手を出してはいけない女チェックリスト17

好きな人にフられそうになると、上司に相談して介入させようとする

　彼女達が外堀を埋める話はすでにしましたが、その恐ろしさは留まるところを知りません。

　彼女達はあなたの友人だけでなく、上司までを痴話喧嘩に乱入させる事があります。

　その戦術の中に不幸な女アピールがあるのはすでに伝えた通りですが、彼女達はそれを同僚だけでなく上司に対しても行うので、多少のワガママでも通るような特別待遇を割と簡単に手に入れます。

　実際にはかなり計算高く、何をやったら気に入られたり同情されるかを知悉しています。ゆえに、彼女達は上司達ですら同情の沼に沈め、彼ら自身が気付かぬ内に篭絡しています。

　これは同僚を篭絡する戦術と併行してなされるのですが、このように外堀を埋めていった上で彼女達はターゲットへとアプローチしていきます。

　そして結構な確率でフられます。さすがに恋人候補の人に何もかもを隠してうまくやるほどの器用さは無いからです。

　そして彼女達はフられた時に次の手を使います。

　それは、上司に相談するという形式をとった戦法です。まさかの上司乱入――これには瞬獄殺でベガを葬った豪鬼も唖然とするほかありません。

　いいですか。恋愛は自由です。

　ですが、誰かを愛する権利があるのなら、その人を愛さない権利だってあるはずです。

　ところが、そのような常識は彼女達の巧みな奸計によってものの見事にぶっ壊されます。

　同情漬けにされた上司はもはや彼女達の味方です。ただでさえ不利な状況で、相手側のタッグにブロック・レスナーが加わったぐらいの理不尽さです。

　そんなＷＷＥ（※アメリカの有名なプロレス団体）好きにしか分からない軽口はさておき、彼女達はここぞとばかりに不幸な女を全開にします。

　こうなってしまったら上司から何も言って来ない限りは無視です。相手にしてはいけません。痴漢冤罪と同じで、あなたに勝ち目はありません。

　どれだけお昼の時間に当てこすられても我慢する事です。反論すれば、すべては彼女達の思うがままに動きます。

　そしてその件について上司から追及があった時に初めてことの経緯を論理的に説明し、彼女達の「戦術」を暴露するのです。

　あなたから攻撃を仕掛けてはいけません。彼女達はすでに「かわいそうでかわいい女」の地位を確立しており、あなたが自発的にどれだけ論理的な思考を披露したとしても「でも、かわいそうな人にそれはないよね」で一蹴されます。

　待ちなさい。

　決して勇み足で攻撃してはなりません。

　耐えて隙を窺う事です。

　彼女達の発言、上司達の発言を記録に残し、日時とともにデータに残しておきなさい。

　そうする事で「審判の日」（訴訟）が来た時、あなたは盛大にやり返す事が出来るでしょう。

　相手に餌を与えてはいけません。

　刃で相手を刺すのではなく、突き出した刃に相手が自分で突っ込んでくるのを待ちなさい。あなたはその刃を研いでいるだけでいいのです。