「筆禍」の裏話
- 2014/09/07
- 20:51
某氏とのやり取りでやった「筆禍」の自作解題がそのまま記事に出来そうだったので流用します。某氏には私信流用の御赦しをいただきたく存じます。
本作は当初、広瀬に執筆活動がバレるまでを3,000字ぐらい書いていたのですが、書きあがったものを読んでみると大して面白くなく、テンポも良くないと思ったので丸ごと捨てた経緯があります。
すんなり生まれた作品ではなかったので、正直な話、脱稿時にこの作品を他人が読んで面白いと思うかどうかは確信がありませんでした。ただ、社会的なメッセージとしては意義があるかなと思ったので、結局発表するに至りました。
予想外に褒めてくれる方(XX氏とかXXX氏とか)がいたので驚いています。
物語が急展開する居酒屋という舞台設定は、人間が思わず本音や隠し事を喋ってしまうのは酒の力に屈した時ぐらいしかないと思ったので、自然とそういう流れになりました。他にもっと捻った舞台があっても良かった気はしますが。
自宅の呑み会とかでも良かった気はしますが、多分それやると長くなりすぎますね。
途中で一人称から三人称にサラっと変化するとのご指摘もいただき、考えてみればそうだなと思いましたが、これも第三者の口から真実が語られる流れを見れば必然でした。だから狙ってやったというわけではないんですね。流れでそうなっただけで。技巧を見せ付けてやろうという下心はございません(笑)。
本作は最後がちょっと安易かなとも思ったのですが、三人の死因とかをもっと押し広げるともうショートショートじゃなくなってしまうので諦めました(笑)。
私の裏設定では「実は三人の死因は別にある?」みたいな線もありまして、そこに「筆禍」の主人公の自殺が加わるとより複雑なミステリーがあって……とか考えたんですが、どう考えても中編ぐらいにはなりますよね(笑)。三人で首を吊ってたという奇妙な死に方が説明されているのはその名残です。
振り返ると本作を中編・長編でリボーンとかもアリかもしれませんねえ。
本作は当初、広瀬に執筆活動がバレるまでを3,000字ぐらい書いていたのですが、書きあがったものを読んでみると大して面白くなく、テンポも良くないと思ったので丸ごと捨てた経緯があります。
すんなり生まれた作品ではなかったので、正直な話、脱稿時にこの作品を他人が読んで面白いと思うかどうかは確信がありませんでした。ただ、社会的なメッセージとしては意義があるかなと思ったので、結局発表するに至りました。
予想外に褒めてくれる方(XX氏とかXXX氏とか)がいたので驚いています。
物語が急展開する居酒屋という舞台設定は、人間が思わず本音や隠し事を喋ってしまうのは酒の力に屈した時ぐらいしかないと思ったので、自然とそういう流れになりました。他にもっと捻った舞台があっても良かった気はしますが。
自宅の呑み会とかでも良かった気はしますが、多分それやると長くなりすぎますね。
途中で一人称から三人称にサラっと変化するとのご指摘もいただき、考えてみればそうだなと思いましたが、これも第三者の口から真実が語られる流れを見れば必然でした。だから狙ってやったというわけではないんですね。流れでそうなっただけで。技巧を見せ付けてやろうという下心はございません(笑)。
本作は最後がちょっと安易かなとも思ったのですが、三人の死因とかをもっと押し広げるともうショートショートじゃなくなってしまうので諦めました(笑)。
私の裏設定では「実は三人の死因は別にある?」みたいな線もありまして、そこに「筆禍」の主人公の自殺が加わるとより複雑なミステリーがあって……とか考えたんですが、どう考えても中編ぐらいにはなりますよね(笑)。三人で首を吊ってたという奇妙な死に方が説明されているのはその名残です。
振り返ると本作を中編・長編でリボーンとかもアリかもしれませんねえ。