「銀座の中心で稲を育てる」短評
- 2022/09/17
- 00:36
忙しくなり時間が無いのとまだ無料キャンペーン中だったので取り急ぎ短評を。
いい意味で私の求めている牛野小雪だった。
かなりつかみどころがないストーリーというか、あらすじを書くのが非常に難しい純文学寄りの作品。読んでみるのが一番早いですが、今回は氏独自の才能がギュッと詰まった感じでした。
味わいというか、おそらく牛野小雪でしか書けないであろうリズムや言い回し、ずっこけるようなユルさ。文体模写が極めて困難な印象を受けました。これが天然なのか計算なのかは長く彼の作品を読んできた私でもよく分からない。
一見無意味な展開でもストーリーは前進していて、「これ、どうやって書いたんだろう?」と思わせるような妙ちきりんな感覚をずっと胸に保持しながら読み進めていく不思議な読書時間でした。純文学というよりは牛野小雪というジャンルになりつつあるような。
不思議な味わいでした。
マネやモネの絵を真剣に理解しようとしても理解出来ない人には徒労に終わるように、牛野小雪の文学には感覚でとらえる何かがある感じです。それが何であるかは非常に説明が難しいですが、つまるところ読んだ方が早い(笑)。
これを書いている時点ではまだ無料です。ちょっと読んでみて下さい。
いい意味で私の求めている牛野小雪だった。
かなりつかみどころがないストーリーというか、あらすじを書くのが非常に難しい純文学寄りの作品。読んでみるのが一番早いですが、今回は氏独自の才能がギュッと詰まった感じでした。
味わいというか、おそらく牛野小雪でしか書けないであろうリズムや言い回し、ずっこけるようなユルさ。文体模写が極めて困難な印象を受けました。これが天然なのか計算なのかは長く彼の作品を読んできた私でもよく分からない。
一見無意味な展開でもストーリーは前進していて、「これ、どうやって書いたんだろう?」と思わせるような妙ちきりんな感覚をずっと胸に保持しながら読み進めていく不思議な読書時間でした。純文学というよりは牛野小雪というジャンルになりつつあるような。
不思議な味わいでした。
マネやモネの絵を真剣に理解しようとしても理解出来ない人には徒労に終わるように、牛野小雪の文学には感覚でとらえる何かがある感じです。それが何であるかは非常に説明が難しいですが、つまるところ読んだ方が早い(笑)。
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