おそらく人生の運を使い切った
- 2022/10/30
- 22:47

先日に少しだけ言及していた「当たったもの」ですが、それが本日届きました。な、なんと「ハナカク」のPIXIV FANBOX限定でしか手に入らない直筆のイラスト色紙でございます。正直、もう嬉しいとか通り越して意味が分からない感じですね。当たるとは思っていなかったので。現在著者の松井勝法氏はアニメ化へ向けた別の作品を鋭意執筆中のようですが、やはり私にとって氏の代用作は「ハナカク」であり、個人的につらい事があった時期...
新作の断片
- 2022/10/25
- 16:12
――動画が終わる。「どう?」 上原舞の顔に、期待に満ちた笑顔が溢れている。整形なのは有名な話だが、それさえ気にしなければ天使に見えた。「こりゃすごいな。どんな選手が出てくるのか」 小幡は舞が何を言いたいのか八割ぐらい理解していたが、あえて話題を逸らした。「う~ん、私が聞きたいのはそんな言葉じゃないんだけどな~」「君は世界で一番かわいい」 棒読み。嫌な予感がプンプンする。そこには近付きたくない。「そ...
近況(やっつけ)
- 2022/10/23
- 23:49
書いてます。文字数だと34,000字ぐらいで、普通に年内リリース絶望的だと思いますが(笑)、それでも最近だと書いた方。ある程度型は決まっているのですが、やはり書き上げには時間がかかります。最近はやはり移動時間、および仕事の休み時間に読んでいるのですが、「出会ってひと突きで絶頂除霊!@comic(3)」の出来に大満足というか、俺の望んでいる出会って~を完全再現してくれているという点で本当に素晴らしいですね。あ...
妄想癖の激しい人は、それを物語にした方がいい
- 2022/10/17
- 00:08
新作を少し真面目に書いて、ようやく30,000字を超えました。まだまだまだまだ序盤ですが、もうちょっと真面目に書いていかないと本当に完成しねえなあといった感じです。タイトルの件ですが、まあそのまんまですね。世の中には結構な数で妄想癖の激しい人がいるじゃないですか。かく言う私もその手の人ですが、例えば進学塾のポスターが駅に貼ってあって、物憂げな美少女が二人映っているのを見た時、「片方がアイドルになり、彼女...
新作の断片
- 2022/10/10
- 15:26
――試合当日、小幡はデビュー三戦目に快勝した。前戦二試合とは打って変わって、生き生きとした動きでリングの上をサークリングすると、追い足の無い対戦相手をピラニアのように縦横から喰い尽くした。 不用意に出したジャブに右クロスを合わせると、凄まじい勢いで踏み込んで左右のフックとアッパーで滅多打ちにした。短い時間に十発近い連打を受けた相手は、ガードを固めたまま崩れ落ちた。レフリーは問答無用で試合をストップ...
最近読んだやつと読みたいやつ
- 2022/10/10
- 00:42
新作をとりあえず書いていますが、22,000字まできました。ですがまだ序盤も序盤というか、誰とも闘っていないですね(笑)。素材的に早く書いた方がいいのではないかとは思うのですが、ラッキー隔離があるでもなく、常人の3倍ほど働いている忙しい日々がひたすら続くので、なかなか進みません。書きながら移動時間を中心に読んではいます。最近だとヘルドッグスの最終巻が出ました。これは本当に完成度が高かったというか、正直あ...
新作の断片
- 2022/10/07
- 01:08
大迫の指導するボクシングが影も形も無くなっていた。小幡はバックステップで攻撃を外し、すぐに素早く踏み込んでカウンターを打ち込む縦系の動きに戻った。ガードは緩く、身体を軟体動物のように動かして攻撃を外す。 スウェーバックしながらのアッパー。大迫が大嫌いでやれば絞首刑にされかねない禁断の技――小幡は自由に伸び伸びと、大迫の指導を完全に無視するような闘い方をしていた。 大迫は視界から消した。見たくないも...
今後の意向
- 2022/10/02
- 23:38
現在「無敵の人(仮)」という新作を書いていますが、まだ序盤も序盤というか18,000字ぐらいしか書けておらず、「TSくノ一忍法帖」の新作でやった分冊版という手を使うと収拾がつかなくなりそうなので、今回はすべて書いてから出そうかと思っています。しかし時間が足りませんねえ。年内で新作はあまりリアルではなくなったので、私の作品では珍しく成人向けの描写が(多分)無い「獄童アイソレーション」をカクヨムで少しずつ連載...
新作の断片
- 2022/10/01
- 23:33
大迫は才能の無い選手が嫌いだった。才能のある選手でも、自分の至上とするボクシングを継承しないボクサーは徹底的に嫌った。 才能があり、大迫の教え方が合う選手はどんどん強くなった。その中には日本王者になった者もいた。 だが、合わない者は徹底的に合わなかった。 持ち味を否定され、常時委縮気味で、得意の武器も掻き消された確信とともにその威力を失っていく。選手の中には考える事を放棄し、ロボットのようになっ...