やむなくスキャンダルに走ります
- 2018/09/27
- 17:00
前述の通り、あらゆる手立てを尽くしたにも関わらず私の電子書籍は八方塞がりになっています。
そこで私は考えました。
こりゃ、火をつけるしかないぞと……(笑)。
そもそも私達個人作家は世間からすれば烏合の衆どころか赤潮のプランクトンに等しい存在でしょう。つまり、ほとんど見分けはつかない。
そうであれば、その中で目立ちたいのであれば、目を逸らせない様に、無視を決め込まれないように、毒を吐くしかないじゃないですか。
太宰はこれをお道化と言いました。
そうです。私達に必要なのは謹厳実直に日の目を待つ月見草になるのではなく、悪臭を発してでも人目を引くラフレシアになる事なのです。
そもそも地下臭漂う文化圏にいるくせに綺麗に咲いてやろうという考えそのものが勘違いもはなはだしいではありませんか。
三島みたいになりたい?
ハッ、それならさっさと群像で受賞したらいかがですか?
自分より弱そうな相手ばかりを選んで、表で裏で悪口を書き連ね、自分だけが超大作だと思っている駄作をシコシコと書いているようでは文豪なんて遠い夢でございますよ。
最近になって佐藤友哉の「転生! 太宰治 転生してすみません」を読んだせいもあり、私よりも前に太宰こそが火属性で文壇を煽りまくっていた事を思い出しました。
嗚呼、不覚です。
私のデビウ作は「入間失格」だと言うのに。
やはり、やはり私のやっていた事は間違いではなかったのです。
毒を持ち、それを胸の奥で育て上げ、自家中毒になりながらも作品として昇華していく。日常には油が撒かれ、そこから香ばしい匂いが立ちこめ、それは「これでもか」と読者や周囲の人間の前で不快な噴煙となって揺れていくのです。
……一瞬変なスイッチが入ってしまいましたが、私はあえて半分のインテリゲンチャは笑って許しても、もう半分のクソバカの神経を逆撫でするやうな文章を書き綴りました。
はっきり言いましょう。天然でもあり計算でもありました。思ったよりも燃えて一酸化炭素中毒みたいになった事もありますが。
何はともあれ、スキャンダルを起こしつつも一定のクオリティを保った作品をリリースし続けて、それなりの知名度は得る事が出来ました。
問題は金です。
どうしてお金が入ってこないのですか。
まるで博打のやうに、「ええい次こそは」と全財産を賭けて、電車賃もなくトボトボと国道を歩いて行く負け犬のようなキャリアが続いています。
みなは言うのです。
「ああはなるな」と……。
そこで私は考えました。
こりゃ、火をつけるしかないぞと……(笑)。
そもそも私達個人作家は世間からすれば烏合の衆どころか赤潮のプランクトンに等しい存在でしょう。つまり、ほとんど見分けはつかない。
そうであれば、その中で目立ちたいのであれば、目を逸らせない様に、無視を決め込まれないように、毒を吐くしかないじゃないですか。
太宰はこれをお道化と言いました。
そうです。私達に必要なのは謹厳実直に日の目を待つ月見草になるのではなく、悪臭を発してでも人目を引くラフレシアになる事なのです。
そもそも地下臭漂う文化圏にいるくせに綺麗に咲いてやろうという考えそのものが勘違いもはなはだしいではありませんか。
三島みたいになりたい?
ハッ、それならさっさと群像で受賞したらいかがですか?
自分より弱そうな相手ばかりを選んで、表で裏で悪口を書き連ね、自分だけが超大作だと思っている駄作をシコシコと書いているようでは文豪なんて遠い夢でございますよ。
最近になって佐藤友哉の「転生! 太宰治 転生してすみません」を読んだせいもあり、私よりも前に太宰こそが火属性で文壇を煽りまくっていた事を思い出しました。
嗚呼、不覚です。
私のデビウ作は「入間失格」だと言うのに。
やはり、やはり私のやっていた事は間違いではなかったのです。
毒を持ち、それを胸の奥で育て上げ、自家中毒になりながらも作品として昇華していく。日常には油が撒かれ、そこから香ばしい匂いが立ちこめ、それは「これでもか」と読者や周囲の人間の前で不快な噴煙となって揺れていくのです。
……一瞬変なスイッチが入ってしまいましたが、私はあえて半分のインテリゲンチャは笑って許しても、もう半分のクソバカの神経を逆撫でするやうな文章を書き綴りました。
はっきり言いましょう。天然でもあり計算でもありました。思ったよりも燃えて一酸化炭素中毒みたいになった事もありますが。
何はともあれ、スキャンダルを起こしつつも一定のクオリティを保った作品をリリースし続けて、それなりの知名度は得る事が出来ました。
問題は金です。
どうしてお金が入ってこないのですか。
まるで博打のやうに、「ええい次こそは」と全財産を賭けて、電車賃もなくトボトボと国道を歩いて行く負け犬のようなキャリアが続いています。
みなは言うのです。
「ああはなるな」と……。
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