玉手箱玉手箱

いつか書いてやろうと思って6ヶ月放置していた新作を読んだ。

改訂したいなという部分がいくらかありながらも、我ながらよくこんな文章を思いついたなという箇所が散見された。やはり私は天才だったらしい。……半年前までは。

冗談はさておき、どこかで隙間時間を利用して書けたらなと思っている。

今までの忙しさがスーパーヘビー級だったとすれば、あと少しでヘビー級ぐらいに落ちる。あんまり変わってないな、うん（笑）。

むしろさらに忙しくなるんじゃないかという懸念もある。まあ悩んでも仕方ない。明日の事は誰にも分からないから未来が創造されるのだ。

問題はアレだ。本人しか分からないプロットを半年間放置したせいで、一体自分が何をしようと目論んでいたのか、皆目見当がつかない。

もう新しい作品を一から書いた方が早いんじゃないかとは思いつつ、まあゆっくりやっていけばいいやと思っている。

最近如月恭介さんが復活するらしいという噂を耳にした。娘さんが大きくなって色々大変なんだろうなと思う。最近はデキ婚とバカにしていた友人に正直スマンという気持ちになってきた。

それはさておき、如月氏はKDP黎明期から活動していたから、少なくとも5年くらい前からは小説を書いているのだろうけれど、考えみたら小学校1年生の子供なら6年生になっているんだよなと。

ヤベエな。ああヤベエな。

玉手箱玉手箱。

私はどういうわけか見た目が変わらず、久しぶりに友人と再会したら10年以上変わらない容姿に変などよめきが起きていた。

浦島太郎よ、あんたはこんな気持ちだったのか？

自分の歩んで来た人生に少しも後悔は無い。
だけど、時々自分の足跡を振り返るとその長さにひたすら驚いてしまうのだ。

ひたすら、そう。

その長さに……。

入間失格で書いた千代が実在していたら18か。

時の流れは残酷ですな。

でも、爪痕は残る。

あなたの心にも。私の心にも。

生爪が剥がれても、誰かの胸に一筋の爪痕を残そうとまだもがいている。

それがただの傷痕に終わるのか、それとも暖かい炎になるかは……まあ知らん。

知らんけれど、努力はしよう。