お釈迦
- 2018/11/20
- 17:00
宿を追われてから、いわゆるホームレスのような、というか文字通り家も財産も無い浮浪者としてあちこちを流れては回りました。
しかしあれだけ悪態をついていた祖国は素晴らしい国だったと思えます。
こちらの世界では生活保護なんてありませんし、町を歩いていれば浮浪者なんてザラにいます。みんな、死んだような目をしていました。これからは私も……。
ともあれ生きていかなければいけません。だいぶ昔に某駅で方々の人に「百円ちょうだい」と言っているオッサンを見た事がございます。あの時はオッサンを見て嫌悪感しか沸きませんでしたが、どうも私は同じ事をやらなければいけないようです。
なので、私も「お金ちょうだい」となるべく弱そうな人に声をかけましたところ、いきりたった町人から殴られそうになったのでクロスカウンターを入れました。
今度は、効きました。
拳にはグシャリという比較的ヤバめの感触が残り、いきりたった町人は瞬く間にお釈迦になりました。死にかけただけに。
供養してあげようとポケットを探ってみたものの、お金は持っていないようでしたし、その上向こうの方から警察のような方が駆けつけて来るではありませんか。
嗚呼、また私は逃げなければいけないのでしょうか?
異世界までやって来たというのに、夢も希望もありません。
早く安穏として過ごしたいです。
この世界では、なぜチートが罰せられるのですか?
しかしあれだけ悪態をついていた祖国は素晴らしい国だったと思えます。
こちらの世界では生活保護なんてありませんし、町を歩いていれば浮浪者なんてザラにいます。みんな、死んだような目をしていました。これからは私も……。
ともあれ生きていかなければいけません。だいぶ昔に某駅で方々の人に「百円ちょうだい」と言っているオッサンを見た事がございます。あの時はオッサンを見て嫌悪感しか沸きませんでしたが、どうも私は同じ事をやらなければいけないようです。
なので、私も「お金ちょうだい」となるべく弱そうな人に声をかけましたところ、いきりたった町人から殴られそうになったのでクロスカウンターを入れました。
今度は、効きました。
拳にはグシャリという比較的ヤバめの感触が残り、いきりたった町人は瞬く間にお釈迦になりました。死にかけただけに。
供養してあげようとポケットを探ってみたものの、お金は持っていないようでしたし、その上向こうの方から警察のような方が駆けつけて来るではありませんか。
嗚呼、また私は逃げなければいけないのでしょうか?
異世界までやって来たというのに、夢も希望もありません。
早く安穏として過ごしたいです。
この世界では、なぜチートが罰せられるのですか?
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