「東京死体ランド」が面白かった話
- 2018/09/12
- 03:14
本当に千葉にあったよ……(笑)。
隙間社さんの東京死体ランドを読みました。いや、厳密には伊藤なむあひ氏ですか。
最近は時間が無いので結構一括で「最近読んだ本」として紹介しているものがほとんどですが、今作はかなり良かったので単体記事ですね。
氏の作風というか、文体は芸人で言う江頭2:50的というか、短編はすごく面白いけれども、短い作品でないと色々な意味で「持たない」ところがあったのだと思います。
ですが、今回はらしさも出しながら読みごたえのある中編を書いてくれました。先日に紹介していた「異セカイ系」の影響もあったのではないかと思っています。まあ、模倣っていう意味ではないのでそこはご安心を。
私も「死人失格」っていうある意味問題作を書いているのですが(笑)、やっぱりゾンビって題材は現代をディスるガジェットとして優れていますね(笑)。
まあアレですよ。
お前「自分は感染してない」って思ってるみたいだけど、お前ゾンビだからな? みたいな(笑)。
見ようによってはすでに世界にはバイオハザードが起きてるんじゃないかっていう見方が出来るわけですよ。
これでA○Bみたいないっぱい出てくるアイドルゾンビとかいたら面白かったのにと思うのです。
かわいいゾンビに「いやあの死んでみたんですけど、生きてる頃とそんなに変わらないんですよね」みたいなセリフがあったら良かった(笑)。
リロの時は「もうちょっといけるかな」という思いも正直あったのですが、今作は見事突き抜けましたね。
次は長編ですね(無茶ブリ)。
ところで私も新作出します。
今申請中なので、正午あたりにも出てるかも。
タイトルは「かちかち山」……じゃなくて、「カチコミ山」です(笑)。
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