手を出してはいけない女チェックリスト13

都合が悪いと病気になる。また、病気をアピールし始める

　彼女達は良く言えば生まれながらの女優、悪く言えば生まれながらの嘘吐きです。

　これまでの章で彼女達の対策についても触れてきましたが、彼女達はある部分では非常に巧妙で打算的な割に、別のところでは信じられないほどの凡ミスを犯して馬脚をあらわす傾向にあります。おそらく計算を複雑にやりすぎて足元が見えなくなってしまうのでしょう。

　そんな彼女達は金田一やコナン君のような立ち位置にいる人にその正体を暴かれたりする事もしばしばあるのですが、彼女達はさらに正当化をこじらせます。

　追い詰められた彼女達は病気になります。

　周囲を不幸にする最低な女だと攻撃に遭うかもしれませんが、病人だとそうはなりませんよね？

　嘘みたいに聞こえるかもしれませんが、彼女達はこういった捌ききれない状況が出てくると実際に病気になる事がしばしばあります。これも同情を獲得しようというあがきの一種です。

　病人を責めるのは誰だって気が咎められます。そのため、彼女達が正体を現したところで病気が発生すると、誰かを攻撃していた事よりも自分が心配される方に注意がいく事を彼女達は本能的か経験則で知っているのです。

　そこまで器用でないにしても、彼女達は病気を装う事も辞しません。「おなかが痛い」と言われたら、こちらは「どれぐらい痛いのか」までは推量するしかありませんから、そのようにされると手を引かざるを得ません。それで彼女を追求すると別件で訴えられる危険性があるからです。

　ですが、このような「技」を使いはじめたら、彼女達が万策尽きかけているという風に見る事も出来ます。

　油断は禁物ですが、そのような場合は引いて注意深く観察をするに留める事です。攻撃をすればあなた自身がひとでなしの烙印を押されかねません。

　彼女達がそのような技を使い始めたら憐れむような視線でもくれてやりなさい。プライドの高い彼女達には、それが一番効くでしょう。