1年経っていた
- 2017/10/27
- 12:28
知らぬ間にプロボクサーを辞めて1年経っていました。つい昨日の事みたいに感じられますが、時の流れとは早いものですね。
今だから話せる事、結構ありますね。
まずプロのキャリアに終止符を打った理由なのですが、これは単に長くやり過ぎたというのもありましたし、実力や運の部分もあって不遇時代があまりにも長く続いてしまったせいでキャリア後半はウンザリしながらボクシングをやっていたような気がします。
あの時は正直ヤバかったですね。山中慎介を始めとしたビッグネーム以外の試合は食傷気味で観れなくなっていましたし、とっくに燃料の切れた飛行機でいつまでも滑走路を走っている感じでした。それこそ、亡霊のように。
加えて加齢という要素もあり、プロボクサーという商品として自分を見た時、どこに商品価値があるのかさっぱり分かりませんでした。
それこそ感動ポルノみたいに一生懸命頑張るダメな奴という役割をすれば良かったのかもしれませんが、そこはプライドが許さなかったというか、それで人からお金を取るのは違うと思ったのですね。
どこかしらピリオドを捜していたのでしょう。いつでも打てるのに。
負けたら引退という状況の中、自分の負けが確定しても悔しいとか悲しいとか、まったく感じられなかったのだと思います。そういう領域はとうに過ぎていました。強いて言うなら観に来てくれた人に申し訳ないぐらいですかね。
そんな感じでもう本当に精神がカラッカラの状態だったのですが、それでもボクシングやって良かったか?と訊かれると答えは「はい」ですね。
だって、ここまで往生際悪くやり続けたのだから後悔なんて微塵も無いわけですよ。あれで後悔するならもっと別のところに問題があるのだろうと。
むしろ燃料切れの自分を騙し騙し最後の最後まで鞭打った事は誇らしい事ですかね。いやあ、本当に良かったですよ。
まあ、あえて心残りがあるとすれば自分以外の人の方が傷付いていた事ですかね。勝負ごとだからしょうがないんですけどね。
ここまでやれとは言わないですけど、度を超えた悪足掻きも諦めるいいきっかけにはなりますよと、元プロボクサーだったオッサンからのアドバイスです。
やるんだったら徹底的にやれ。殺されてもやれと、そういう事ですね。
今だから話せる事、結構ありますね。
まずプロのキャリアに終止符を打った理由なのですが、これは単に長くやり過ぎたというのもありましたし、実力や運の部分もあって不遇時代があまりにも長く続いてしまったせいでキャリア後半はウンザリしながらボクシングをやっていたような気がします。
あの時は正直ヤバかったですね。山中慎介を始めとしたビッグネーム以外の試合は食傷気味で観れなくなっていましたし、とっくに燃料の切れた飛行機でいつまでも滑走路を走っている感じでした。それこそ、亡霊のように。
加えて加齢という要素もあり、プロボクサーという商品として自分を見た時、どこに商品価値があるのかさっぱり分かりませんでした。
それこそ感動ポルノみたいに一生懸命頑張るダメな奴という役割をすれば良かったのかもしれませんが、そこはプライドが許さなかったというか、それで人からお金を取るのは違うと思ったのですね。
どこかしらピリオドを捜していたのでしょう。いつでも打てるのに。
負けたら引退という状況の中、自分の負けが確定しても悔しいとか悲しいとか、まったく感じられなかったのだと思います。そういう領域はとうに過ぎていました。強いて言うなら観に来てくれた人に申し訳ないぐらいですかね。
そんな感じでもう本当に精神がカラッカラの状態だったのですが、それでもボクシングやって良かったか?と訊かれると答えは「はい」ですね。
だって、ここまで往生際悪くやり続けたのだから後悔なんて微塵も無いわけですよ。あれで後悔するならもっと別のところに問題があるのだろうと。
むしろ燃料切れの自分を騙し騙し最後の最後まで鞭打った事は誇らしい事ですかね。いやあ、本当に良かったですよ。
まあ、あえて心残りがあるとすれば自分以外の人の方が傷付いていた事ですかね。勝負ごとだからしょうがないんですけどね。
ここまでやれとは言わないですけど、度を超えた悪足掻きも諦めるいいきっかけにはなりますよと、元プロボクサーだったオッサンからのアドバイスです。
やるんだったら徹底的にやれ。殺されてもやれと、そういう事ですね。
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