深町秋生の最高傑作は「ヘルドッグス 地獄の犬たち」である
- 2020/09/13
- 23:05
文庫版を買った事もあり、深町秋生の「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を再読しました。
前に読んだ時も思いましたが、本作は深町秋生の最高傑作ではないかと。
あらすじを簡単に説明すると、本作では警察の人間がヤクザに化けて組織に潜入捜査をしているんですね。
その目的は、同じく警察官だったにも関わらず、ヤクザ側に寝返ってヤクザのボスになってしまった人間の始末なんですけど、これが本当に面白い。
主人公が最初っからヤクザ側に潜入しているので残酷描写は半端ないんですけど、一度読みだしたら止まらない。いつバレるのかというスリリングさだけでなく、ヤクザ側の人間に絆のようなものを感じはじめて、気付けば自分もヤクザの側に回りつつある事に気付いて懊悩する主人公の心理描写は見事としか言いようがありません。
今作では本当に「じゃあ正義ってなんなのさ?」と自分に問いかける事が出来る作品であり、暴力性の中に人類が普遍的に直面する矛盾やら懊悩が含有されている気がするのです。
本作はマンガ化していたかと思いますが、個人的にはWOWOWあたりで10話連続のドラマとかでやって欲しい。
本作の次回作は9月30日リリース予定ですが、一も二もなく予約しました。
ハードカバーだった時は電車で読んでいて怪訝な目を向けられましたが(笑)、細かい事は気にしない。
次回作もきっと最高に面白いはず。
ヤクザ物と毛嫌いせず、ぜひ読んで欲しいですね。
前に読んだ時も思いましたが、本作は深町秋生の最高傑作ではないかと。
あらすじを簡単に説明すると、本作では警察の人間がヤクザに化けて組織に潜入捜査をしているんですね。
その目的は、同じく警察官だったにも関わらず、ヤクザ側に寝返ってヤクザのボスになってしまった人間の始末なんですけど、これが本当に面白い。
主人公が最初っからヤクザ側に潜入しているので残酷描写は半端ないんですけど、一度読みだしたら止まらない。いつバレるのかというスリリングさだけでなく、ヤクザ側の人間に絆のようなものを感じはじめて、気付けば自分もヤクザの側に回りつつある事に気付いて懊悩する主人公の心理描写は見事としか言いようがありません。
今作では本当に「じゃあ正義ってなんなのさ?」と自分に問いかける事が出来る作品であり、暴力性の中に人類が普遍的に直面する矛盾やら懊悩が含有されている気がするのです。
本作はマンガ化していたかと思いますが、個人的にはWOWOWあたりで10話連続のドラマとかでやって欲しい。
本作の次回作は9月30日リリース予定ですが、一も二もなく予約しました。
ハードカバーだった時は電車で読んでいて怪訝な目を向けられましたが(笑)、細かい事は気にしない。
次回作もきっと最高に面白いはず。
ヤクザ物と毛嫌いせず、ぜひ読んで欲しいですね。
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