「異セカイ系」犯人はあんたや
- 2018/08/31
- 03:16
犯人はあんたや。 舞城王太郎。 夜中の3時に、なんでこんな記事を書こうと思ったかわからん。 巷で噂の「異セカイ系」、隙間社さんが面白そうに読んではったからついつい買うてもうた。影響の受けやすいやつって言われるかもしれへんけど、実際おれは好きな作品を露骨にパクる。 ま、そんなことはええねん。 最初はな、隙間社さん発信っていうのもあって、「なんか伊藤なむあひさんが次回作のネタ思い浮かばなくて舞城...
さっき考えた箴言
- 2018/08/29
- 13:15
忘れてはならない。この世には作者だけが隠れた名作だと信じきっている駄作が溢れている事を。スポットライトが当たったクソはThis is it!というより、より鮮明なThis is shitになるだけなのだ。...
和楽器バンドの「オトノエ」が今年ベストになりそうになった名盤だった件
- 2018/08/28
- 12:56
知らぬ間に和楽器バンドが新譜を出していたので1ヶ月前ぐらいから聴き込んでいるのですが、これかなりの名盤なのではないかと。 今年は陰陽座が新譜を出してたので今年のベストアルバムはまあこれで決まりでしょうという感じはありましたけど、ちょっと分からないですね。 しかも今年はDIR EN GREYも9月に新譜を出すとかで、今年は外タレ不要の豊作になりそうです。プリーストの新譜も良かったけど聴いたタイミングが良く...
最近読んだ本
- 2018/08/28
- 03:27
途轍もなく面白かった。著者の最高傑作なのでは?400ページ超の小説だったが、ジェットコースターのように一気読みした。のっけから最後まで殺し殺し殺しだが、ページを捲る手が止まらない。やはり深町秋生はこれしか書かないでいいと思わせる傑作であった。 電子書籍が10円セールになっていたのを発見したので購入。短い割にはよくまとまっている。特に最後の米国の中東進出のくだりなんかは実に鋭いアレンジだったのではな...
実際にカマラーゾフの兄弟を書いたらえらく大変なんだろう
- 2018/08/27
- 02:36
おそらく個人出版界で一番ドストエフスキーの影響を受けているであろう私が、とある個人作家が「カラマーゾフの兄弟」を読んでいる情報をキャッチした。これは見過ごすわけにはいかない。というわけで、わりとスタンダードな「カラマーゾフの兄弟」(以下カラ兄)の楽しみ方を紹介します。まず私が愛読していたカラ兄は新潮文庫のやつですね。上中下巻が信号みたいに三色に分かれているところも好き(笑)。 ここで翻訳...
最近読んだ本
- 2018/08/24
- 03:31
最近すっかりハマっているが、一度読み始めると止まらない。特に最新刊の7巻はタフの一番面白かった時に匹敵するかそれを超える面白さ。結局人外の力を使うところまではくれぐれもいかないで欲しいが、この際面白ければなんでもいい。 選んだのは俺の作品が触れられてたから。冗談だ。2割だけ。ともあれ折羽ル子氏の作品とともに好き勝手書評しているのは個人的に好きだった。どの作品にも同じスタンスで色々書いていいんじゃ...
「はぐれアイドル地獄変」の作者が予想通りタダ者ではなかった件
- 2018/08/21
- 02:43
まだ決まっていませんが、またしばらく潜らないといけないかもしれません。理由は単にリアルのお仕事量が40マーダー(私が勝手に作った仕事の過酷さの単位)から48マーダーに上がりそうな兆しがあるからです。今から既にげんなりしています。それはさておき、昨日のブログで紹介した漫画「はぐれアイドル地獄変」ネタです。 読めば読むほどすごいというか「アンタ何者だよ……」みたいな思考が出てきたので、作者の経歴を...
最近読んだ本
- 2018/08/20
- 18:00
読むタイミングは今だと一気読み。最初はチャンドラーの「ロング・グッバイ」レベルの作品を希望していたせいか、ちょっと肩透かしのような印象を受けたけど、先入観を消してから読むとこれが面白い。後半はちょっと止まらなくなった。時代に淘汰されない作品にはやはりそれなりの理由がある。もう一回時間を置いて読みたい。 1巻が面白かったので。おっぱいがバンバン出てくるが、人目を憚らず山手線で一生懸命読んだ。隣...
王道で人を納得させるのは大変なのですよ
- 2018/08/20
- 03:06
久しぶりに映画を日本観ました。一つはミッションインポッシブル最新作。もう一個はWOWOWで今さらながらの「君の名は。」はっきり言いましょう。ミッションインポッシブルは面白かった。でも、それが問題にならないほど「君の名は。」は面白かった。ちょっと後悔しています。話題になった頃にキンドル本の小説だけ読んだ時の印象は「まあ面白いけどよくある話なんじゃね?」ぐらいに感じでしたが、この作品については映像の方が断...
ただの思いつき
- 2018/08/17
- 02:45
なんとなく思いついたのですが、今まで電子書籍界隈とやらにいて知ったはいいけどヤバ過ぎて発表出来ないネタやらスキャンダルがあります。それをまとめて書籍に……すると自分の身に危険が及びそうなので、全部中身を英語表記にして出したらどうなんだろう? という考えが出てきました。あの有名レビュアーの本名は○○でセミナー開いてるとか、奇書 狂狂まわるに隠された暗号を解くとこうなるとか(笑)。やったら面白そうではあり...
山裂き夏のパロ祭り
- 2018/08/16
- 02:58
さっさと次を書かないといけないのでお茶にごしとして無料キャンペーンです。「入間失格」、「暴っちゃん」、「恥極変」が8月17日(金)午後5時頃より無料配布です。 「入間失格」、「暴っちゃん」は5日間。そして思ったよりも前回キャンペーンがスベった「恥極変」は2日間無料になります。太宰、夏目、芥川の偽物が踊り狂うカオスな夏をお楽しみ下さい。...
最近読んだ本
- 2018/08/14
- 02:57
「肖像」の作者が書いた作品。プロットそのものははっきり言って平凡だが、個人作家の間でも話題になっていた通り語り方が抜群に巧いので既視感のある話でも生き生きと描けるのは強い。なろう作家だったと記憶しているが、ライトノベルではなくど真ん中の純文学がベースにあると思われる。比喩は評判ほどどうとも思わなかったが、全体的な完成度が非常に高い作品。技術的にはすでに完成している。 すまない。実は市川イチ氏と間...
正義って相対的なもんなんですよねえ……
- 2018/08/13
- 02:30
小説と比べ、ボクサーだった事は割と公然と知られているので、最近よくアマチュアボクシング連盟のいざこざについて意見を訊かれます。末端勢力ではあったものの、私もプロ・アマ両方経験がありますので、「山根会長の件をどう思いますか?」って訊かれると、「ま~おかしな判定だったら先代の頃から普通にありましたけどね(笑)」と答えるようにしています。というのも、ある意味勝負事の鉄則というか、おそらく怖いからみんな口...
プロフェッサービッグバードの憂鬱
- 2018/08/10
- 03:38
昔の読者を名乗る人間からメールが届いた。応援に見せかけた脅迫。私が闇に葬った黒歴史。それが電子書籍で出ているではないか。ペンネームには昔使っていたルナシロシンゴの名前が刻まれている。酔っ払って作った新作だったが、案外よく出来ていたので、童貞向けの道徳書として発表していたのを思い出す。あの時、ブライアン・ワーナーに文藝活動が暴露され、私は教職を追われる事になった。ワーナーは痴漢(冤罪)で逮捕されてい...
境目
- 2018/08/07
- 03:59
ヤフーの広告だったかなんだかで知った「愛と呪い」という漫画があったのでDLして読んでみました。 以下、内容紹介から抜粋。物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き...
最近読んだ本
- 2018/08/03
- 05:21
Amazonの通知メールで新作が出ているのを知って即買い。やっぱり面白い。短編集でライトな読み方が出来るが、一つ一つの話に読み応えがあり、うまくやればいい感じに映像化も出来そうな気がする。ライトにアウトロー物が読みたい人はどうぞ。 kindle版の予約が始まっていたのを発見して即買い。すげえ面白いとは思うけど、どうしてR18にならないかは分からない(笑)。確実にオカズにした人はいると予想される。でも純粋に物語...
「裸娼門」の無料キャンペーンが始まりました
- 2018/08/02
- 02:37
「裸娼門」の無料キャンペーンが始まりました。 分母は大きいはずですが、見事にコケています(笑)。ツイートやら感想で応援していただいた方はありがとうございます。こういうの見るとついつい「もう売れなくてもいいや」とか思っちゃうんですけどね(笑)。キャンペーンはあと二日。まだ手に入れていない人は、未来の教科書小説をこの機会に読んで下さい。バカでも分かる本家「羅生門」の解説本の役割も果たしています。...