最近読んだ本
- 2019/04/15
- 17:00
お馴染み「処女刑事」の作者が書いた作品。
企業官能小説と説明文にあったが、その看板に偽りは無し。
一見おバカでありえない展開なのだが、明らかに実在の企業をモデルにした(雷通とか北急とか)が出てくる。
企業内の駆け引きも面白く、明らかにA級作品を書ける人が全力でB級へとひた走っているのがひたすら痛快。これはもはや官能小説という枠を完全に超えている。
山手線で読んでいたらうっかり勃起しそうになり、あわや勤務先の最寄駅を乗り過ごしそうになった。
KDPの界隈で知る人ぞ知る作者同士(柚葉氏は批評家寄りか)の対談本。無料ランキングに載ってて笑った。ダウンロードした人ほとんどがこの二人を知らんだろうと。
読んでみたら内容も濃くてさらに笑った。
文学的な歴史みたいな話はあんまりよく分からない。
柚葉氏はブログで私の太宰に関する間違いを指摘していたが、頼んでもいないのに電子書籍で2度目の指摘をしてくれた。
別に良かったところだけ書いてくれたら良かったんじゃね? とは思ったが、批評家は作家を殺す生き物らしいので、それならまあ……という感じだろうか。
書籍とは関係無いが、同氏がツイッターで「リツイートしたら作品を読む」みたいな発言をしたら案の定ネット小説家が大量に集まって来ていた。
予想は出来ていただろうと思うので、そこはぜひご自身の責任を全うしていただきたい。
私も1回1000円で書評をやろうかとか考えたが、つまらん作品を面白いかのように書くのは色々とどうなんだと思ってやめた。多分やったら地雷案件がいっぱい来るだろう。
とにかく「面白い作品があったらブログに書く」と書いていたのにゴミ作品をつるし上げるだけであの企画を終わらせたら、それこそ方々から放火されるであろう事だけはお伝えしておこう。
私はカレーと言われてウンコを喰わされた人間がどれだけ嫉妬深く相手を追い回すかを知っている。
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