長い小説の感想
- 2020/08/23
- 23:20
先日に新作のタイトルは「cage of punishment」にしようかと書いていましたが、のちに「虫かごの暴君」の方がいいなとか「虫かごのネメシス」の方が語呂がいいなとか考えまして、結局「虫かごのネメシス」にしようかなと思っています。
で、昨日の記事で触れた初瀬明生氏の新作を読み終わりました。
ざっくり感想です。
本作は10,000ページ超え(文字数だと確か300,000字超え)というすげえボリュームの作品でしたが、長さはあまり感じずに読む事が出来ました。
じっくり読ませて最後にどんでん返しを持ってくる氏の持ち味は活かされていて、これ、普通に最高傑作かもしれませんね。
登場人物が子供なんで中学生あたりが対象かなと思っていましたが、実際には大人向けだったし恋愛有りミステリー有りジュブナイル要素有り人間ドラマ有りで贅沢な作品になったかと思います。
ちょっとだけ気になったのは場面転換をもう少しだけはっきり書いたら(例 場面が切り替わった描写を入れるとか)するともっとテンポは良かったかもと。
本作を読んでいて藤崎ほつま氏の「エレファントトーク」も思い出しましたね。
ある人物と話す通話の部分ね。
最後の方は結構切ないというか、寂しい要素も入れ込んでいて、これが逆にいい。この長編で読者の心に爪痕を残す選択をよくぞしてくれたという感じでした。
本作は作者によるとあんまり売れていないとの事でしたが、あくまで個人的な意見としては今からでも分冊版を作ってキャンペーン時期をずらして無料キャンペーンをやったらいいんじゃないかと。
やっぱり10,000ページ超えになると読む方はその数字を見るだけで圧倒されてしまうので。ちなみに私は某作家の超有名作でも10,000ページの表記を見て速攻「あとにしよう」とつんどく本にしてしまい、そのまま数年読んでいない本があります。
日本〇没です(笑)。
ただ、長さに圧倒されずに読めば読みやすい作品なのでけっこうスルスルと読めます。
地元の山形をベースにして書いたらしいですけど、こうやって地方色全開にしてくれる方が東京人としてはワクワクしますね。(「雪吊」はパッと見で「何それ?」ってなったので説明してあげた方がいいか)
ともかく力作でした。売れずに作者が腐ってしまうと困ってしまうので、取り急ぎ感想まで。このセルパブでは投票するでしょう。
で、昨日の記事で触れた初瀬明生氏の新作を読み終わりました。
ざっくり感想です。
本作は10,000ページ超え(文字数だと確か300,000字超え)というすげえボリュームの作品でしたが、長さはあまり感じずに読む事が出来ました。
じっくり読ませて最後にどんでん返しを持ってくる氏の持ち味は活かされていて、これ、普通に最高傑作かもしれませんね。
登場人物が子供なんで中学生あたりが対象かなと思っていましたが、実際には大人向けだったし恋愛有りミステリー有りジュブナイル要素有り人間ドラマ有りで贅沢な作品になったかと思います。
ちょっとだけ気になったのは場面転換をもう少しだけはっきり書いたら(例 場面が切り替わった描写を入れるとか)するともっとテンポは良かったかもと。
本作を読んでいて藤崎ほつま氏の「エレファントトーク」も思い出しましたね。
ある人物と話す通話の部分ね。
最後の方は結構切ないというか、寂しい要素も入れ込んでいて、これが逆にいい。この長編で読者の心に爪痕を残す選択をよくぞしてくれたという感じでした。
本作は作者によるとあんまり売れていないとの事でしたが、あくまで個人的な意見としては今からでも分冊版を作ってキャンペーン時期をずらして無料キャンペーンをやったらいいんじゃないかと。
やっぱり10,000ページ超えになると読む方はその数字を見るだけで圧倒されてしまうので。ちなみに私は某作家の超有名作でも10,000ページの表記を見て速攻「あとにしよう」とつんどく本にしてしまい、そのまま数年読んでいない本があります。
日本〇没です(笑)。
ただ、長さに圧倒されずに読めば読みやすい作品なのでけっこうスルスルと読めます。
地元の山形をベースにして書いたらしいですけど、こうやって地方色全開にしてくれる方が東京人としてはワクワクしますね。(「雪吊」はパッと見で「何それ?」ってなったので説明してあげた方がいいか)
ともかく力作でした。売れずに作者が腐ってしまうと困ってしまうので、取り急ぎ感想まで。このセルパブでは投票するでしょう。
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