最近読んだ本
- 2018/08/14
- 02:57
「肖像」の作者が書いた作品。
プロットそのものははっきり言って平凡だが、個人作家の間でも話題になっていた通り語り方が抜群に巧いので既視感のある話でも生き生きと描けるのは強い。
なろう作家だったと記憶しているが、ライトノベルではなくど真ん中の純文学がベースにあると思われる。比喩は評判ほどどうとも思わなかったが、全体的な完成度が非常に高い作品。技術的にはすでに完成している。
すまない。実は市川イチ氏と間違えた(笑)。だって名前のリズムが同じなんだもん。
それでもなんか見た事あるなと思ったら「手品師の弟子」を書いた人だった。
やはりKDPでは稀有な純文学の書き手であり、短いストーリーの中にも味わいや深みを感じた。短い言葉で色んな要素を表現出来る才能はやはり稀少。
あとは読み放題のエロ小説をいくらか読んだが少しも面白くなかったのでここでは触れない。
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