暴力・性描写を恐れてはいけない
- 2014/10/04
- 23:59
最近筆禍の話題を書きましたが、狙いすましたように、似たような出来事がありました。
私はごく一部の友人にしかペンネームを教えていないのですが、創作活動をやっている事自体は結構オープンにしています。
先日リアルの世界で若干危ない人(うっかりツイッターやフェイスブックに私の本名を公開してしまいそうという意味で)にペンネームを訊かれたのですが、前述の通り「この人は危ない」と思ったので丁重にお断りしていました。
そうしたら、既刊の作風を訊かれたんですね。とりあえず一番売れてる「入間失格」の作品内容を朧に伝えたところ、「暴力描写や性描写をぼかさずに書くのは良くない」というお言葉をいただきました。いやっはあ、「くたばれ」と(笑)。
私個人の意見ですが、こういった暴力描写や性描写はなるべく詳細にやるべきではないかと思っています。たとえば「泡姫ありえない」では主人公のアリエルが暴行(ここは柔らかめに表現しますが)されるシーンや、幼馴染が夢の中で陰惨な乱暴に遭うのを呆然と見ているシーンがあります。
ここでは強制的に本番に持っていかれるという暴力や、少女が乱暴される様子が書かれているんですが、売上だけを考えるんだったらもっと内容をぼかしても良かったんだと思います。が、それはダメです。
というのも、暴力や逸脱した性行為は極力嫌悪感を抱くような書き方をしないと、それを肯定する事に繋がってしまうからです。
そういう小説もあるはあるんですけど、それをやってしまうと「泡姫ありえない」はただのエロ小説になってしまうんですよね。
水面下で来た「泡姫ありえない」の感想が何件もあるんですが、大体の人は「最初はエロ小説だと思ったけど違った」というもので、「感動した」とか「影ながら応援しています」という言葉もいただいているわけです。私としては堂々と応援してもらいたいんですが(笑)。
そのように、何かを伝えるためにどぎつい描写が必要な時だってあるわけです。現実の世界では臓器ビジネスの売人が、子供から臓器を全部抜き取って死体を捨てたという話もザラにあるわけです(本当に眼球すら残さないらしいです)。
世界がそんなにひどいのに、描写を手加減したらリアリティーなんて死にまっせ、奥さん。
私に言わせれば、悪人を斬りつけました→ヒラヒラドカーンみたいなライトなノリを刷り込む行為の方がはるかに危険ではないかと思います。それだと本当に取り返しのつかない事をしでかすまで何の痛痒も感じないからです。ブタ箱で後悔するのでは遅すぎます。
少なくとも「入間失格」を読んでから中学生に手を出したり、「泡姫ありえない」を読んでデリ嬢をボコボコにしたあげく乱暴する奴は出ないでしょう。願望込みですが。
そんなわけで、描写がどぎつくなるのを怖れてはいけないと思います。たまにやりすぎる事もありますけど(笑)、これからも人間の嫌な部分はフルスイングで出していきたいと思います。
私はごく一部の友人にしかペンネームを教えていないのですが、創作活動をやっている事自体は結構オープンにしています。
先日リアルの世界で若干危ない人(うっかりツイッターやフェイスブックに私の本名を公開してしまいそうという意味で)にペンネームを訊かれたのですが、前述の通り「この人は危ない」と思ったので丁重にお断りしていました。
そうしたら、既刊の作風を訊かれたんですね。とりあえず一番売れてる「入間失格」の作品内容を朧に伝えたところ、「暴力描写や性描写をぼかさずに書くのは良くない」というお言葉をいただきました。いやっはあ、「くたばれ」と(笑)。
私個人の意見ですが、こういった暴力描写や性描写はなるべく詳細にやるべきではないかと思っています。たとえば「泡姫ありえない」では主人公のアリエルが暴行(ここは柔らかめに表現しますが)されるシーンや、幼馴染が夢の中で陰惨な乱暴に遭うのを呆然と見ているシーンがあります。
ここでは強制的に本番に持っていかれるという暴力や、少女が乱暴される様子が書かれているんですが、売上だけを考えるんだったらもっと内容をぼかしても良かったんだと思います。が、それはダメです。
というのも、暴力や逸脱した性行為は極力嫌悪感を抱くような書き方をしないと、それを肯定する事に繋がってしまうからです。
そういう小説もあるはあるんですけど、それをやってしまうと「泡姫ありえない」はただのエロ小説になってしまうんですよね。
水面下で来た「泡姫ありえない」の感想が何件もあるんですが、大体の人は「最初はエロ小説だと思ったけど違った」というもので、「感動した」とか「影ながら応援しています」という言葉もいただいているわけです。私としては堂々と応援してもらいたいんですが(笑)。
そのように、何かを伝えるためにどぎつい描写が必要な時だってあるわけです。現実の世界では臓器ビジネスの売人が、子供から臓器を全部抜き取って死体を捨てたという話もザラにあるわけです(本当に眼球すら残さないらしいです)。
世界がそんなにひどいのに、描写を手加減したらリアリティーなんて死にまっせ、奥さん。
私に言わせれば、悪人を斬りつけました→ヒラヒラドカーンみたいなライトなノリを刷り込む行為の方がはるかに危険ではないかと思います。それだと本当に取り返しのつかない事をしでかすまで何の痛痒も感じないからです。ブタ箱で後悔するのでは遅すぎます。
少なくとも「入間失格」を読んでから中学生に手を出したり、「泡姫ありえない」を読んでデリ嬢をボコボコにしたあげく乱暴する奴は出ないでしょう。願望込みですが。
そんなわけで、描写がどぎつくなるのを怖れてはいけないと思います。たまにやりすぎる事もありますけど(笑)、これからも人間の嫌な部分はフルスイングで出していきたいと思います。
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