最近読んだ本
- 2019/08/02
- 17:00
読むタイミングを取っておいて一気に読んだ。面白かった。
四国遍路が題材として使われているけれど、贖罪というか、自身の内に眠る罪悪感と向き合う点についてはある意味キリスト的ではないかと。
「狐狼の血」が面白かったので読み始めた作家だけど、今作であらためてファンになった。
第1巻からずっと追いかけているラノベ。「出会ってひと突きで絶頂除霊!」の最新作。
今作も面白かった。作中宗谷岬のパンチラのイラストがあり、10秒ぐらい電車で凝視していたら隣のOLに害虫を見る目で見られたがまあ気にしない。
ノリは軽いけど実はしたたかに計算されている?
アニメにしてゴールデンで放送したらどうなるんだろう? という黒い妄想が広がる。地方局なら案外いけるかもしれない。
個人的にはヒロイン格の宗谷岬が敵に捕まって操られて主人公の前に立ちはだかるというベタな展開を期待している。敵に捕まったヒロインには謎のエロさを感じる。
文庫版まで待とうかとも思ったけど結局買った。
深町秋生の八神暎子シリーズの最新刊。
あの三部作の後にどうやって続きを書くのだろうと思っていたが、さすが映像にしたら絶対にショボくなる大迫力のバトルが楽しめる。
加えて警察組織の権謀術数というか、絶妙な駆け引きが描かれていて読み出したら止まらない。オススメ。
個人出版界隈では言わずと知れたヤマダマコト氏の新作。
標題の青春SPOOKY!が一番好きだった。
こうやったら死んだ友人にも会えるのかなとか、物思いに耽った。
あと氏の作品では個人的にイチオシの鳥葬の次回作が掲載されている。これは嬉しい。
最後の最後で練りに練った快作を披露してくれた。この執筆速度とクオリティの安定感はもはや個人出版の域に留まっていない。
個人的には牛歩で活動しているが、あんまり現時点でそれを大っぴらにするとヤマダ氏に怒られそうな気がしないでもないので地味に静かに活動している。
逆オマージュというか、オマージュ返しというか……。いや、これ以上語るのはやめておこう。
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