最近読んだ本
- 2019/05/08
- 17:00
Amazonのオススメで知って購入。
Gw中は朝から晩まで仕事だったが、ただでさえ少ない睡眠時間を忘れてしまうほど夢中になった。政治にはそこまで詳しくないけど、初心者でも読みやすく、荒唐無稽な設定がなぜか全然荒唐無稽に見えないのは流石といったところか。
とにかく、一人でも多くの人に読んでもらいたい本。
「総理にされた男」に続いて読むが、乏しい睡眠時間のせいもあってか前半は朦朧としながら読んでいたので「今回はずいぶんと地味なやつ書いたな」という心象だった。
おそらく特殊能力があまりにも地味なせいかと思われる。
だが、後半は一気に様相が変わってくる。
おそらく意識したであろう作品は芥川の河童。自著「転生と厭世」でも似たような事に触れていたので親近感を憶えた。
読者は注意した方がいいかもしれない。あまりにも親近感のある死の匂いが、あなたを「そうだ、異世界へ行こう」という気持ちにさせてしまうかもしれない。
読んでから作者もふいに深い考えも無しに自殺してしまいそうな気がした。
時々「ちょっと死んでみようか」みたいな気になる心理は分からないでもない。そんな事は作中には書いてないが、なんかそんな心のつぶやきが聞こえたような気がした。
最近買った本(未読)
魔が差したとしか……。
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