「ギャルごはん」一気読みの巻
- 2021/09/16
- 01:12
先日ちょっと触れた「ギャルごはん」、まさかの一気読みですべて読んでしまいました。
想像以上に面白かったというか、最近渇望していたものがそのまま来た感じでした。
ストーリーをすごい簡単に説明すると、学校の成績があまりにもヤバ過ぎるギャル、岡崎みくが学校を退学にならないために「救済措置」として矢部真司先生の担当する料理部に入部します。そこで色々とやらかしながら二人はともに成長していくという話なのですが、まず特筆すべきはヤング〇〇系のマンガなのに直接的なエロ描写が無い。(ラッキースケベはたくさんありますが(笑))
そしてただバカなギャルがどうでもいい日常を送っていくというありがちな話ではなく、ギャルが矢部真司との授業を通じて本当に人生に向き合っていく。その姿が非常にけなげで、心を打たれました。恋のライバルであるFさんも加わり、このFさんも非常にまじめでけなげで、それでいて女の子であってものすごくかわいく見えました。
フラれると分かっていて告白に行くところが後半ありまして、9巻と最終巻になる10巻では普通に泣きましたね。会社の休憩室で(笑)。
ネタバレはしたくないのであんまり深くは言えないのですが、読むと本当に青春っていいなあと思える作品でございました。
実際にはね、こんなにかわいくてけなげで料理も出来るギャルなんて天然記念物級にいねえだろうとは思うのですけど、それでも探せばどこかにいそうな感じがするのがいいですよね。
Amazonのレビューで「フィクションだからいいじゃないか」みたいな感想が散見されたのですが、本当にそういう事を言いたくなる気持ちが分かると思いますよ。
これはギリギリでセーフかなというネタバレですが(嫌ならこの先は読まないように)、岡崎みくがギャルをやめる瞬間があるのですね。その瞬間は本当に切ないというか、その場にもいないし全然似たような経験があるわけでもないのにすごく彼女の気持ちが分かる場面があるのですよ。こうやって大人になっていくのかなと。(私は気付いたらオッサンになっていたという玉手箱型の自覚でしたが)
物語を生み出す側からの視点になると、本作は特段変わった切り口があるわけではないし、王道の展開で本当に直球のフィクションなんですけど、それでも心を打つし誰かに伝えたくなる。それってすごくないですか?
おそらくこの漫画も繰り返し読む事になるでしょう。王木亡一朗氏がかつて小説は「あったかもしれない未来」を書いているみたいな話を作中でしていた気がしますが、私の余白にも、こんなに素敵な未来が――たとえそれが幻想だったとしても――存在したらいいなと心から思えた瞬間でした。
5巻まではKUで読み放題です。おそらく一気に読んでしまうと思うので、ぜひ手に取ってほしい作品ですね。しばらく離れていたギャルのすばらしさを思い出させてくれる作品でした(笑)。
……次「は」幸せになれたらいいな、と。独り言です(笑)。
想像以上に面白かったというか、最近渇望していたものがそのまま来た感じでした。
ストーリーをすごい簡単に説明すると、学校の成績があまりにもヤバ過ぎるギャル、岡崎みくが学校を退学にならないために「救済措置」として矢部真司先生の担当する料理部に入部します。そこで色々とやらかしながら二人はともに成長していくという話なのですが、まず特筆すべきはヤング〇〇系のマンガなのに直接的なエロ描写が無い。(ラッキースケベはたくさんありますが(笑))
そしてただバカなギャルがどうでもいい日常を送っていくというありがちな話ではなく、ギャルが矢部真司との授業を通じて本当に人生に向き合っていく。その姿が非常にけなげで、心を打たれました。恋のライバルであるFさんも加わり、このFさんも非常にまじめでけなげで、それでいて女の子であってものすごくかわいく見えました。
フラれると分かっていて告白に行くところが後半ありまして、9巻と最終巻になる10巻では普通に泣きましたね。会社の休憩室で(笑)。
ネタバレはしたくないのであんまり深くは言えないのですが、読むと本当に青春っていいなあと思える作品でございました。
実際にはね、こんなにかわいくてけなげで料理も出来るギャルなんて天然記念物級にいねえだろうとは思うのですけど、それでも探せばどこかにいそうな感じがするのがいいですよね。
Amazonのレビューで「フィクションだからいいじゃないか」みたいな感想が散見されたのですが、本当にそういう事を言いたくなる気持ちが分かると思いますよ。
これはギリギリでセーフかなというネタバレですが(嫌ならこの先は読まないように)、岡崎みくがギャルをやめる瞬間があるのですね。その瞬間は本当に切ないというか、その場にもいないし全然似たような経験があるわけでもないのにすごく彼女の気持ちが分かる場面があるのですよ。こうやって大人になっていくのかなと。(私は気付いたらオッサンになっていたという玉手箱型の自覚でしたが)
物語を生み出す側からの視点になると、本作は特段変わった切り口があるわけではないし、王道の展開で本当に直球のフィクションなんですけど、それでも心を打つし誰かに伝えたくなる。それってすごくないですか?
おそらくこの漫画も繰り返し読む事になるでしょう。王木亡一朗氏がかつて小説は「あったかもしれない未来」を書いているみたいな話を作中でしていた気がしますが、私の余白にも、こんなに素敵な未来が――たとえそれが幻想だったとしても――存在したらいいなと心から思えた瞬間でした。
5巻まではKUで読み放題です。おそらく一気に読んでしまうと思うので、ぜひ手に取ってほしい作品ですね。しばらく離れていたギャルのすばらしさを思い出させてくれる作品でした(笑)。
……次「は」幸せになれたらいいな、と。独り言です(笑)。
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