何を、どこから見るのか
- 2019/05/16
- 17:00
今さらですが、創作の素材っていうのはどこにでも落っこちているなと思いました。
先日に自著の「華」(芥川龍之助平名義)を読み返したのですが、あれってプロットだけ見ると
いい年して無職のオッサンが兄弟の家に呼ばれる→早くまともに暮らせと怒られる→姪に送られる→道すがら豪雨→雨宿り中、姪の制服透ける→欲情→襲っちゃおうかどうか悩む→理性を留めて、自分のTシャツを着せてあげる→制服脱いだら全然かわいくね~
以上です。
プロットだけ見るとわりと酷いですね(笑)。
でも肝になる部分は本家芥川龍之介の「鼻」を踏襲しているので、作品のコアは大して変わらないのだと思います。
類型ではありますが、他にも中学校の時に学校でアイドル視されてた女子の私服が芸能人きどり(サングラスに謎の帽子で顔を隠している。誰もお前なんか知らないのに)でガッカリしたとか、そういうのも書き方によっては小説に出来るなあと思ったのです。
何の変哲も無い場所でも写真の取り方によってはすごく幻想的だったりノスタルジックに見えたり、やっぱり素材はどうあれ、後は空間や場面の切り取り方次第なのかなと。
その点先日紹介した朝井リョウなんかは絶妙で「みんなうっすら思ってたけど正体が分からなかった違和感」みたいなのを「これだ~!」って感じて提示出来ているんですね。だからみんな共感出来る。ネットでバズる話題も似たような傾向があるような気がいたします。
これがやっぱり見えてる世界が違うっていうか、同じものを見ていても表現出来るかどうかの差なのだと思います。同じものを扱っているのに、片方は宝石に出来て、片方は石ころしか生み出せない。この差は大きい。
人間の闇も、光も所作の一つ一つに隠れていて、あとはそれを発掘する事が無尽蔵で底の知れない文学の役割なのかもしれません。
別に担おうとか思ってませんが(笑)。
私はその辺をもっと下世話にいきたい。JKが制服脱いだら殻を奪われたカタツムリぐらい見向きもされないみたいな、しょーもないところをどんどん攻めていきたいです。
でもみんな心のどこかでは共感出来る的な、そんなネタを扱っていきたいですね。絶対売れないだろうけど(笑)。
話をJKに戻しますが、世の中の男性――特にオッサンは、制服というシンボルに惹かれていると理解しているにも関わらず、まっさきにそのシンボルに突っ込んでしまう。
そんな飛んで火に入る夏の虫的な危うさはあえてのちの作品のために取っておきたいものです。
ニセJK万歳(笑)。
先日に自著の「華」(芥川龍之助平名義)を読み返したのですが、あれってプロットだけ見ると
いい年して無職のオッサンが兄弟の家に呼ばれる→早くまともに暮らせと怒られる→姪に送られる→道すがら豪雨→雨宿り中、姪の制服透ける→欲情→襲っちゃおうかどうか悩む→理性を留めて、自分のTシャツを着せてあげる→制服脱いだら全然かわいくね~
以上です。
プロットだけ見るとわりと酷いですね(笑)。
でも肝になる部分は本家芥川龍之介の「鼻」を踏襲しているので、作品のコアは大して変わらないのだと思います。
類型ではありますが、他にも中学校の時に学校でアイドル視されてた女子の私服が芸能人きどり(サングラスに謎の帽子で顔を隠している。誰もお前なんか知らないのに)でガッカリしたとか、そういうのも書き方によっては小説に出来るなあと思ったのです。
何の変哲も無い場所でも写真の取り方によってはすごく幻想的だったりノスタルジックに見えたり、やっぱり素材はどうあれ、後は空間や場面の切り取り方次第なのかなと。
その点先日紹介した朝井リョウなんかは絶妙で「みんなうっすら思ってたけど正体が分からなかった違和感」みたいなのを「これだ~!」って感じて提示出来ているんですね。だからみんな共感出来る。ネットでバズる話題も似たような傾向があるような気がいたします。
これがやっぱり見えてる世界が違うっていうか、同じものを見ていても表現出来るかどうかの差なのだと思います。同じものを扱っているのに、片方は宝石に出来て、片方は石ころしか生み出せない。この差は大きい。
人間の闇も、光も所作の一つ一つに隠れていて、あとはそれを発掘する事が無尽蔵で底の知れない文学の役割なのかもしれません。
別に担おうとか思ってませんが(笑)。
私はその辺をもっと下世話にいきたい。JKが制服脱いだら殻を奪われたカタツムリぐらい見向きもされないみたいな、しょーもないところをどんどん攻めていきたいです。
でもみんな心のどこかでは共感出来る的な、そんなネタを扱っていきたいですね。絶対売れないだろうけど(笑)。
話をJKに戻しますが、世の中の男性――特にオッサンは、制服というシンボルに惹かれていると理解しているにも関わらず、まっさきにそのシンボルに突っ込んでしまう。
そんな飛んで火に入る夏の虫的な危うさはあえてのちの作品のために取っておきたいものです。
ニセJK万歳(笑)。
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