「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5」書評
- 2021/11/04
- 01:21
今までよう実ネタを結構書いてきた気がするのですが、ちゃんとした書評は初めてかもしれません。
発売直後から爆発的な勢いでレビューが増えている本作はアニメ化もされた人気シリーズの最新作ですね。
今回になってなぜ今さらレビューを書こうかと思ったのかと言いますと、今作はここ最近のよう実シリーズでぶっちぎりの面白さだからです。
ずっと気になっていた「奴との対決はどうなるのだろう?」というシリーズ初期からうっすらと読者の心にあったタブー(?)へとうとう今作で着手したというか、「これをラノベでやっちゃうのか」というドス黒い展開が待っています。ええ、大好物です(笑)。
本作のハイライトは各クラスで匿名の投票をやるのですが、各議題で賛成にせよ反対にせよ、全員一致でないと先へと進めません。一人でも反対がいると、他の全員が賛成でも投票がやり直しになります。
最初の方は修学旅行を沖縄にするのか、北海道にするのか、みたいな比較的ライトな設問ですが、予想通り設問が進むにつれて、その内容がエグいものになっていきます。
最終問題は
クラスメイトの誰か一人を退学になる代わりに、クラスポイント100点を得る。
これに賛成か反対か、というものでした。ちなみに賛成で全会一致になった場合については退学者を投票で決める事になります。
まあ、こんな投票をやったら人間の嫌な部分が出てくるに決まってますよね(笑)。
主人公の綾小路は色々と調整を図るのですが、何回やっても賛成に入れる一人がいる。
この裏切り者は誰なのか……?
……って、今までの本シリーズと冒頭の数ページを見た人はほぼ察しがついているでしょうが(笑)。
問題はですね、あの表面上は天使だと思われている彼女をどうやって打ち負かすのか、というところにあります。ここに本作のおいしさの99%が詰まっています。
ちなみに、私は似たような戦法で大ピンチにされた事がございます(笑)。
実際にこういう女はいます。読者の何名かははらわたの煮えくり返る思いで彼女の使ってくるダーティー戦法を読んでいたのではないでしょうか?
勝負の行方につきましては実際に読んで確かめてほしいところですが、今回はサブタイトルに「悪女の殺し方」とか付けてもいいのかなと(笑)。
汚い女の餌食になった事のある方は、本作で使われている悪女撃退法は非常に参考になるかと思われます(笑)。
気付いたら書評あんまり関係ないんじゃないかと思いましたが(笑)、本作はぜひ読んでほしい。ラノベらしからぬ黒いカタルシスが得られますよ(笑)。最初から最後まで後味が悪い(笑)。
それにしても彼女を残したのは悪手のような……。個人スタッツは良いかもしれませんが、周囲を攪乱し、士気を下げる存在である事が明白になってしまったがために、使い道としてはまだボロの出ていない他クラスへの渉外役に使うしかないような……。
ある意味退学よりも残される方が彼女的には処刑に近い屈辱なのかもしれません。
それを分かっていてやっているんだったら綾小路君は本当にえげつない高校生ですね(笑)。
こっちもよろしく!
発売直後から爆発的な勢いでレビューが増えている本作はアニメ化もされた人気シリーズの最新作ですね。
今回になってなぜ今さらレビューを書こうかと思ったのかと言いますと、今作はここ最近のよう実シリーズでぶっちぎりの面白さだからです。
ずっと気になっていた「奴との対決はどうなるのだろう?」というシリーズ初期からうっすらと読者の心にあったタブー(?)へとうとう今作で着手したというか、「これをラノベでやっちゃうのか」というドス黒い展開が待っています。ええ、大好物です(笑)。
本作のハイライトは各クラスで匿名の投票をやるのですが、各議題で賛成にせよ反対にせよ、全員一致でないと先へと進めません。一人でも反対がいると、他の全員が賛成でも投票がやり直しになります。
最初の方は修学旅行を沖縄にするのか、北海道にするのか、みたいな比較的ライトな設問ですが、予想通り設問が進むにつれて、その内容がエグいものになっていきます。
最終問題は
クラスメイトの誰か一人を退学になる代わりに、クラスポイント100点を得る。
これに賛成か反対か、というものでした。ちなみに賛成で全会一致になった場合については退学者を投票で決める事になります。
まあ、こんな投票をやったら人間の嫌な部分が出てくるに決まってますよね(笑)。
主人公の綾小路は色々と調整を図るのですが、何回やっても賛成に入れる一人がいる。
この裏切り者は誰なのか……?
……って、今までの本シリーズと冒頭の数ページを見た人はほぼ察しがついているでしょうが(笑)。
問題はですね、あの表面上は天使だと思われている彼女をどうやって打ち負かすのか、というところにあります。ここに本作のおいしさの99%が詰まっています。
ちなみに、私は似たような戦法で大ピンチにされた事がございます(笑)。
実際にこういう女はいます。読者の何名かははらわたの煮えくり返る思いで彼女の使ってくるダーティー戦法を読んでいたのではないでしょうか?
勝負の行方につきましては実際に読んで確かめてほしいところですが、今回はサブタイトルに「悪女の殺し方」とか付けてもいいのかなと(笑)。
汚い女の餌食になった事のある方は、本作で使われている悪女撃退法は非常に参考になるかと思われます(笑)。
気付いたら書評あんまり関係ないんじゃないかと思いましたが(笑)、本作はぜひ読んでほしい。ラノベらしからぬ黒いカタルシスが得られますよ(笑)。最初から最後まで後味が悪い(笑)。
それにしても彼女を残したのは悪手のような……。個人スタッツは良いかもしれませんが、周囲を攪乱し、士気を下げる存在である事が明白になってしまったがために、使い道としてはまだボロの出ていない他クラスへの渉外役に使うしかないような……。
ある意味退学よりも残される方が彼女的には処刑に近い屈辱なのかもしれません。
それを分かっていてやっているんだったら綾小路君は本当にえげつない高校生ですね(笑)。
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