パクリズム
- 2019/05/22
- 17:00
電子書籍の世界は基本自由です。
出版社であれば実名表記を避けるような企業の名前が作品に入っていても(少なくとも無名の内は)「訴訟してもしょうがないから」という理由で大半がスルーされ、明らかに誰かの影響を受けたような作品でもそれなりに受け入れられます。
まあ、そこそこ名が知られてくると遅かれ早かれ足の引っ張り合いに巻き込まれて出典を書かない等の手落ちは許されないものになってくるのですが、それでもグレーな箇所では色々と遊ぶ事が出来ます。
まず、第一に盗作は絶対にやってはいけません。
ですが、わざと露骨に有名作をパクるのはパロディ芸として許される傾向にあります。
なんだか矛盾しているような感じがするかもしれませんが、もっと分かりやすくすると密かに他者の作品をパクるのは非常に卑怯な行為として認定されるが、明らかに元ネタが分かるように書かれた作品は許容される傾向にあるという事です。
この辺は官能小説が非常に得意としている分野ではないかと思います。たとえば「君の縄」というタイトルの作品がありましたが、あれなんかは誰が見たって「君の名は」のッパロディだと分かりますよね?
ついでに内容も察する事が出来ますよね?
こういうのはセーフです。
ですが、パラレルワールドを行き来して最終的に出会う男女の話という構図をまったく関係ないタイトルで発表するのはアウトです。それは盗用だからです。
盗用の方はやらなければいいとして、一定の筆力を持つ人はパロディを多用すると案外面白いものが書けるかもしれません。
パロディとは読者と作者の間に作られた同意であり、そこから物語への滑らかな導入を促す事が出来ます。それは軽妙なトークであっという間に客の心を掴んでしまう芸人のようで、いわばローションのようなものです。
出版社によってはパロディを嫌う傾向も結構な割合である気がしますが、そこで個人作家という立場を存分に活かすわけです。
タイトルがいいとこ突いていればそれだけで「シャレで買ってみようか」なんて思うかもしれないし、元ネタなった作品の原作ファンも吸い寄せられるかもしれません。
売れるかどうかはされおいてですが、こうやって作品で存分に遊ぶ事も電子書籍を楽しむ一つの手です。
電子だと紙本に比べてレジに持って行きにくい本が売れますから、この利点を存分に活かしてどんどん遊んでいきましょう。
一つだけ難を言えば、それが面白いかどうかが大いにユーモアのセンスと地の筆力にかかっているわけですが……。
出版社であれば実名表記を避けるような企業の名前が作品に入っていても(少なくとも無名の内は)「訴訟してもしょうがないから」という理由で大半がスルーされ、明らかに誰かの影響を受けたような作品でもそれなりに受け入れられます。
まあ、そこそこ名が知られてくると遅かれ早かれ足の引っ張り合いに巻き込まれて出典を書かない等の手落ちは許されないものになってくるのですが、それでもグレーな箇所では色々と遊ぶ事が出来ます。
まず、第一に盗作は絶対にやってはいけません。
ですが、わざと露骨に有名作をパクるのはパロディ芸として許される傾向にあります。
なんだか矛盾しているような感じがするかもしれませんが、もっと分かりやすくすると密かに他者の作品をパクるのは非常に卑怯な行為として認定されるが、明らかに元ネタが分かるように書かれた作品は許容される傾向にあるという事です。
この辺は官能小説が非常に得意としている分野ではないかと思います。たとえば「君の縄」というタイトルの作品がありましたが、あれなんかは誰が見たって「君の名は」のッパロディだと分かりますよね?
ついでに内容も察する事が出来ますよね?
こういうのはセーフです。
ですが、パラレルワールドを行き来して最終的に出会う男女の話という構図をまったく関係ないタイトルで発表するのはアウトです。それは盗用だからです。
盗用の方はやらなければいいとして、一定の筆力を持つ人はパロディを多用すると案外面白いものが書けるかもしれません。
パロディとは読者と作者の間に作られた同意であり、そこから物語への滑らかな導入を促す事が出来ます。それは軽妙なトークであっという間に客の心を掴んでしまう芸人のようで、いわばローションのようなものです。
出版社によってはパロディを嫌う傾向も結構な割合である気がしますが、そこで個人作家という立場を存分に活かすわけです。
タイトルがいいとこ突いていればそれだけで「シャレで買ってみようか」なんて思うかもしれないし、元ネタなった作品の原作ファンも吸い寄せられるかもしれません。
売れるかどうかはされおいてですが、こうやって作品で存分に遊ぶ事も電子書籍を楽しむ一つの手です。
電子だと紙本に比べてレジに持って行きにくい本が売れますから、この利点を存分に活かしてどんどん遊んでいきましょう。
一つだけ難を言えば、それが面白いかどうかが大いにユーモアのセンスと地の筆力にかかっているわけですが……。
スポンサーサイト