売れる作品の法則がまったく分かりません
- 2018/09/24
- 17:00
昨日電子書籍の売上が続く時間はとても短いという話をしましたが、私でもそこそこ儲かっていた時代はありました。
一番売れたのは別名義で書いた「泡姫ありえない」ですね。あれはつんどく速報という書評サイトで取り上げてもらった事がきっかけで地味に火が点いて地味にトントントンと売れていきました。
また、当時は読み放題サービスは存在せず、一ヶ月につき一作品だけレンタル可能という制度がありました。内容が内容だけあって証拠を残したくなかったのかもしれません(笑)。
その時は作品の50%だけ読める「お試し版」という作品を出すプロモーションが流行っていましたが、キャンペーンの後には12冊ほどが一気にダウンロードされるという嬉しい誤算もありましたね。数えてませんが、これとデビュー作品の「入間失格」は100部以上の売上があるはずです。
……と、景気のいい話はここまで。
先述の「泡姫ありえない」は短編小説でした。
この知名度をもって新作の長編を書いたらさぞ売れるに違いないという勘違いをこじらせたのが運の尽き。この後に書いた長編は大方見込まれる利益も生み出さずに散っていきました。クオリティも読みごたえも全然上なのに。
もう意味が分かりません。
読者はどこの馬の骨とも分からない作者の小説は火傷しても済むようにあえて短編を選んでいるのかもしれません。
ただこちらはそんな事は知ったこっちゃありません。
褒めて欲しいのはどう考えたって長い時間をかけて生んだ子供(長編の小説)に決まってんだろ! うらああああ! と読者をどやしてやりたくなるのです。
どこかで作品が評価されたらまた読者の偏見も変わってくるのかなとも思いつつ、結局のところ読者の好みはよく分からないから自分のやりたいように好き勝手やってやろうという結論に至りました。
それで生まれた尖った作品群を見てると、不遇というのも時には良薬になるのかもしれません。
一番売れたのは別名義で書いた「泡姫ありえない」ですね。あれはつんどく速報という書評サイトで取り上げてもらった事がきっかけで地味に火が点いて地味にトントントンと売れていきました。
また、当時は読み放題サービスは存在せず、一ヶ月につき一作品だけレンタル可能という制度がありました。内容が内容だけあって証拠を残したくなかったのかもしれません(笑)。
その時は作品の50%だけ読める「お試し版」という作品を出すプロモーションが流行っていましたが、キャンペーンの後には12冊ほどが一気にダウンロードされるという嬉しい誤算もありましたね。数えてませんが、これとデビュー作品の「入間失格」は100部以上の売上があるはずです。
……と、景気のいい話はここまで。
先述の「泡姫ありえない」は短編小説でした。
この知名度をもって新作の長編を書いたらさぞ売れるに違いないという勘違いをこじらせたのが運の尽き。この後に書いた長編は大方見込まれる利益も生み出さずに散っていきました。クオリティも読みごたえも全然上なのに。
もう意味が分かりません。
読者はどこの馬の骨とも分からない作者の小説は火傷しても済むようにあえて短編を選んでいるのかもしれません。
ただこちらはそんな事は知ったこっちゃありません。
褒めて欲しいのはどう考えたって長い時間をかけて生んだ子供(長編の小説)に決まってんだろ! うらああああ! と読者をどやしてやりたくなるのです。
どこかで作品が評価されたらまた読者の偏見も変わってくるのかなとも思いつつ、結局のところ読者の好みはよく分からないから自分のやりたいように好き勝手やってやろうという結論に至りました。
それで生まれた尖った作品群を見てると、不遇というのも時には良薬になるのかもしれません。
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