「愛の惨禍」リリース
- 2021/05/16
- 19:10
新作の「愛の惨禍」がようやく出ました。
理由はよく分からないのですが、まだ著者名や作品名で検索しても商品のデータが出てこないので、ここのリンクから飛んでもらえばいいかと思います。(問い合わせ中)
今回と男と女の視点が交互に動くタイプのやつですね。
(商品説明)
♀の記号で始まる物語――「わたし」の視点から不幸な女の歴史が綴られていく。
身内の不祥事に巻き込まれ落ちぶれた少女は、父親と決別した母親と一緒に街を出ていく。シングルマザーとなった母親が連れてきた婚約者に「いたずら」をされた少女は精神的なバランスを崩しはじめ……。
♂で始まる男の視点。何の苦労もなくエリートコースを進んできた「俺」は同僚から童貞を克服して来いと、地元の「お店」に連れて行かれる。そこで出会った「彼女」と付き合いはじめた「俺」は、地方へと転勤が決まった際に「彼女」とある約束をかわす。
彼女は涙を流し、その瞬間が美しい思い出として残った。
そう、それが思い出のままでいてくれた間は……。
時は経ち、父親となった「俺」はある日SNSで自分宛てにメッセージが来ているのを確認する。差出人は、昔愛した「彼女」だった……。
実は私達の知らないところで結構あるんじゃないかと思われる「嫌なファム・ファタール」。
夜の蝶に軽口を叩いた事のあるあなた。
カッコつけてあるはずもない約束をしてしまったあなた。
その約束を「彼女」が何年も憶えていて、ある日会いに来たらどう思いますか?
そして、それが奥さんにバレたら殺される状況だったらどうしますか?
前門のヤンデレ。後門の鬼嫁。
月狂四郎の妹である月狂紫乃が贈る男性限定ホラー小説。
兄の月狂四郎が書いた短編「しまいには、生きる」も収録。
前回も触れていますけど、今回はこのセルパブで取り上げた「鬼嫁探偵」から受けた影響が色濃く残っていますね。カップリングの「しまいには、生きる」も初瀬明生氏の作品から着想を得たオマージュ作品なので、今回はセルパブ・ケミストリーというか、いい意味での刺激が作品にそのまま生きた感じです。
本作は明日の5月17日17時頃より3日間にわたって無料キャンペーンをやる予定です。
嫌なファム・ファタールというか、嫌な恋愛小説というか、とにかく色々ツッコミどころがある作品なので(笑)、ぜひ楽しんでもらえればと思います。
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