらそう思います。
ですが、このアンダードッグにあたるボクサーBがAを追い詰めるという事は多々ありますし、番狂わせで勝ってしまう事もあるんです。
ただ番狂わせとは言っても、関係者や識者から見ているとそんなに奇跡ではない事もあるのです。
たとえばボクサーAが破格のパンチ力で一方的に相手を倒すタイプだとします。ですが、彼はアゴが弱い。それに対して、ボクサーBは一度もダウンした事がなく、カウンターセンスにも長けている。
上記の組み合わせだと、ボクサーBがボクサーAをノックアウトする可能性は結構高いです。選手の相性だけでなく、ボクサーBが前哨戦で強敵を難なく倒して自信をつけているとか、ボクサーAが攻撃力に頼りすぎて前回の試合で雑な試合運びをしているとか、ガードの甘さが修正されていない等のファクターがあったりすると、注意深く両選手を見ている人は番狂わせの香りを嗅ぎつけるんですね。
で、何が言いたいのかというと、数字はあくまで一つの側面から能力を仮定的に可視化したものに過ぎないという事です。もっと簡単に言うと、数字である程度の結果が予想されていても、数字に含まれていない要素が何かの予想を大きく覆す事だってあるっていう事です。
これはある意味電子書籍業界にも似たような傾向があって、今売れている人=小説の完成度もトップクラスかと言うと、必ずしもそうではない(生意気に感じたらスイマセン)。逆に宣伝不足等の理由で、実力があってもたまたま読者に発掘されていない人とかもいる。
そんな中、実力があってもなかなか日の目を見ない人が、ある日を境に一気に躍進したりする事もありますよね。それはたまたま有名ブロガーがその人の著作に感動したからかもしれませんし、出版社から運よく声がかかったのかもしれません。
でもね、本当に成否の結果って紙一重だったりするんですよ。ある日を境に創作環境を用意してもらえて、そのままギューンといける人。残念ながら前者に惜敗をしたばかりにスポンサーも付かず、長い暗黒時代を歩む人。その二人の過去を辿っていくと、同じところで線が交差してたりするわけです。
新年早々嫌な話をしますが(笑)「2015年に電子書籍ブームが来るか」と訊かれたら「いやー……どうなんでしょうね?」という感じです。今年にも「もう無理」と、筆を折る人も出てくるでしょう。
ですが、「もういいや」とKDPを去った直後に電子書籍ブームが来たら泣くに泣けないですよね? ですから、今の内から不遇でもどんどん作品を出していく事が重要なんではないかと思います。
まだまだ電子書籍マーケットはゴミみたいにちっさいです。私もそこそこ(主にトラブルメーカーとして)名前は売れてきましたが、小説だけで確定申告に持っていくには遠い道程です。
そういうわけで、まだまだ、まだまだ作品を出していかなければいけないんだと思います。
幸いずっと書き続けたお陰で、リリース直後の「今作の有料売上が0だったらどうしよう?」という悩みとはサヨナラ出来そうです。
今年も好き勝手に自由な作品を出していければな、なんて思います。
後半の悪フザケはともかくとして(笑)わなび隊長を役立てて下さい。
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