このセルパブがすごい2019
- 2019/10/29
- 17:00
今年選んだのはこれ。
1位
ぼっちの帝国: 職と男と家をなくした28歳女子がシェアハウス暮らしのおっさんに恋する話
杜 昌彦
2位
月の女神に、希望の歌を
ヤマダマコト
3位
ヤルダバオートの聖域
ヤマダマコト
4位
Dead end in アライブ: ゾンビランド決死行
初瀬明生
5位
眠たい人形
藍田ウメル
6位
藍の炸裂
不狼児
7位
ぼんやりした夫婦: 20の幻想短編集
高橋熱
8位
青春SPOOKY!
ヤマダマコト
9位
この藍田ウメルがすごい!わけがない 2020年版
藍田ウメル
10位
桃色地獄の延長ラウンド
ルナシロシンゴ
コメント
今年もエントリーを辞退しているヤマダ氏を無視して投票。ランキングには反映されないが仕方がない。これだけの作品を短期間で量産出来る手腕は驚異的。ホラーも感動する話も書けるので、いよいよ商業出版の方も無視出来ない存在になっていると思われる。
4位の初瀬明生氏の成長には驚いた。決して妙なアピールに走らず、ただ書き続けた事だけが彼の筆力をここまで押し上げたのだと思う。正直、まだまだ改善の余地はあるけどこれからさらに伸びるのは間違いない。
藍田うめる氏の作品は一回読ませたら決して離さないのが特徴。この人がなぜ売れていないのかがまったく理解出来ない。「読ませる」という点ではつんどく速報で発見した不狼児氏の「藍の炸裂」も驚異的だった。まるでガチのロリコン……もとい、ナボコフの分身が書いているような文章だった。
そして1位の「ぼっちの帝国」は完全にノーマークだった。どこかで見た事のあるような名前の作家が最後の最後でとんでもない爆弾を落とした感じだった。
セルパブで重厚な読書時間というのはそれほど味わう機会が無いのだけど、本作はそれこそチャンドラーを読んだ時のように「しっかり真摯に読みたくなる」ような本気度が自身の中に組成されていくのを感じた。圧倒的だった。「悪魔とドライヴ」と作品がリンクしているのもいい。
どうやらこの作家は冷遇されていた方がいいものを書くようだ。
追記
「真摯」を「紳士」と書いて送信してしまった。
編集長、もしこの記事をご覧になってたら修正願います……。
1位
ぼっちの帝国: 職と男と家をなくした28歳女子がシェアハウス暮らしのおっさんに恋する話
杜 昌彦
2位
月の女神に、希望の歌を
ヤマダマコト
3位
ヤルダバオートの聖域
ヤマダマコト
4位
Dead end in アライブ: ゾンビランド決死行
初瀬明生
5位
眠たい人形
藍田ウメル
6位
藍の炸裂
不狼児
7位
ぼんやりした夫婦: 20の幻想短編集
高橋熱
8位
青春SPOOKY!
ヤマダマコト
9位
この藍田ウメルがすごい!わけがない 2020年版
藍田ウメル
10位
桃色地獄の延長ラウンド
ルナシロシンゴ
コメント
今年もエントリーを辞退しているヤマダ氏を無視して投票。ランキングには反映されないが仕方がない。これだけの作品を短期間で量産出来る手腕は驚異的。ホラーも感動する話も書けるので、いよいよ商業出版の方も無視出来ない存在になっていると思われる。
4位の初瀬明生氏の成長には驚いた。決して妙なアピールに走らず、ただ書き続けた事だけが彼の筆力をここまで押し上げたのだと思う。正直、まだまだ改善の余地はあるけどこれからさらに伸びるのは間違いない。
藍田うめる氏の作品は一回読ませたら決して離さないのが特徴。この人がなぜ売れていないのかがまったく理解出来ない。「読ませる」という点ではつんどく速報で発見した不狼児氏の「藍の炸裂」も驚異的だった。まるでガチのロリコン……もとい、ナボコフの分身が書いているような文章だった。
そして1位の「ぼっちの帝国」は完全にノーマークだった。どこかで見た事のあるような名前の作家が最後の最後でとんでもない爆弾を落とした感じだった。
セルパブで重厚な読書時間というのはそれほど味わう機会が無いのだけど、本作はそれこそチャンドラーを読んだ時のように「しっかり真摯に読みたくなる」ような本気度が自身の中に組成されていくのを感じた。圧倒的だった。「悪魔とドライヴ」と作品がリンクしているのもいい。
どうやらこの作家は冷遇されていた方がいいものを書くようだ。
追記
「真摯」を「紳士」と書いて送信してしまった。
編集長、もしこの記事をご覧になってたら修正願います……。
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