新作の断片(「悪人の系譜」に出て来た大二郎を出そうかと)
- 2021/09/30
- 01:33
「いい女になったな」「殺すぞ」 ニヤニヤと笑いを浮かべる褐色の男前。大二郎(だいじろう)は芹沢の変化にさして動揺していなかった。日に焼けた筋肉質な身体。鋭い眼。短く刈り込まれた金髪。こっそりEXILEに混ざってもバレそうにない男前。だが、その過去はやはり人並みではない。 地方で猛威を振るった半グレ集団――トゥームストーン。対抗勢力の巣窟に一〇トントラックで突っ込み、火炎瓶が飛び交う中でナイフや金属バ...
自分用メモ
- 2021/09/25
- 00:59
くノ一忍法 金色聖水(こんじきせいすい) 自家中毒になる寸前まで全身の毒素を凝縮し、排尿して敵に呑ませる恐ろしい技。喰らった相手は想像以上の毒素に耐え切れず絶命する。術者が毒を盛られた時にその威力は倍増する。...
自分用メモ
- 2021/09/24
- 02:04
くノ一忍法 久遠の闇相手の発する体臭やフェロモンを偏った形に強制再構築する忍法。この術にかかると永遠に闇属性(世間で言うメンヘラ系や病んでる女)限定で異常にモテるようになる。一見幸せに見えて、その効用に気付くと未来に希望が持てなくなる恐ろしい技。...
書き方系の本はあんまり読みすぎない方がいい
- 2021/09/23
- 16:13
今まで散々ノウハウ本を出しておいて「お前が言うな」と言われる事が避けられないような気がしないでもないですが、小説を書く層に好んで読まれる「〇〇の書き方」系の本はあまり読みすぎない方がいいんじゃないかと。先に言及しておくと、たしかに中には良書もあるし、非常に参考になった話もありました。「ミステリーの書き方」なんかはかなり参考にはなったのですけど、技術的な事というよりは書き方の姿勢ですかね。 今でも...
書き続けないといけない訳
- 2021/09/23
- 01:57
今年でどうもKDPに参入して8年経つようですけど、過去の自著を眺めまわしていて驚いた事があります。それは自著の「KY」が2014年の作品であった事が分かった事ですね。もう7年前になるのですか……。あの作品はそんなに肩ひじ張らなくても良い作品は作れるという確信を得た、一種のターニングポイントになった作品でもあったのですけど。それでも7年経つのですね。おそらくこの「界隈」という中でこれだけ継続的にずっと作品を書き続...
新作の断片
- 2021/09/21
- 02:19
扉へ近付く、またカードキー。蹴り開けようとしたが、ビクともしない。 パネルを操作する。顔をパネルに合わせるように言われた。エラー。網膜センサーで照合をしているようだった。 苦痛に呻く半グレを見やる。髪の毛を引っ張り上げて起こすと、小太刀で首を斬り落とした。 生首。驚愕に目を見開いている。網膜センサーにかざした。ピンポンと間抜けな音が響く。横にスライドするドア。網膜が登録されている生首だったようだ...
新作の断片
- 2021/09/20
- 00:30
鍵の無い小部屋に入る。ロッカーだった。ここなら作業着なり白衣なり、何かしら着る物があるかもしれない。 一つ一つ扉を開けていく。 69番のロッカーを開けてフリーズする。服はあった。だが、あったのはコスプレセットの嘘くさい制服だけだった。 JK、看護師、メイド。他に選択肢は無かった。 JKを選んだ。背に腹は代えられなかった。他の制服は違う問題を引き込みそうに思えた。デリヘルの女でも呼んで着せるつもりだ...
新作の断片(くのいち忍法帖をパクるでござるござるの巻)
- 2021/09/18
- 01:14
揺れる金髪。これでもかと盛った睫毛。大きな瞳。髪の隙間から見える剥き出しの乳房。形が良く、育ちのいいプリンのように弾んでいる。「おお、おおぅ……」 半グレ達が勃起しながら突如現れた絶世の美ギャルへと歩み寄っていく。そのさまは獲物を見つけたゾンビのようだった。 手招きするギャル。まんざらでもない。間違いない。ビッチだ。天使のビッチだ。 半グレ達が一斉にズボンを下げだし、下半身を剥き出しにした。天を突...
自分用メモ
- 2021/09/17
- 01:29
必殺技神空手淫(かむそらしゅいん)敵の性欲に共鳴する淫猥な思念を送り、神が手コキをしているかの如き超高速の手コキ感を与える。喰らった者は勃起したまま死ぬまで射精して絶頂とともに死ぬ恐ろしい技。敵が自分に対して性的な欲望を持っていると、その度合いに応じて威力が増す。ザラキのように複数の相手へ一気にかける事が可能。...
「ギャルごはん」一気読みの巻
- 2021/09/16
- 01:12
先日ちょっと触れた「ギャルごはん」、まさかの一気読みですべて読んでしまいました。想像以上に面白かったというか、最近渇望していたものがそのまま来た感じでした。 ストーリーをすごい簡単に説明すると、学校の成績があまりにもヤバ過ぎるギャル、岡崎みくが学校を退学にならないために「救済措置」として矢部真司先生の担当する料理部に入部します。そこで色々とやらかしながら二人はともに成長していくという話なのですが...
AMAZONの戦略にハマるオッサン
- 2021/09/14
- 01:12
結局5巻までの読み放題を一気に読破し、6~10巻(最終巻)まで全部大人買いしてしまいましたよ。 これ、本当に止まんないですね。一途なギャルって最強でしょう(笑)。次に読もうとしていた小説が手に付かないので先に最後まで読んでしまおうかと。...
書いてるよ
- 2021/09/12
- 23:53
新作、色んな作品の要素をパクってごった煮にしようかと思っています。「名無しの挽歌」と「泡姫ありえない」が無料キャンペーン中なので、新作が出るまでヒマつぶしにでも読んでもらえればと。 「名無しの挽歌」はわなび物を書いていた頃の集大成というか、おそらくこの路線でこれ以上の作品を書くのは不可能だろうと思えた作品です。「泡姫ありえない」は思わぬ角度からヤフーニュースに載ってしまった作品(笑)。誰もが楽し...
オッサンの近況報告
- 2021/09/12
- 00:40
新作ですが、これまた蟻んこが歩くようなペースで書いています。今のところ10,000字ほど。例のどんな状況でも400字は書くルールを適用しています。まだまだ話は序盤というか、半グレの主人公が女体化したあたりですね。佐藤鷹の指マンで強制的に女の悦びを知らされる下りがあります(笑)。あんまり時間も無いので報告もそこそこにですけど、現時点では百合要素はあんまり入らなそうな……。展開次第で分かりませんけどね。あとはKU...
新作の断片
- 2021/09/11
- 01:04
(補足:主人公はヤバい薬を打たれて女性化しています) 何かが高速で揺れる音。薄目をぼやけた目の前に向けると、小刻みに揺れる棒状の物が映った。 ――バイブ。一度も使った事のない、大人のオモチャ。「やめろ……」 消え入りそうな声をひり出した。 かすれた声。諦念以外にはきっと何一つ伝わらない。 バイブの先端が陰唇に当たる。振動。快楽と屈辱を孕んだ電流が全身に広がっていく。 声を上げないように歯を食いしばる。...
新作の断片
- 2021/09/10
- 00:47
「濡れているじゃないか」 宝塚めいた声。相手を征服した時に男が発する典型的な台詞。声のせいで妙な艶めかしさがあった。 佐藤鷹が光の乱反射するぬめりを見せる。淫猥な糸。垂れて空気中に溶けていった。 屈辱と快楽の残り香が同時の脳内を駆けていく。女だけが持つはずの悦びが、胸の奥に熾火のように熱を持っていた。屈辱だった。「っ……!」 悔しさに唇を噛む間もなく、また佐藤鷹の指が芹沢の秘部に滑り込んでいく。濡れ...
あきらめた
- 2021/09/05
- 00:05
現在執筆中の新作ですが、でんでんコンバータ仕様の雑な第一稿でも連載にしてやろうかと思っていましたが、気が変わったので連載はせず、出来上がるまでは要所要所をかいつまんで出していこうかなと思います。ぶっちゃけブログを書いている時間を短縮したかったというのが大きかったのですが、ブログも不思議なもので何も書かないと電子書籍の売上が無くなってしまうのです。おそらくブログで常に「私はここにいますよ」と発信して...
新作の断片
- 2021/09/01
- 01:10
――ぶっ潰してやるよ。 芹沢は相手が巨大であればあるほど反骨心と敵意を滾らせるタイプだった。そこには嬉々として熊殺しに向かう格闘家に近いメンタリティがある。溢れる殺気――全身をめぐる細胞の半分は闘争心で構成されている。 全身を武器で固めると、タワーマンションのエントランスへと向かった。天井の隅に設置された監視カメラをサブマシンガンで破壊する。 特殊警棒でエントランスの自動ドアを殴りつける。強化ガラス...