部屋と悪魔ドラとあたし
- 2016/02/28
- 23:14
「ねえ、あたしのために本をつくってくれない? あなたにしか作れない特別な本」 君は笑い、少しだけ哀しそうな顔をした。 人生とは無慈悲だ。 俺の気分を象徴するように降り注ぐ驟雨。傘を持っていても意味を成さない。 でも、俺は構わなかった。いっそこの雨がすべてを洗い流してくれたらと思っていた。 この日、婚約者に捨てられた。理由は「好きな人ができたから」という、単純明快かつこれ以上ない理由。冷厳なる現実と...
忌憚無き意見とは難しい
- 2016/02/27
- 00:24

なんか仮想空間上に水墨画の電書ちゃんが出回っていたらしいのですが、時既に遅く、発見出来ませんでした。どんなのだったのだろうと妄想をかきたてながら5分ぐらいかけて自分で描いてみましたが、意外にまともな絵になっていたのでちょっと笑いました。まあそんな事はどうでもいいです。今回はまた悪ドラ会系(語感が住○会系っぽいですが 笑)の話題ですね。今まで散々書いてきたように、悪ドラ会はヘリベマルヲ氏の書いた新作...
そろそろエージェントの時代が来るか?
- 2016/02/25
- 23:43
最近ふと思ったのですが、「芸術的な分野が全体的に部活化していないか?」という疑問がございます。最初にそれを感じ始めたのは某ダンスユニットの主力が19歳で芸能界を引退という話ですかね。往生際の悪さなら日本でもトップランカーの私は「そんな若さで……」と思ってしまいましたが、若くして何かを成し遂げるって事はそれだけ可能性と才能を秘めているって事でしょう?いや、余計なお世話ですけど、「そこで辞めちゃったら何...
私が辛い評価をしなくなった理由
- 2016/02/23
- 13:52
今回はやや焦げ臭い話題です。とは言っても、誰かに対する当てこすりではありませんので、たまたま該当してしまった人は悪しからず。私は小説やら映画、音楽について触れる時、極力嫌いなものには触れないようにしています。というのも、他者のブログ記事やら呟きを見ていて、何かの創作物を切り捨てる内容のものは大体嫌な気分にしかならないからです。まあ、私もそこそこ毒は吐きます。ある程度ブーメランなのも分かります。です...
893の勉強
- 2016/02/21
- 23:48

新作の執筆は117,000字まで到達。そろそろ終わりが見えてきたか。昨日書き忘れた事を一つ思い出しました。最近こんな本を買ったんですよ。これと全然関係ない本を買いに行ったらこれが平積みされていて、ふと思ったのです。「そういえば『悪人の系譜』では半グレみたいな人種を書いたけど、本格的なヤクザの勉強も必要だよな」と変な向学心を出してしまったわけです。それで迷い無く平積みされていた本著を手に取りレジへ。堂々と...
悪魔の新作リリースのお知らせ他
- 2016/02/21
- 00:55
グハハハ、今日は聖飢魔Ⅱのミサ(ライブ)に言っていたから我輩のキャラが少しばかりおかしいぞ。前から知っていた事だが、やはり聖飢魔Ⅱのショウはヤバかった。今年で結成30周年(!)になった彼らのワンマンライブは初めて観たわけだが(震災イベントでちょっとだけ観た事はあったがチケットが取れなかったのだグハハ)、LUNA SEAといいX JAPANといいベテランバンドの磐石ぶりがヤバすぎて若手がかわいそうになる。いや、訂正...
さっき考えた箴言
- 2016/02/19
- 00:24
努力賞とは学校教育が作り出した悪しき慣習だ。お陰で頑張る人間は常に報われないといけなくなった。努力が実を結んだ方が駄目な人間にとって都合がいいからだ。ただ、非常に困ったことに、勝利の女神は空気を読んではくれないのだ。そう、貴様と同じように。...
ヘリベマルヲ氏「悪魔とドライヴ」書評
- 2016/02/17
- 00:22

先日に紹介したヘリベマルヲ氏の新作「悪魔とドライヴ」を読了した。分かっちゃいた事だが、やはり「悪魔とドライヴ」は紛れも無い傑作だった。ストーリーを紹介しよう。この物語の主軸となる人物は辻久太郎(つじ きゅうたろう)。公立高校の教師をやっていて、学生からは辻Qのアダ名で呼ばれている。彼は誰にも読まれない小説を一人で書いている。ある日、田崎という老人から「Q」という名前のバーを任される。店番をこなして...
ヘリベマルヲ氏が「悪魔とドライヴ」をリリース
- 2016/02/14
- 23:08
よう、今日は久しぶりにこのキャラでいくぞ。いつにも増して盛大に毒を吐いていくから覚悟しろ。新作の執筆は107,000字まで行った。あんまり時間は割けなかったが、執筆自体はスムーズに進んだ。断片を公開したところ、早くも身内ネタにダメ出しされている。でもな、身内ネタにダメ出しする人間っていうのは必然的に身内なんだよ。いっぺん自著に「一部の人間にしかわからないネタを」云々と書かれたと思うが、その時点で自分が業...
次回作の断片
- 2016/02/14
- 11:40
地獄を味わったからといって、地獄に慣れる事はない。つまり、営業初日と変わらず俺は中西の裏拳を喰らい続けた。 運転が荒いと裏拳を喰らい、得意先での態度がなっていないと裏拳を喰らい、営業車中の会話がつまらないという理由で裏拳を喰らった。なんで裏拳なのかは分からない。 営業が終わって事務所に戻ると、ひたすら伝票を上げる作業が待っていた。会社はいかにも地方の中小企業といった感じで、アナログな環境のまま現...
「悪人の系譜」のプロットノートを晒してみる
- 2016/02/13
- 11:48

拙著「悪人の系譜」のプロット(というかメモ書き)を晒してみます。普段はスマホ一本なんですが、この作品では人物の相関とかが複雑だったので可視化しないと厳しい部分がありました。スマホのメモはどっかに行ってしまったので(笑)見つかったら公開してみます。当然ネタバレはありますのでご注意を。これが最初の構想部分ですね。出先で作品のアイディアが浮かんだので、慌ててメモに取ってそのままノートに貼り付けました。鉛...
如月恭介氏「ミッドナイト・ブルー」書評
- 2016/02/12
- 23:49
先日に紹介しました、如月恭介氏の新作「ミッドナイト・ブルー」を読了しました。ストーリーをざっくり説明すると、この小説では二つの世界が同時並行(?)していきます。一つは修一というサラリーマンが生きる世界で、こちらは現代の日本といったところでしょうか。修一はダメなサラリーマンとして退屈な日常を送っています。そんな中、彼は最近不思議な夢を見るようになったのです。その夢の世界こそが表紙でも表現されている世...
さっき考えた箴言
- 2016/02/11
- 17:11
ステマをやっている作家には天誅よろしく低レビューを投じてもいいか。それじゃあその犯人を見つけた俺がバットを背負ってそいつの家に行ったっていいよな? だって、お前は手段を選ばなかったじゃないか。...
如月恭介氏が新作「ミッドナイト・ブルー」をリリース!
- 2016/02/10
- 23:59
このブログでもお馴染みの如月恭介氏が新作を発表しました。タイトルは「ミッドナイト・ブルー」です。以下、商品説明より抜粋二人の男がいた。まったく異なる時空に生きる、二人の男が。 一人は、自分のことが想い出せないでいた。どうしてここにいるのか、どうして戦っているのか―― また一人は、すっかり生きる気力を失っていた。惰性で生きる怠惰な毎日、いったい何のために生きているのか―― あるとき、二人は夢を見た。お互い...
さっき考えた箴言
- 2016/02/10
- 23:11
ダーティーテクニックとしてあるものを、わざわざやっていいですかと訊くバカがいるせいで規制は強化される。その結果規制は無意味に厳しくなり、誰一人として得はしない。その裏側には、責任を取りたくないという汚い根性がある。...
さっき考えた箴言
- 2016/02/10
- 14:17
ネットの関係でも立ち居振る舞いを見ていれば相手の姿が見えてくる。意外なほどに、小賢しい計算も見抜かれている。あなたの友人を見くびらない方がいい。...
さっき考えた箴言
- 2016/02/10
- 09:21
文句を言うばかりの人間には野党根性が染み付いている。彼らを黙らせたければ、一度彼ら自身で舵取りをさせてみればいい。そこで初めて自分に無能ぶりに気付くだろうから。...
さっき考えた箴言
- 2016/02/09
- 11:07
悪人を書く時は本当に極悪人を書け。世界ではテロリストが幼女をレイプして殺すなんて事は当たり前にある。たかだか文字表現でそういう領域から引き下がってどうする?...
さっき考えた箴言
- 2016/02/09
- 11:05
ペンネームは世間に対する盾のようなものだ。「これ以上どぎつい描写を書いたら近所のババアに悪い噂を流されるんじゃないか」と心配になるなら迷わずペンネームを使え。それは決して卑怯ではない。...
進捗報告と界隈の動きと無料配布のお知らせと
- 2016/02/07
- 23:47
新作は95,000字まで到達。まだ終わる気配は無し。面白いのかどうか不安になる事もあるけど、自分で途中経過を携帯のメルアドに送ったものを読むと面白いと感じられるのでまあOKか。今週は色々と忙しかった(というかDIRのガチライブレポのせいで)せいであまり進みませんでした。着地点に行くまではもう少しエピソードを重ねないとダメだな、と。そうそう、前回書き忘れたんですけど、最新作の「ナノマシン反対!」で毎月リリース...
俺が考えたAKB商法の対案
- 2016/02/07
- 00:28
いまやCDの売上構造をまるで変えてしまったAKB商法ですが、その裏側には「買った瞬間に廃棄物と化すCDがもったいない」という批判がありました。私はむしろアンチAKBの側にいる人間なのですが、なぜかこの商法の対案を考えつきました。アンチのくせに我ながら名案すぎるので発表したいと思います(笑)。それは、政治パーティー方式です。政治パーティーとは文字通り政治家が資金集めのために開催するパーティーで、売上から経費を...
さっき考えた箴言
- 2016/02/06
- 09:54
作家はツイッターをやらない方がいい。心の内にあるモヤモヤしたものこそ物語の源泉となるのに、それをスッキリさせてしまったらネタが無くなるに決まっている。...
DIR EN GREY 2016.2.5@日本武道館ライブレポート
- 2016/02/06
- 00:51

「ARCHE」と最新アルバムの名を銘打たれたDIR EN GREYの公演に行って来た。 武道館のファサードを通り過ぎると、小さな小屋に首無しのオブジェがあった。無理くり名付けるなら首無しタコ女というところだろうか。 クロークにコートを預け、バンドTシャツで凍える気合の入ったファンと開演を待つ。 武道館内部はエリア別に小さく仕切られており、そのお陰かダイブやモッシュは起きなかった。ただ、観客の熱度は高い。 舞台が...
作家は既視感を畏れないければいけない
- 2016/02/03
- 23:40
現在新作の「ナノマシン反対!」が無料配布中です。どうやらわざと無料キャンペーンを外して買ってくれた方がいるみたいで感謝です。デイジーや電書ちゃん、個人作家の方々も宣伝に協力していただいてありがとうございます。さて、最近またわなび箴言を書き綴っているのですが、その中にはこんなのがあります。作家は既視感を畏れないければいけない。新人に紋切り型の作品を書かせるぐらいなら、落ち目のベテランを使った方が安定...
新作「ナノマシン反対!」リリース!
- 2016/02/02
- 00:07
新作のリリースです。タイトルは「ナノマシン反対!」です。以下、商品説明より抜粋 新しいテクノロジーの導入には、必ず未知の危険性が潜んでいる……。 これから遠くない未来、ナノマシンが実装された場合にどのような社会問題が起こるのか。月狂四郎がまるで未来に怨みでもあるかのように警鐘を鳴らす。きっと、未来でも使う側は進化していない。 短編二編とでっち上げの論文という新しい構成のSF作品。≪収録作品≫1 co.Akuma...