回収出来ない伏線を張ってはいけない
- 2014/08/08
- 22:45
最近うっかり「レ・ミゼラブル」に手を出してしまい、若干後悔しています(笑)。
牛野小雪氏の「グッドライフ高崎望」で換算すると約7本分ぐらいの量です(!)。読んでも読んでもまるで終わらない……。しかし、偉大な作品に触れておくのは大事ですし、語彙も豊富なので、この機会にガッツリ勉強しておこうと思います。
さて、最近KDPでも連載物(シリーズ物)が増えてきたような気がします。私の場合は作品を最後まで書き上げる方式の方が、伏線や展開をいじりやすいと感じているので、あまり連載というスタイルはオススメしていません。また、連載をする際には絶対に守らないといけない事があります。
それは、単純に作品を完結させる事です。
なんだよ当たり前じゃないかと言われてしまうかもしれませんが、(ネット小説の世界だと特に)執筆中の作品をブン投げる人は散見されるんですよねえ。
ネット用語だと永遠(eternal)に制作中という意味でエタるという言葉があります。作品の更新がストップすると「あいつエタりやがった」とか言って悪口で盛り上がるわけです(笑)。
一度「百話書きます。絶対に書きます」みたいな事を商品説明のところに書いたKDP作品を見た気がしますが、どうも私にはその「絶対」が死亡フラグに見えてならないのです(笑)。
仮にシリーズ43、44、45の売上が0だったとして、100まで書こうと本当にモチベーションを保てますかね? 少なくともかなりの根性が要ると思います。明らかに無観客試合ですからね。
でも、一度公言したものは公言したものですから、やっぱり言った事をやらないというのも違う気がします。そうなると完成させる方向に動くのですが、普通に考えたら心が折れてしまうのではないかと思います。
ネット小説は無料ですが(それでも人気作がエタるとかなり反発はありますけど)お金を取っているKDPでエタるのは絶対にやってはいけない事だと思うんですよねえ。プロでも普通にエタる人とかはいますが、一回やらかすと失った信用を取り戻すのは至難の業ですよ。
なので、もしシリーズ物をやろうと思ったら絶対に作品を完成させる覚悟が必要なのだと思います。個人的なオススメはシリーズの一作品ごとに話を完結させる事ですね。そうすれば次回作で誤算が起こっても続きは無かった事にしやすい(笑)。
逆にエタる人がよくやる事は、無闇やたらに伏線を張る事ですかね。伏線をあえて回収しないという技術もあるのですが、これは上級者用のテクニックなので、上手くやらないと「で、『そんな事になるとは思わなかった』っていうところの『そんな事』って何だったの?」とか訊かれる可能性があります。
よく小説作法の本にやたら伏線を推奨しているものがありますが、あれは間違いではないかと思います。というのも、伏線は後の展開を納得しやすくするための道具に過ぎないからです。だから私の場合、伏線は大抵後から張ります。絶対に伏線を回収出来るならいいです。ですが、後から見たら伏線を張るほどのシーンでもなかったという事例は枚挙に暇がありません。
伏線を張るというのは読者に「今からゴッツイもん見せてやんで」と宣言したようなもので、それに見合う価値のものが提示できなければ、当然読者は反発します。
伏線を張りまくると、当然著者自身の思考にも制約が沢山かかりますから、頭が働かなくなってしまうんですよね。なので、もし連続物を書いていこうと思っている人がいるなら、回収出来ない伏線は貼るなという助言を差し上げます。
自分の歩む長い道をわざわざ険しくする必要はありません。ゆっくりとでも、作品は必ず完結させるようにしましょう。
牛野小雪氏の「グッドライフ高崎望」で換算すると約7本分ぐらいの量です(!)。読んでも読んでもまるで終わらない……。しかし、偉大な作品に触れておくのは大事ですし、語彙も豊富なので、この機会にガッツリ勉強しておこうと思います。
さて、最近KDPでも連載物(シリーズ物)が増えてきたような気がします。私の場合は作品を最後まで書き上げる方式の方が、伏線や展開をいじりやすいと感じているので、あまり連載というスタイルはオススメしていません。また、連載をする際には絶対に守らないといけない事があります。
それは、単純に作品を完結させる事です。
なんだよ当たり前じゃないかと言われてしまうかもしれませんが、(ネット小説の世界だと特に)執筆中の作品をブン投げる人は散見されるんですよねえ。
ネット用語だと永遠(eternal)に制作中という意味でエタるという言葉があります。作品の更新がストップすると「あいつエタりやがった」とか言って悪口で盛り上がるわけです(笑)。
一度「百話書きます。絶対に書きます」みたいな事を商品説明のところに書いたKDP作品を見た気がしますが、どうも私にはその「絶対」が死亡フラグに見えてならないのです(笑)。
仮にシリーズ43、44、45の売上が0だったとして、100まで書こうと本当にモチベーションを保てますかね? 少なくともかなりの根性が要ると思います。明らかに無観客試合ですからね。
でも、一度公言したものは公言したものですから、やっぱり言った事をやらないというのも違う気がします。そうなると完成させる方向に動くのですが、普通に考えたら心が折れてしまうのではないかと思います。
ネット小説は無料ですが(それでも人気作がエタるとかなり反発はありますけど)お金を取っているKDPでエタるのは絶対にやってはいけない事だと思うんですよねえ。プロでも普通にエタる人とかはいますが、一回やらかすと失った信用を取り戻すのは至難の業ですよ。
なので、もしシリーズ物をやろうと思ったら絶対に作品を完成させる覚悟が必要なのだと思います。個人的なオススメはシリーズの一作品ごとに話を完結させる事ですね。そうすれば次回作で誤算が起こっても続きは無かった事にしやすい(笑)。
逆にエタる人がよくやる事は、無闇やたらに伏線を張る事ですかね。伏線をあえて回収しないという技術もあるのですが、これは上級者用のテクニックなので、上手くやらないと「で、『そんな事になるとは思わなかった』っていうところの『そんな事』って何だったの?」とか訊かれる可能性があります。
よく小説作法の本にやたら伏線を推奨しているものがありますが、あれは間違いではないかと思います。というのも、伏線は後の展開を納得しやすくするための道具に過ぎないからです。だから私の場合、伏線は大抵後から張ります。絶対に伏線を回収出来るならいいです。ですが、後から見たら伏線を張るほどのシーンでもなかったという事例は枚挙に暇がありません。
伏線を張るというのは読者に「今からゴッツイもん見せてやんで」と宣言したようなもので、それに見合う価値のものが提示できなければ、当然読者は反発します。
伏線を張りまくると、当然著者自身の思考にも制約が沢山かかりますから、頭が働かなくなってしまうんですよね。なので、もし連続物を書いていこうと思っている人がいるなら、回収出来ない伏線は貼るなという助言を差し上げます。
自分の歩む長い道をわざわざ険しくする必要はありません。ゆっくりとでも、作品は必ず完結させるようにしましょう。
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