糸魚川鋼二「金と勝負とプロゲーマー1」書評
- 2021/10/21
- 00:57
セルパブ作品である糸魚川鋼二氏著の「金と勝負とプロゲーマー1」を読了しました。
以前に読んだ「黒春」が面白かったのもあり、9万字ほどのボリュームというのでこれは読みやすいなと手に取りました。
本当にざっくりとした説明になりますが、本作は将棋界の若き伝説である藤見勝多(ふじみ しょうた)がお忍びでeスポーツというプロのゲーム大会に出るというもので、ソロモンという「将棋」を模したゲームで無双ぶりを発揮します。
名前からして明らかに藤井聡太がモデルなのですが、ニヤニヤというか、誰かに話したくなるのはこれだけじゃない。
表紙を初めて見た読者は、下の男性が藤見勝多だと思うでしょう。ですが違います。
これはライバル役に当たるプロゲーマーの七瀬文七(ななせ ぶんしち)というキャラです。
ちょっとネタバレになりますが、藤見勝多は上に描かれている女の子です。
――そう、藤見少年は自らの正体を隠すため、女装して大会に出ているのです。
挿絵も入っていますが、普通にかわいい(笑)。
本作のウリでありけしからんところは、「あの藤井聡太君がものすごくかわいい女の子に変装して将棋のeスポーツ大会で無双したらどうなっちゃうんだろう?」的な妄想を実際に作品に書いたところと言えるでしょう。
まあ、おそらく似たような発想を持った人はいたのでしょう。ですが、実現出来たのは本作の作者だけだった(笑)。
私は正直将棋に詳しくないというか、おそらく小学生にも普通に負けるレベル(=バカ)なのですが、それにも関係なく本作を楽しむ事が出来ました。
相変わらずリアルなところは妙にリアルというか(笑)、夢を与える側の人間の裏側をよく知っていますねと苦笑いしたくなるような場面が散見されました。
ボリューム的には中編ぐらいかと思いますので、Kindle Unlimitedに入っている人は読んでみるといいでしょう。力作でした。
あわせて読みたい
このセルパブがすごいでも話題になった作品ですね。こっちは重い話(笑)。
以前に読んだ「黒春」が面白かったのもあり、9万字ほどのボリュームというのでこれは読みやすいなと手に取りました。
本当にざっくりとした説明になりますが、本作は将棋界の若き伝説である藤見勝多(ふじみ しょうた)がお忍びでeスポーツというプロのゲーム大会に出るというもので、ソロモンという「将棋」を模したゲームで無双ぶりを発揮します。
名前からして明らかに藤井聡太がモデルなのですが、ニヤニヤというか、誰かに話したくなるのはこれだけじゃない。
表紙を初めて見た読者は、下の男性が藤見勝多だと思うでしょう。ですが違います。
これはライバル役に当たるプロゲーマーの七瀬文七(ななせ ぶんしち)というキャラです。
ちょっとネタバレになりますが、藤見勝多は上に描かれている女の子です。
――そう、藤見少年は自らの正体を隠すため、女装して大会に出ているのです。
挿絵も入っていますが、普通にかわいい(笑)。
本作のウリでありけしからんところは、「あの藤井聡太君がものすごくかわいい女の子に変装して将棋のeスポーツ大会で無双したらどうなっちゃうんだろう?」的な妄想を実際に作品に書いたところと言えるでしょう。
まあ、おそらく似たような発想を持った人はいたのでしょう。ですが、実現出来たのは本作の作者だけだった(笑)。
私は正直将棋に詳しくないというか、おそらく小学生にも普通に負けるレベル(=バカ)なのですが、それにも関係なく本作を楽しむ事が出来ました。
相変わらずリアルなところは妙にリアルというか(笑)、夢を与える側の人間の裏側をよく知っていますねと苦笑いしたくなるような場面が散見されました。
ボリューム的には中編ぐらいかと思いますので、Kindle Unlimitedに入っている人は読んでみるといいでしょう。力作でした。
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このセルパブがすごいでも話題になった作品ですね。こっちは重い話(笑)。
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